Bon Bon Boyband ! Man Man Manband !

海外Boyband/Manbandのニュースに簡単なコメントを添えたブログです。

<2020年ピックアップ Boyband vs. Manband> 12日めは 'Beat Again/Everybody in Love' by JLS vs. '無限大 (INFINITY)' by J01!

もう29日!早いなぁ・・・

 

 

 

 

年末の連続投稿も、はや12日め(中日を加えると13日)。

 

 

 

 

引きこもりっきりのブログ主には分かりませんが、都心は人の出が多いとのこと。新年早々の感染爆発が危ぶまれます。

 

 

  

本日は、そんなコロナ禍に翻弄された2グループをご紹介。

 

 

 

 

先攻manbandは、今年の2月に華々しくカムバック・・・したはず・・・の英国の4人衆!

 

 

  

'Beat Again/Everybody in Love' by JLS (2020/02/17 動画 公開)


JLS - Beat Again/Everybody in Love (Live on The One Show)

 

 

 

 

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JLSメモ

One Directionを輩出したX Factor、その一期前の準優勝グループであるJLS。1Dとは違い、メンバーを自力で集めて仕上げたのが後の結束力の固さとパフォーマンスの緻密さに現れている。だってすごいでしょ、6年間離れ離れでも、こんなに息ピッタリなんだぜ!

夫婦揃ってイギリス国営放送(BBC)に愛される男Marvin Humes (1985年生)

解散後は作詞作曲プロデュース業に勤しんだOritsé Williams (1986年生)

一時期は田舎で悠々自適の隠遁生活、遅れてきたハイトーンJB Gill (1986年生)

細々とソロで歌手活動を継続中のAston Merrygold (1988年生)

久方ぶりのカムバックに心躍るも一転、世界は大変なことに。彼らはいつもタイミングが悪いんだよなぁ・・・・

 

 

 

 

JLS 2020年ピックアップ!

*まずは、何はさておき6年越しのカムバック!2020年というキリのいい年を再結成に選んだのは、当初はそう悪いことには見えなかった。4人とも30代を迎えて脂の乗り切ったキャリア、特にOritséは相当身体が大きくなっちゃって、往年のダンスをこなすにもこのくらいの年齢が限界。

JLSカムバック動画、他にはAnt & Decが司会を務める"Saturday Night Takeaway"版がアップロードされているが、JBのキャップ姿が可愛かったのでこちらの"The One Show"版を採用。

JLSのダンスって、アジアのアーティスト達とは違う、どこか独特の色っぽい溜めがあるんだよね。作られていないしなやかさ、機敏さ、オリジナリティというか。それを2020年でも変わらず披露してくれたのが何より嬉しい。

*4人は昨年末から"Beat Again Tour"の準備へ。朝の10時から午後6時までダンスレッスン、それにツアー用の写真撮影。動画末尾のツアー日程を見るに、ツアー予告の時点で過半数が完売。2019年末の"D-Day"に意気揚々とプレスへ、そしてラジオプロモへと乗り込む4人。こんな風に速やかに宣伝ができたのも、英国メディアとの繋がりが深いMarvinのお陰だったと推察する。

しかし、ツアーのドキュメント動画は、"The One Show"のリハーサル(2020/02)までで途切れており・・・

*2020年11月からのツアースケジュールは、そっくりそのまま2021年6月へと延期。やむなし、だが、日韓のboybandのように、リモートライブができるほどの余裕はなかった模様。その後もJLS公式は、JLSマスク含むグッズを販売したり*1過去のアルバム音源をOfficial Audioとして惜しみなく公開したり、苦しかった2020年もファンをなんとか繋ぎ止めようと努力している。

 

 

 

 

続く後攻boybandは、お待たせしました、こちらも同じ"J"がつく、今年話題の新人たち!

 

 

 

困難の年も華麗に芸能の道を突き進む。その行く手に広がる未来とは!?

 

 

 

 

'無限大 (INFINITY)' by J01 (2020/03/04 MV 公開) 


JO1|『無限大(INFINITY)』Performance VIDEO

 

 

 

  

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JO1メモ

お隣韓国から上陸したオーディション番組"PRODUCE"シリーズの日本版、"PRODUCE 101 JAPAN"の上位11名からなるJapanese boyband。飛躍の年になる筈だった2020年がまさかこんな年に・・・だが、メディア露出は年の後半につれて多くなり、特に女性誌やWeb媒体を中心に引っ張りだこ、当初予測以上に多忙な日々に。 

まだグループがよちよち歩きの中で自ら立候補、頼りにしてますリーダー與那城奨 (1995年生)

歌もダンスも花丸の一等星、その上グループの底上げにもひと肌脱いじゃうエース川尻蓮 (1997年生)

大手事務所をはじめ数々のアイドル現場を渡り歩いた麗しき苦労人、白岩瑠姫(1997年生)

元気!元気!とにかく元気なグループの特攻隊長パワフルボイス、河野純喜(1998年生)

MVのAメロ、美味しい位置には必ず登場。思わずハッとする美貌の人、佐藤景瑚(1998年生)

元エンジニアの華麗なる転職、こちらもビジュアルでは負けていないセンター川西拓実(1999年生)

ナイスコメントを連発、何が飛び出すか分からない愛されトリックスター木全翔也(2000年生)

下積みは長く懐は広く、気品と気遣いのテクニシャン大平祥生(2000年生)

どん底から這い上がったスポーツマン、体力と根性なら負けない金城碧海(2000年生)

生意気は男の華、その心意気は観る人を動かす。不器用で誰より素直な男一匹、鶴房汐恩(2000年生)

そして、トップ1位通過からチームの顔になりつつあるマンネ、豆原一成(2002年生)

芸能経験者も歌ダンス未経験の素人も入り混じって1つのグループを作り上げていく様子は、例えるなら高校の野球部のよう*2。日本で学生生活を過ごしたことがある人なら誰でも感じる「隣の部活のイカすあいつら」感が、いつの間にか瞬く一等星の輝きへと昇華され、スターダムへと一気に駆け上がっていく。

 

 

 

 

JO1 2020年ピックアップ!

*激動の"PRODUCE 101 JAPAN"を無事終えて、今年から本格始動したJO1。シングル2作はどちらも滑り出し絶好調。特に1stに収録されたこの'無限大 (INFINITY)'は、ダンスの冒頭から'DNA' by BTSの「人間の鎖」オマージュを配置し、K-POPの大先達のダンスを見事に換骨奪胎。「J-POPとK-POPのいいところを掛け合わせた新ジャンル、"JK-POP"」(崔信化(チェ・シンファ)LAPONE ENTERTAINMENT代表コメントより*3)の船出としては最高の作品に仕上がったのではないでしょうか。ワイルドなMVの'OH-EH-OH'も好印象。

ここだけの話、これだけ煌びやかなメンバーが揃った最高の布陣に、ダッサいJ-POPは歌って欲しくない。こうやって、事務所の代表が高らかに宣言することによって、イイ感じに日本の芸能界の古いしがらみをスキップできた。JO1の革新性が今後、ドミノ倒し的に拡がっていき、誰とは言わないけれど時代遅れのセンセイ方を一掃できるんじゃないでしょうか。

公式YouTubeチャンネルを折に触れ覗いていたのだが、2020年前半は、妙なYouTube企画や、(仕方ないとはいえ)自宅リモート企画などが続き、正直精彩を欠いたJO1*4。しかし2ndシングルから少しずつアクセルがかかり、11月には早々と1st アルバム"The STAR"をリリース。収録曲'Shine A Light'のMVはアッと驚く光の演出が楽しい。「大きく、でも軽やかに踊らなきゃいけないので、息を合わせるのが大変」だった(木全さんコメント*5)との苦労も、この曲のPerformance Videoを観る限り報われてるよね。腕の角度や視線、指の向く先の合わせ方がマシンのように精密・緻密。

'無限大'と'Shine A Light'を本場のMAMAでも披露。無観客ライブとはいえ、海を越えて響く日本語歌詞に心を動かされる。

*そんな彼らにも試練は訪れる。"PRODUCE 101 JAPAN Season 2"開催。未だ無名の、明日のスター達にJO1メンバーは何を思うのだろう。

後輩に課した言葉は「不屈」「意識」「覚悟」「自然体」「情熱」「希望」「変化」「素直」「自信」「笑顔」「俯瞰」。これらはそのまま彼らJO1自身の在り方にも繋がっていく。

グループとしてこの先どのくらい続くかは誰にも分からないし、boybandの常としてメンバー全員がそこに残るかも未確定。だけど、この11個の言葉が彼らの心に火を灯し続ける限り、"PRODUCE 101 JAPAN"は大成功、グループは安泰なんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

ライブを来年に延期したJLS。Live Streaming Concertを成功させたJO1。

 

 

 

 

国も観客層も違うから一概には比べられないけど、この二組の差は「リモートライブへの移行」にある。

 

 

 

コロナ禍が来年も終息しない場合のJLSの次の一手は?

 

 

 

 

逆に、コロナ禍が明けた後、JO1のライブはどこでどんな風に観ることができるのだろう?

 

 

 

 

想像すると来年も楽しみが尽きない。

 

 

 

 

明日の晦日は今年を代表するrockband対決です。お楽しみに。

 

*1:どうせなら往年のアレも再販してくれないかな・・・

*2:フィクションではあるけれど「おおきく振りかぶって」とかね。

*3:"The Star (日本版)" vol. 6, Spring 2020, pp. 41-45

*4:ただ、Pajama Partyの企画(前編後編)はニヤニヤが止まらんかったことをここに告白する。與那城さんのパジャマ姿が美味しすぎ。

*5:"Backstage Pass" 2021 01, p.20