昨日から始まった2021年末Boyband vs. Manband。
本日は名付けて"Motion"対決。先攻boybandは、本ブログでは初登場のこの二人。
'Commotion' by Bars and Melody (2021/07/09 MV公開)
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Bars and Melodyメモ
英国のオーディション番組"Britain's Got Talent"での鮮烈なデビューからはや7年。初期のアイドル路線から少しずつ、ちょっとずつ車線変更を繰り返し、気づけばこんなイカついMVを出すまでに成長した。
背の高いほう、刺青がっつりお兄さんCharlie Lenehan (Melody)(1998年生)
丸顔で甘いマスク、コーンロウのLeondre Devries (Bars)(2000年生)
20代を迎えて久しい二人だが、オトナな曲にチャレンジするたびにハラハラしてしまう、そんな親ゴコロくすぐる稀有なデュオだ。
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MVは俄然hiphop風味なんだけど、よくよく聴いてみると、サウンドは一貫してポップ寄りなのが不思議。
ちょいアダルトな歌詞も、際どい表現は少なく、詩的でマイルドなので安心だ。
一方、後攻manbandは、今年からmanband枠に昇格したあのバンドのボーカリスト。
バンドとはまた違った世界観を見せつけてくれる、華々しいソロデビュー作だ。
'Motion' by Luke Hemmings (5 Seconds of Summer) (2021/07/29 MV公開)
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知られざるboyband原産地Australia出身の4人組。メンバー全員20代だが既に重鎮の雰囲気も。
昨年、グループ初のソロデビューを果たし、豪快なドラムプレイからは想像もつかない繊細なボーカルを披露したAshton Irwin (Drums, 1994年生)
髪の色がコロコロ変わる、キャップやニットキャップがトレードマークMichael Clifford (Lead guitar, 1995年生)
情熱的な他の3人とは対照的、冷静なプレイスタイルに定評アリ、Calum Hood (Vocal, Bass guitar, 1996年生)
はだけた胸元がトレードマーク、今作で念願のソロデビュー達成Luke Hemmings (Vocal, 1996年生)。
2022年までお預けになったNo Shame Tourまでの間、メンバーで集まって2011年からの来し方を振り返ってみたり、パロディCMを撮ってみたり・・・暇なのかな・・・
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この'Motion'も収録されている1st アルバム"When Facing the Things We Turn Away From"は、Lukeのパートナーのルーツであるベトナムへの初旅行から、強いインスピレーションを受けて制作されたとのこと*1。
色の洪水、音の洪水、情報の洪水、ビットの、データの、ピクセルの洪水・・・・このMVから受け取るカオスに整った印象が、ベトナムとのファーストコンタクトだと想像すると楽しい。
本日の2曲、いかがだったでしょうか。明日もお楽しみに。
*1:INROCK 2021 November, Vol.455, p.22