2021年ピックアップ10日め。本日の対決テーマは「還ってきた愛」。
どちらのグループも、このコロナ禍で小休止を余儀なくされ、今年再復帰に成功した猛者たちです。
先攻boybandは、昨年のカムバックが幻に終わりようやく今年から仕切り直し、ここからまた伝説を紡いでいく4人組!
'Eternal Love' by JLS (2021/09/11 MV公開)
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JLSメモ
One Directionを輩出したX Factor、その一期前の準優勝グループであるJLS。1Dとは違い、メンバーを自力で集めて仕上げたのが後の結束力の固さとパフォーマンスの緻密さに現れている。
MVのアフロ姿にため息を漏らすファンも多いはず、Marvin Humes (1985年生)
解散後は作詞作曲プロデュース業に勤しんだOritsé Williams (1986年生)
一時期は田舎で悠々自適の隠遁生活、遅れてきたハイトーンJB Gill (1986年生)
見事に割れた腹筋をチラ見せAston Merrygold (1988年生)
昨年のカムバック時よりも、ゆったりとしたダンスパフォーマンスに切り替えたベテランたち。激しいダンスは若手に譲り、息の長いグループ活動へとシフトした模様。
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60's、70's、90'sのBoybandの進化と、自らのヒット曲のdance routineを重ねて、復活を再宣言したJLS。
5thの"2.0"の出来も上々。JLSお馴染みのダンスサウンドを堅持しつつ、アッと驚くような曲調も採用し、この一年間に着々と準備していたことが分かる。聴きごたえある良い作品です。
これに対抗する「愛」をリリースしたのが米国を代表する彼ら。
後攻boybandは、一時期マネージメント問題に揺れるも、すぐに立ち直り元気な姿を見せてくれた5人衆!
'Love Back' by Why Don't We (2021/11/03 MV公開)
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Why Don't Weメモ
「一緒にやんない?」をグループ名に持つ、元々ソロアーティストだった5人のティーンが自然発生的に集まってできた音楽集団。甘いルックスとオシャレさんな身なりに油断していると、競い合うように今なお上達する歌唱力と絶妙なコーラスワーク、そしてそれらを巧みに演出する音と映像の魔法にたちまち虜になっちゃう。
近年はパーマをかけてますます男前に磨きがかかったJonah Marais (1998年生)
肉体改造に余念のない、すっかり大人になったCorbyn Besson (1998年生)
グループのリーダー的存在、hiatus明けはこちらも逞しくなった万能の人Daniel Seavey (1999年生)
驚きの結婚からあっという間に一児のパパ、Jack Avery (1999年生)
ワークアウトで培った二の腕も逞しいZach Herron (2001年生)。
本作'Love Back'で、WDWの本来のサウンドに立ち戻ってくれたようでファンとしては嬉しい限り。「古い曲はアレンジを変えて楽器を使いたい」とDanielは曰っているが*1、できるなら昔の曲は昔のまま、ダンス付きで歌ってほしいなぁ・・・・
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MVのラストに登場する後ろ姿が現マネージャーのRandy Phillips氏なのだろう。
WDWファンからの直訴ツイートに真摯に対応している様子が好感度大。
本日は以上。明日もお楽しみに。
*1:INROCK 2021 March, Vol.447, p.59