Bon Bon Boyband ! Man Man Manband !

海外Boyband/Manbandのニュースに簡単なコメントを添えたブログです。

<2021年ピックアップ Boyband vs. Manband> 11日めは'Rule the World' by The Wanted vs. 'Enough Is Enough' by Gary Barlow (TAKE THAT) & Beverley Knight!

2021年ピックアップ 、11日めは、年の瀬も押し迫った12/28。

 

 

 

 

本日が仕事納めの方も多いのでは。本当にお疲れ様でした。

 

 

 

 

さて、先攻boybandは、今年まさかのカムバックを果たしたこの5人!

 

 

 

 

'Rule the World' by The Wanted (2021/10/14 MV公開)

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The Wantedメモ

オーディションきっかけの結成だったせいか、メンバーの仲はそこまで良くなかったと聞く。解散後の活動もバラバラ、お互い連絡を取ることもなく、住む国すら違っていた彼ら、だが仲間に訪れた危難に立ち上がり、見事な団結力を見せる。

幸せな結婚後に難病罹患、災い転じてメンバーの結束を高めたTom Parker (1988年生)

坊主頭がトレードマーク、フロントマンMax George (1988年生)

ソロの出番は少なめだが俳優・モデル業ではメンバー1の露出を誇るSiva Kaneswaran  (1988年生)

Rip It Upでの活躍も記憶に新しい、ヒゲのJay McGuiness (1990年生)

少し見ぬ間にチリチリパーマになっちゃった、最年少Nathan Sykes (1993年生)

7年ぶりの沈黙を破り、新曲とベストアルバムをサクッとリリース。来年春のアリーナツアー*1をきっかけに、どんな名曲が飛び出すか、楽しみに待ちたい。

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彼らのデビュー曲'Grad You Came'を彷彿とさせるサビのデデデ感(まぁ、The Wantedと言えばデデデなんだけど)を残しつつ、英国boyband伝統のコーラススキルの強さも相まって、サラッと聴けるが意外と難易度高い曲に挑戦していて好印象。

 

 

 

 

そういえば、英国boybandの再結成時MV、というとやはりこちらを思い出す。The Wantedも影響をしっかり受けているようだ。スタンドマイクのコード*2がパラシュートのロープに置き換わっているけれど。

 

 

 

 

さぁ、お待たせしました。そんなThe Wantedより20年も先輩、しかし未だ勢いは衰えない我らがキャプテン。

 

 

 

 

後攻manbandから、隔離期間中も工夫を凝らし、なんとか世界中のファンを、いや、thatterを喜ばせようとフル回転の大ベテラン!!

 

 

 

 

'Enough Is Enough' by Gary Barlow (TAKE THAT) & Beverley Knight (2021/03/13 映像公開)

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TAKE THATメモ

英国manband界の重鎮中の重鎮。かつては他とつるむ事なき孤高のバンドだったが、近年はコラボも増え、結成30年を過ぎた今もなおthatter(TAKE THATファン)を驚かせている。

TTの音楽はどれも好きじゃない、と告白して物議を醸した*3お騒がせおじさんHoward Donald (1968年生)

本稿の主役、ソロも絶好調のキャプテンGary Barlow (1971年生)

個人的に、近年のTAKE THAT YouTubeチャンネルの見事なlylic videoたち(下記記事参照)は彼の企画なんじゃないのと勘繰るが、ホントのとこはどうなんだろうMark Owen (1972年生)

これに以下の2人を足したら最強の5人。

誘ってももう来ない人、目撃談すらニュースに上らなくなったJason Orange (1970年生)

自伝映画はいつ公開?来年あたり楽しみにしてますRobbie Williams (1974年生)

案の定5人のソロ活動は続くが、いちthatterとしては一刻も早くTTを再始動してほしい・・・

guamman9bonbon.hatenablog.com

 

 

 

 

本作'Enough Is Enough'は、2020年にリリースしたアルバム"Music Played By Humans"の中の一曲。Crooner Sessionでもお馴染み盟友Beverley Knightとのライブ映像は、音源を軽く超えるね。

 

 

 

 

若造たちが束になっても敵わない迫力のステージ、恐れ入りました。

 

 

 

 

というわけで、本日の対決テーマは"Rule the World"。お後がよろしいようで。明日もお楽しみに。

*1:INROCK 2021 December, Vol.456, p.74

*2:'Patience'のMVについてはこちらの記事も参照のこと。

*3:INROCK 2021 May, Vol.449, p.36.こちらから音声も。TT公式がシッカリRTしているのがウケる。Howardがリードを取る曲を聴くとよく分かるが、それ以外のTT曲の中で自分の音楽性を出すこと皆無な人なので、こうボヤいちゃうのは理解できる気もする。

<2021年ピックアップ Boyband vs. Manband> 10日めは'Eternal Love' by JLS vs. 'Love Back' by Why Don't We!

2021年ピックアップ10日め。本日の対決テーマは「還ってきた愛」。

 

 

 

 

どちらのグループも、このコロナ禍で小休止を余儀なくされ、今年再復帰に成功した猛者たちです。

 

 

 

先攻boybandは、昨年のカムバックが幻に終わりようやく今年から仕切り直し、ここからまた伝説を紡いでいく4人組!

 

 

 

 

'Eternal Love' by JLS (2021/09/11 MV公開)

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JLSメモ

One Directionを輩出したX Factor、その一期前の準優勝グループであるJLS。1Dとは違い、メンバーを自力で集めて仕上げたのが後の結束力の固さとパフォーマンスの緻密さに現れている。

MVのアフロ姿にため息を漏らすファンも多いはず、Marvin Humes (1985年生)

解散後は作詞作曲プロデュース業に勤しんだOritsé Williams (1986年生)

一時期は田舎で悠々自適の隠遁生活、遅れてきたハイトーンJB Gill (1986年生)

見事に割れた腹筋をチラ見せAston Merrygold (1988年生)

昨年のカムバック時よりも、ゆったりとしたダンスパフォーマンスに切り替えたベテランたち。激しいダンスは若手に譲り、息の長いグループ活動へとシフトした模様。

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guamman9bonbon.hatenablog.com

 

 

 

 

60's、70's、90'sのBoybandの進化と、自らのヒット曲のdance routineを重ねて、復活を再宣言したJLS。

 

 

 

 

5thの"2.0"の出来も上々。JLSお馴染みのダンスサウンドを堅持しつつ、アッと驚くような曲調も採用し、この一年間に着々と準備していたことが分かる。聴きごたえある良い作品です。

 

 

 

これに対抗する「愛」をリリースしたのが米国を代表する彼ら。

 

 

 

 

後攻boybandは、一時期マネージメント問題に揺れるも、すぐに立ち直り元気な姿を見せてくれた5人衆!

 

 

 

 

'Love Back' by Why Don't We (2021/11/03 MV公開)

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Why Don't Weメモ

「一緒にやんない?」をグループ名に持つ、元々ソロアーティストだった5人のティーンが自然発生的に集まってできた音楽集団。甘いルックスとオシャレさんな身なりに油断していると、競い合うように今なお上達する歌唱力と絶妙なコーラスワーク、そしてそれらを巧みに演出する音と映像の魔法にたちまち虜になっちゃう。

近年はパーマをかけてますます男前に磨きがかかったJonah Marais (1998年生)

肉体改造に余念のない、すっかり大人になったCorbyn Besson (1998年生)

グループのリーダー的存在、hiatus明けはこちらも逞しくなった万能の人Daniel Seavey (1999年生)

驚きの結婚からあっという間に一児のパパ、Jack Avery (1999年生)

ワークアウトで培った二の腕も逞しいZach Herron (2001年生)。

本作'Love Back'で、WDWの本来のサウンドに立ち戻ってくれたようでファンとしては嬉しい限り。「古い曲はアレンジを変えて楽器を使いたい」とDanielは曰っているが*1、できるなら昔の曲は昔のまま、ダンス付きで歌ってほしいなぁ・・・・

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MVのラストに登場する後ろ姿が現マネージャーのRandy Phillips氏なのだろう。

 

 

 

 

WDWファンからの直訴ツイートに真摯に対応している様子が好感度大。

 

 

 

 

本日は以上。明日もお楽しみに。

*1:INROCK 2021 March, Vol.447, p.59

<2021年ピックアップ Boyband vs. Manband> 9日めは'No Rest For The Good Life' by F.E.A.T.S vs. 'Boyband' by Lee Baxter (Caught In The Act)!

2021年ピックアップ、9日めです。

 

 

 

 

クリスマス気分はすっかり抜けて、本日から年末進行。今年も残りわずかになりました。

 

 

 

そんな、ちょっと寂しい空気を紛らわせるには、彼らのお気楽さがぴったりでしょう。

 

 

 

 

先攻boybandは、昨年起きたあれやこれやのから飛び出したこの英国産デュオ!

 

 

 

 

'No Rest For The Good Life' by F.E.A.T.S (2021/06/14 MV公開)

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F.E.A.T.Sメモ

"Four Eyes and the Skyscraper"の略(?)をグループ名に冠する2人組。その正体は、かつてindies boyband界の代表格として幅を利かせていたRoadTripの元メンバー。

ハイノートからバリトンまで自由自在、素はメガネのRye Beaumont (1996年生)

RoadTripには中途加入、長身Sonny Robertson (1996年生)

ついでにRoadTrip関係者も。

トレードマークのブロンドは止めるも、Twichでのカバー動画配信は継続中。孤高のギタリストAndy Fowler (1994年生)

RoadTripをイチ抜けし、YouTuberとして元メンバーとも親しいMikey Cobban (1999年生)

Mikeyに次ぐ離脱者であり唯一のIrish、グループ在籍時の繊細さから少しずつイイ具合に「壊れて」いくJack Duff (1999年生)

ストリートからRoadTripに加入、その直後に解散騒動の渦中へ。音楽活動はしばらくご無沙汰かHarper Dark (2000年生)

強かな最年少。MikeyのVlogにもたまに登場Brooklyn Wyatt (2000年生)

相方になぜか同い年のSonnyを選んだRyeだけど、このデュオの活動にそこまでこだわっている訳でもなさそう。ソロで仕切り直す日も近いと見るが、さて。

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まだ若い彼らだが、RoadTrip時代の苦労話は絶えない様子。

 

 

 

 

Boyband時代の恨みつらみを歌わせたらこの人も負けてはいません。

 

 

 

 

後攻manbandは、大御所バンド出身のソロ・シンガー、近年カミングアウトを済ませ、より自由な(むしろ自由すぎる)音楽活動へ舵を切った大ベテラン!

 

 

 

 

'Boyband' by Lee Baxter (Caught In The Act) (2021/05/21 MV公開)

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Caught In The Actメモ

英国出身のBenjamin Boyce (1968年生)とLee Baxter (1970年生)、オランダ出身のBastiaan Ragas (1971年生)とEloy De Jong (1973年生)をオリジナルメンバーとする欧州の大御所manband。その後メンバーチェンジを経ながら、今もバンドは存続中。

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Lee Baxterは、こんな暗い曲ばかり歌っているわけでは勿論なく、最新作の'Love Come Rushin In'はゴキゲンな90年代テイストなので、気になる方はチェックしてみてください。

 

 

 

 

本日の対決テーマは「boyband」でした。明日もお楽しみに。

<2021年ピックアップ Boyband vs. Manband> 後半戦スタート! 8日めは'Dream on the street' by DA PUMP vs. 'Stars' by PrettyMuch!

Merry Christmas! 2021年ピックアップ、後半戦がスタートです。

 

 

 

 

トップバッターのmanbandは、年末ピックアップ本戦に3年ぶりの登場。

 

 

 

 

近年のコミカルさから一点、原点に立ち返った本格派のダンス。綺羅星の如き仲間を引き連れ輝く路上の夢!

 

 

 

 

'Dream on the street' by DA PUMP (2021/03/29 映像公開)

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DA PUMPメモ

90年代に日本のboyband界をかの事務所と二分したライジング・プロダクションの雄。メンバーチェンジを経て2018年にカムバック&大ブレイク。人気が落ち着いた今も定期的な楽曲リリースで歌謡界を沸かせる。

国宝級の喉と痺れるカリスマ、不動のボーカルISSA(1978年生)

積年のライバルとのコラボレーション、グループの広報YORI(1980年生)

曲出すごとに最先端を搭載、シャレオツなドレッドヘアTOMO(1981年生)

若手を引き上げ力強いKRUMPのKIMI(1983年生)

ダンスの締めはハイキック!イケメン画伯U-YEAH(1983年生)

Produce 101 Japan Season 2ではやっぱり魅せてくれたKENZO(1985年生)

そして影の主役と言ってもいい、惜しまれつつ本作で勇退した頼れるマンネDAICHI(1988年生)

7人から6人へ。バージョンアップを繰り返してきたグループならではの深化を見届けたい。

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MVも、Dance Edit ver.もイイけど、心を奪われたのはこのDance Practice。

 

 

 

 

こちらのMV解説にも示唆されていたが、ダンサーの皆さんの体から歌が溢れている。One shotで流れるカメラが継ぎ目なくダンスリレーを繋いで行って、その間で歌が途切れない。これ、凄いよなぁぁ・・・生唾モノだ。

 

 

 

 

あと、他の映像には見られないISSAの可愛らしさも堪能できてポイント高い。7人の中だけだとどうしてもお澄ましさんなリーダーだが、沢山のダンサーに囲まれてはしゃいじゃってるのか張り切ってるのか、グループのマスコット的な妙味がある。大黒柱だということを忘れてしまいそうだ。

 

 

 

 

さぁ、この歴史的名作に対抗できるのは彼らのカムバック作しかいないでしょう。

 

 

 

 

後攻boybandは、1年以上の長い沈黙を経て今年レーベル契約を獲得した類稀なる才人たち!

 

 

 

 

'Stars' by PrettyMuch (2021/01/22 MV公開)

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PrettyMuchメモ

名伯楽Simon Cowellに見出され、Sycoにてメジャーデビューまでしたものの、その後はあららら・・・シングル、EPの山が積み上がる一方で、なかなかアルバムが出ない苦節の日々。レーベルが変わり心機一転、本作でカムバック!

まだ日本のアニメは好きでいてくれているのかな、チーム唯一の家族持ちAustin Porter (1997年生)

本作ではソロリレーの締めを担当、高音の甘い声Nick Mara (1997年生)

彼がリードをとる'Lonely'のレベルの高さには正直驚いた、丸刈りチャイナ服のEdwin Honoret (1999年生)

グループのムードをカチッとキメる長身、本作の主役Zion Kuwonu (1999年生)

精神的支柱でありサウンドイカー、Brandon Arreaga (1999年生)

冒頭サビのZion、AメロはAustin、というソロ順から、PrettyMuchの本気度が窺える。眩しくて目が眩みそうな音世界の持ち主たちだ。

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2018年の年末対決でも同じカードだったこの二組

 

 

 

 

DA PUMPのダンスをPrettyMuchのMVで答え合わせ*1、という楽しみ方もあるんだよね。

 

 

 

 

取り急ぎ、AustinとEdwinの靴の3本線は確認した。adidas SUPERSTARかどうかは分からないけど、多分そうだろう。

 

 

 

本日の対決テーマは「Street danceの綺羅星たち」でした。明日もお楽しみに。

*1:例えば、'Summer On You' by PrettyMuchには'U.S.A.' by DA PUMPで一躍有名になったシュートダンスがチラッと出てきます。

<2021年ピックアップ Boyband vs. Manband> Half Time ~Boyband / Manband詰め合わせ(後半)~

'Make Me Better' by GENERATIONS from EXILE TRIBE (2021/06/22 MV公開)

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'SHADOW' by 陰 (from Produce 101 Japan Season 2) (2021/06/22 映像公開)

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'I NEED YOU (BTS)' by 弁当少年団 (from Produce 101 Japan Season 2) (2021/04/22 映像公開)

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プデュからもうひと組。'I NEED YOU'はグループバトルの一曲目で、しかも彼らは1組。つまりお客さんの前で披露する一発目だったわけで、そんな中の歌い出し、井筒くんのあの表情、あのラップの情感は凄まじくないか。本家BTSですらあそこまで気持ちは入れてない気がする。

ダンスにはたくさん課題があった'I NEED YOU'1組だが、安江くん、笹岡くんの2枚の高音がステージを大いに震わせる。欠けてるのもいっぱい、溢れるのも盛りだくさんの、これぞboybandの醍醐味。

プデュを観てない人なら、後から見てもなんだろね、という感じかもしれない。リアルタイムで追いかけた者しか味わえないヒリヒリした空気感。

対戦相手の'I NEED YOU'2組なら、大和田くんのドスの効いた歌い出しが良かったなぁ。思い出すことは色々あるよ。正直語り足りない。

 

 

 

 

'Shy Away' by Twenty One Pilots (2021/04/08 MV公開)

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'Heart of Mine' by The Driver Era (2021/10/28 MV公開)

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'セーラ☆ムン太郎' by マハラージャン (2021/06/18 映像公開)

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年も年なので身につまされる曲にめっぽう弱くなってしまった。マハラージャン絶唱に、自分の来し方と、家族と、そして身の回りの色んな人を思い浮かべる。

本当に伝えたいことのおよそ半分もあえて書いてないであろう歌詞がここまでグッと来るのはさすが歌の力だ。横顔が日本エレキテル連合の橋本小雪さんにそっくり(特にアゴのあたり)。

 

 

 

 

'Quau te mena' by San Salvador (2021/01/17 MV公開)

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今年の紫枠は以下の二組。San Salvadorはこちらの記事で気になって聴いたらメチャはまってしまった。快作'Fai Sautar'に続く今年のMVリリースがこの'Quau te mena'。超一級のサスペンスをご賞味あれ。

ちなみにSan Salvador、作業用BGMとしてもオススメです。適度な緊迫感(プレッシャー)を感じながら作業に没頭できます。

 

 

 

 

'気まぐれプリンセス' by モーニング娘。 (2009/10/28 リリース)

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スポットライトを浴びていた人が、その輝かしい舞台から降りた後も、ファンはその幸せを願ってやまない。その声は大概届かないものだが、それでも叫びたいのである。結婚おめでとう!!お幸せに!

<2021年ピックアップ Boyband vs. Manband> Half Time ~Boyband / Manband詰め合わせ(前半)~

本日12/24は、毎年恒例の詰め合わせ。本ブログ主のアンテナに引っかかった、忘れ得ぬ作品たちをご紹介しましょう。

 

 

 

 

その前に、前半戦をおさらい。あなたのお気に入りはもう登場しましたか?それともまだ?(カッコ内はグループ年数(結成年基準の数え年))

    Boyband Manband
前半戦 1st round
(12/17)
JO1 (2)
'Born To Be Wild'
SHINee (14)
'Atlantis'
2nd round
(12/18)
Bars and Melody (8)
'Commotion'
Luke Hemmings (5 Seconds of Summer) (11)
'Motion'
3rd round
(12/19)
MiC LOWRY (11)
'Scared of Love'
Westlife (24)
'Starlight'
4th round
(12/20)
Omar Rudberg (FO&O)(9)
'Alla Ba OUFF'
ZAYN (One Direction) (12)
'VIBEZ'
5th round
(12/21)
Princes to Kings (6)
'More and More'
Hanson (30)
'Annalie'
6th round
(12/22)
INTO1 (1)
'We Are The Future'
The Overtones (12)
'Rose Tinted'
7th round
(12/23)
BTS (9)
'Butter'
Silk Sonic (2)
'Leave the Door Open'

 

 

 

 

コメントが間に合わない点はご容赦。それでは参りましょう。

 

 

 

 

'Leave the Door Open' by Out of the Blue (2021/07/14 MV公開)

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のっけからOut of Blueです。7日め(12/23)で登場したSilk Sonicのアカペラカバー。Oxfordの精鋭たち。冒頭のRhys君、モデルさんみたいでカッコよくないですか?

 

 

 

 

'Leave Before You Love Me' by Marshmello x Jonas Brothers (2021/05/25 MV公開)

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"Leave"繋がりでこの二組のコラボ。そういえばNickはソロでもアルバム出してましたね。'Spaceman'この記事に入れるの忘れてた・・・・

 

 

 

 

'More Joy!' by Duran Duran (feat. CHAI) (2021/08/11 lyric video公開)

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コラボものではこちらも忘れちゃならないDuran Duran。INROCKにもインタビュー出てました。CHAIの起用の仕方はこれで合っているのだろうか・・・

 

 

 

 

'ハイスクールララバイ' by イモ欽トリオ (2021/08/05 映像公開)

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40年前のこの映像公開日がハイスクールララバイ発売日とのこと。ちなみにDuran Duranの結成が1978年、イモ欽は1981年だからDDの方が先輩。

 

 

 

 

'きたからきた!セクシーダイナマイト!' by NORD (2021/06/04 MV公開)

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おっさんばっかり並べてもアレなので、ここらで若い衆いっときましょう。北海道出身のNORD。今年はプデュに元メンバーの枝元さんが出ていたことも記憶に新しい。

 

 

 

 

'ニビイロトーキョー ~チャンチキおけさ~' by 東京力車 (2021/07/19 MV公開)

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同じ前山田さん(ヒャダイン)作のこちらも。世界一太腿の美しいboyband東京力車。男前にますます磨きがかかってるなぁ。メジャー昇格でメンバーの雰囲気が落ち着いてきたのも喜ばしい。個人的には田井さんの声にメチャ惹かれる。

 

 

 

 

'おさかな地獄' by ゴールデンボンバー (2021/07/27 MV公開)

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'고민은 배송만 늦출 뿐'(悩みは配達を遅らせるだけ) by 노라조(NORAZO) (2021/09/23 MV公開)

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島国にゴールデンボンバーあれば、半島にNORAZOあり。今度はなんとこの二人、売りに出されたそうな。今までのパンやら野菜やらとは違った、ちょっとメッセージ性のありそうな曲だ。

 

 

 

 

'Make It' by 2PM (2021/06/28 MV公開)

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2PMもメンバー全員兵役を終えて完全復活。

 

 

 

 

'Rock with you' by SEVENTEEN (2021/10/22 MV公開)

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Boyband史上最強の13等分。全員に見せ場があって、ダンスも申し分なし、凝った衣装もくるくる変わる。でも誰を中心に見ていいか分からなくなってしまった。

 

 

 

 

'Kartel' by Da-iCE (2021/08/25 Official Dance Practice公開)

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MVは暗くてメンバーの顔が分かりづらかったからやっぱこっちだな。リーダー工藤さんの作詞作曲。

 

 

 

'Sonic Boom' by Lead (2021/08/24 MV公開)

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こちらもセルフプロデュース。YouTuberとしては何やらフニャフニャしている鍵本さんの本領を堪能できる。

世代も近いし対決も組んだし、成長曲線もちょうど同じくらいの上り調子。俺の中ではDa-iCEはLeadの良きライバルって感じだな。

 

 

 

 

'Love Song Love' by AJ McLean (Backstreet Boys) (2021/04/24 MV公開)

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ライバルといえばこちらの二組も。若い頃のAJが観たら卒倒しそうな未来図だが、それもそのはずAJさん、BSBメンバーで唯一女の子に恵まれた(それも2人も!)んだから、全身ピンクでもなんら問題なしでしょう。ラストにはMVの種明かしも。

 

 

 

 

'雨' by V6 (2021/08/06 MV公開)

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メンバー最年長者と最年少者の年が同じBSBとV6。そのV6は今年で解散・・・こんな風にしっとり終わるのも良いよね。

 

 

 

 

'Around The World' by Daft Punk (1997/04/07リリース)

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2021年はこのグループも解散を決めた。昔、電気グルーヴへのインタビュー動画で、確か「テクノのグループは2人組だと長続きするのは何故か」みたいなことが話題となっていて、その時当然Daft Punkの名前も挙がっていたから、そんな彼らの解散には驚かされた。今までは観られなかった、Michel Gondryの手による名作MVもついに公式で公開へ。

 

 

 

 

'You're Not Special' by McFly (2021/01/22 MV公開)

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'Way Less Sad' by AJR (2021/02/18 MV公開)

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'Sleepless' by On The Outside (2021/12/07 MV公開)

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'Spark' by VOYZ BOY (2021/08/11 MV公開)

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'CHASER' by OWV (2021/09/25 MV公開)

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ダンスや曲は今ふうだけど化粧やスタイルが2010年代前半っぽくて、そこはあえて狙ってるんだろうなと思う。

 

 

 

'So Proud' by EMBLEM3 (2021/10/02 MV公開)

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EMBLEM3はすっかりrock bandになってしまった。

 

 

 

'Fuego' by Rak-Su (2021/05/02 MV公開)

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3人体制がほぼ確定してしまったRak-Su。

 

 

 

'半分相合傘' by 原因は自分にある。 (2021/11/10 MV公開)

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イントロで「あぁ、俺はスタダのグループの曲を聴いているんだ」と思えるからこのサウンドは花丸。ただ、メンバーみんな若いんだし、もう少しだけはっちゃけた曲でもいい。多分、10年後に7人揃っても歌えるオトナな曲だから安心感はあるけれど、「嗜好」の時みたいに爽やかな疾走感、熱いビンタ曲が欲しいと願うのはもう贅沢なのか。

 

後半へ続く!

<2021年ピックアップ Boyband vs. Manband> 前半戦最後の7日めは'Leave the Door Open' by Silk Sonic vs. 'Butter' by BTS!

2021年ピックアップ、早いもので本日が前半戦最後です。

 

 

 

 

今年を代表する2組にご登場いただきましょう。

 

 

 

 

先攻manbandは、イケイケドンドンのプロモーション・スタイルと、きめ細かなサウンドの妙が楽しい、夢のGrammy Winners Duo!

 

 

 

 

'Leave the Door Open' by Silk Sonic (2021/03/05 MV公開)

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Silk Sonic メモ

グループとしての公式な初舞台がGrammy 2021ってそりゃ無いぜ、デビューからして規格外なスーパーグループ。

一人で何でも出来る才人なんだけど、何故かバンドスタイルが良く似合うBruno Mars (1985年生)

ここまでの道のりが山あり谷ありの超苦労人*1アメリカン・ドリームの体現者Anderson .Paak (1986年生)

「男二人が組んで、愛について語るのは稀だ。」ってイイ言葉*2。彼らの、もう誰も悲しませない音楽の旅は始まったばかり。

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Grammy 2022には、"Record of the Year"、"Song of the Year"、"Best R&B Performance"、"Best R&B Song"の4部門にノミネート。

 

 

 

 

上2つは難しいかもしれないが、R&B関係の2部門は総ナメと予想します。今からワクワクするね。

 

 

 

 

そんな超強力タッグの対戦相手は、相手に不足なし、アイドル界最強の7人。

 

 

 

 

前半戦トリを飾る後攻boybandは、飛ぶ鳥を落とす勢い、今やK-POPの代名詞!

 

 

 

 

'Butter' by BTS (2021/05/24 映像公開)

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BTSメモ

母国を飛び出し、world-wideな活躍を見せるK-POP band。完全英語詞の楽曲でBillboard Top 100の常連、むしろTop1の記録が何週続くかが話題になるほど。

アイドル兵役問題は韓国社会を動かした、最年長のボーカルJin (Kim Seok-jin) (1992年生)

肩の手術のリハビリを終え、本作'Butter'のパフォーマンスに間に合ったラッパーSuga (Min Yoon-gi) (1993年生)

若きダンスマシーン、ラッパーのJ-Hope (Jung Ho-seok) (1994年生)

本作'Butter'の歌詞書き直しで「血も涙もない」コンペの結果*3、見事採用を勝ち取ったさすがのリーダーRM (Kim Nam-joon) (1994年生)

真面目な努力家さん、冴え渡るハイトーンのボーカルJimin (Park Ji-min) (1995年生)

最も落ち着いたバリトンの持ち主、お澄ましボーカルV (Kim Tae-hyung) (1995年生)

本作'Butter'でも主役級の活躍、メインボーカルで完璧主義者のJungkook (Jeon Jung-kook) (1997年生)。

今年は所属事務所Big Hit EntertainmentがHYBEへと生まれ変わり、あのScooter Braun率いるIthacaも傘下に収めた*4BTS一代で米国エンタメ界の地図すら書き換えたと言っても過言ではない。この勢いはまだ続くか、それとも・・・

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BTSも本作で2度目のGrammy Nomineeに。昨年同様、"Best Pop Duo/Group Performance"部門でのノミネート。という訳で早速Grammy予想しちゃいましょう。

 

 

 

 

 

直近2020年の予想はこちらから振り返っていただくとして*5、おそらくまだ有効と思われる受賞ジンクスは下記の通り。

 

 

 

2021年までの本部門ジンクス(紫色は2018年までのジンクス)

(1’’)ノミネートはだいたい5作品*6

(2)同一人が本部門を2回以上受賞したことはこれまで一度もない。

→2019年の'Shallow' by Lady Gaga and Bradley Cooper、2021年の'Rain On Me' by Lady Gaga with Ariana Grandeでジンクス消滅。

(3)過去に本部門の受賞を逃した人が受賞するケースもない。

→Ariana Grandeは2015年、2020年に受賞を逃したが、2021年の'Rain On Me' by Lady Gaga with Ariana Grande見事受賞にてジンクス消滅。三度目の正直。

(α)女性が第一名義にくる作品は未だ受賞していない。

→2019年の'Shallow' by Lady Gaga and Bradley Cooperでジンクス消滅。

 

 

 

 

・・・というわけで、本部門のジンクスはほぼ消滅。

 

 

 

 

ジンクスを破ったキーパーソン、Lady Gagaは今回も'I Get A Kick Out Of You'にてTony Bennetと共にノミネート。Tony Bennetは本部門で1勝1敗と、これまた絶妙な予想の難しさ。

 

 

 

 

ほとんど勘でしかないが、本ブログの予想は下記の通り。

 

 

 

'I Get a Kick Out of You' by Tony Bennett and Lady Gaga◉本命

'Lonely' by  Justin Bieber and Benny Blanco

'Butter' by  BTS▲大穴

'Higher Power' by Coldplay

'Kiss Me More' by Doja Cat featuring SZA◯対抗

 

 

 

 

Lady Gagaは2019年から負けなしの三連勝なので、勝ち馬に乗りたかったらまず彼女に賭けるでしょう。ガッチガチの本命です。傾向と対策はバッチリ、勝ち方が分かった上で、あえてカバーソングで勝負に出たとみた。コラボ相手もGrammy常連Tony Bennettで抜かりなし。

 

 

 

 

Doja CatとSZAは、この5組の中で唯一、本部門の初顔。ただ、どちらも非白人だから、Grammyは厳しいと思うんだよね・・・残念なことに。Grammyはそういう賞だから。希望を込めて対抗にしました。

 

 

 

BTSも同様に受賞は難しい。彼らの場合、

①非米国人、

②非白人、

③本部門にメチャ厳しいboyband*7

④一度受賞を逃している、

の四重苦なので、まぁ、まず無理でしょう。ただ、こちらも微かな希望を込めて、大穴にしました。

 

 

 

残る2組は語ることもない。Coldplayは過去に3回、Justinは2回、受賞を逃している。どちらも非米国人だし。

 

 

 

 

せめて'My Universe' by Coldplay X BTSだったら分からなかったな・・・あれぞコラボって感じだったのに。

 

 

 

本稿の結論として、Silk SonicはGrammy獲得(少なくとも2冠)、BTSは残念、ということでファイナル・アンサー。果たして結果は如何に。来年1月を楽しみに待つことにしましょう。

 

 

 

 

明日は恒例のクリスマスイブ企画です。お楽しみに。

*1:INROCK 2022 January, Vol.457, p.9

*2:Rolling Stone Japan Vol.16, November 2021, pp.84~91

*3:INROCK 2021 July, Vol.451, p.66

*4:INROCK 2021 June, Vol.450, p.33

*5:すみません、2021年はサボってました・・・

*6:2019年以外

*7:直近ではBackstreet Boys (2019年)Jonas Brothers (2020年)も受賞を逃している。