Bon Bon Boyband ! Man Man Manband !

海外Boyband/Manbandのニュースに簡単なコメントを添えたブログです。

<2020年ピックアップ Boyband vs. Manband> 13日めは'Wildflower' by 5 Seconds of Summer vs. 'Happiness' by McFly!

早いもので、もう晦日です。2020年も残り2日。

 

 

 

 

今日から明日にかけては寒波が列島を襲うそうです。ホットな音楽を聴いて暖まりましょう。

 

 

 

 

ピックアップ13日めの先攻boybandは、今年もアクセル全開のあのグループにご登場いただきましょう!

 

 

 

 

'Wildflower' by 5 Seconds of Summer (2020/05/12 動画公開) 


Wildflower (The Late Late Show With James Corden At Home Performance/2020)

 

 

 

 

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5 Seconds Of Summerメモ

知られざるboyband原産地Australia出身の出世株。これまでリリースしたアルバムが3枚とも全米1位という驚きの記録保持者たち。

90年代のサウンドを好み、豪快なドラムプレイが持ち味のAshton Irwin (Drums, 1994年生)

髪の色がコロコロ変わる、キャップやニットキャップがトレードマークMichael Clifford (Lead guitar, 1995年生) 

本作'Wildflower'ではおそらく本人初となる単独リードボーカルを務めたCalum Hood (Vocal, Bass guitar, 1996年生) 

はだけた胸元がトレードマーク、鉄壁の高音コーラスLuke Hemmings (Vocal, 1996年生)。

「世界中の誰もまだ聴いたことのない音」 を量産してくれる数少ないboybandの1つ、5SOS。懐古主義に陥ることなく、独自のサウンドで最先端を走り続けている。

 

 

 

 

5 Seconds Of Summer 2020年ピックアップ!

*2020年はコロナどこ吹く風の快進撃。キッチュなMVの'No Shame'、Lukeのファルセットが聴きどころの'Old Me'、そして本作'Wildflower'をシングルリリースし、これらを含む珠玉の12曲が詰め込まれた4thアルバム"CALM"をリリース。惜しいかな、全米1位は逃したが*1、彼らはそんなことは露ほども気にしないだろう。

Mikeの車でCarpool Karaokeを決行し12曲を楽しく歌い切る4人を観るのも楽しい。ガルウィングの車だなんて趣味まっしぐらだ。運転席のMikeの美声が聴ける特典付き。余談だけど、アルバム収録曲の'Thin White Lies'はDINO (SEVENTEEN)がダンスカバーしてました。選曲がシブい。

*Ashtonはアルバム"Superbloom"にてソロデビュー。意外にも5SOSではAshtonが初のソロとなるようだ。先行シングル'Skinny Skinny'はAshton自身のボディイメージについて歌われた曲なのだそう(INROCK 2020 November, Vol.443, p.36)。 

AshtonのYouTubeチャンネルにはライブ映像"Superbloom: A Live Concert Film"がアップロードされている。太っ腹。Ashtonの歌唱は雰囲気あるなぁ。

この無観客ライブの映像もコロナ禍を逆手に取ったプロモーションだ。ツアー映像なら、演出も凝らなければならないし、単に演奏シーンだけ撮ればいいわけでもないから色々面倒なこともあるだろうけど、スタジオ収録なら比較的気軽に撮影・リリースできる。しかも無観客の理由も立派に成り立つし、オープニングアクトや余計なMCも不要、視聴者はAshtonの歌唱だけに没頭できる。こういう、贅沢に見えて実はリーズナブルなプロモーション、日本でも流行らないかなぁ。

 

  

 

 

続いて後攻manbandは、昨年再結成・本格始動した演奏巧者たち。

 

 

 

 

このご時世に、あえてポジティブなサウンドを追求したバンドといえば!

 

 

 

 

'Happiness' by McFly (2020/08/04 MV公開)


McFly - Happiness (Official Video)

 

 

  

 

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McFlyメモ

Bustedから連綿と続く2000年代English pop rock manbandの系譜。その上から2番目に香盤を占めるMcFlyはまさに音の魔術師、キャッチーなサウンドと確かな演奏技術で、2019年の本格再始動後も意気盛ん。

メガネに赤いほっぺが目印、曲書いたり絵本描いたり多才なTom Fletcher (1985年生)

"Stricly Come Dancing"の覇者であり"Rip It Up"にも参加、肉体派ドラマーHarry Judd (1985年生) 

あのOne Directionにも曲を提供したハスキーボイスDanny Jones (1986年生)

4人の中で唯一の独身者はオシャレさんなbassist、Dougie Poynter (1987年生)

一時期はお互い顔を見るのもウンザリだったという熟練manband、コロナ禍ではそんな彼らの絆の強さが試されることに。

 

 

 

 

McFly 2020年ピックアップ!

*昨年から再始動したMcFly。幻の6thとなったアルバム"The Lost Songs"をリリースした後、間髪入れず発表された本作'Happiness'。ファン待望のシングル・・・ではあったハズがUK Chartには上がらずじまい・・・・

なんとなくその理由もわかる。一聴、華やかなブラスアレンジがレトロカッコいい曲ではあるものの、ちょっと音の隙間が多い・・・ライブで聴くとそれが余計に際立つ。 Aメロ、Bメロ、サビ、というお決まりのcode musicも流行りから外れてしまってる。むむむ・・・

 *McFlyは新たにBMG Rights Managementとレコード契約(INROCK 2020 September, Vol.441, p.35)。6th アルバム"Young Dumb Thrills"は全英2位とまずまずの成績に。

*レコードリリースとは別に、"McFly Total Access"と銘打ったsubscription serviceも開始。ざっと見た感じ、コンテンツはまだ少ないが、今後増えていく予定なんだろう。なんせ2003年から活動している中堅バンドだ。過去のライブ映像・インタビュー映像はたんまり残っているはず。

 

 

 

 

 

もう5SOSはboyband枠、卒業かなぁ。なんかそんな気がしてきた。

 

 

 

 

彼らほどの楽曲・演奏水準の若手のrockbandってなかなか見当たらないから貴重だったのだが・・・来年からはmanbandとしてご登場いただこう。

 

 

 

明日は大晦日、2020年ピックアップの最終日。

 

 

 

 

大トリはもうお分かりですね。彼らをおいて他はいないでしょう。お楽しみに。

 

*1:ちなみにこの週の1位は"After Hours" by The Weekendだから仕方がない。相手が強すぎた。