お昼を過ぎればクリスマス気分も薄れ、年末進行へまっしぐら。
ご機嫌いかがでしょうか。Boyband vs. Manband 歌合戦は本日で折り返し、後半戦に突入です。
先攻Manbandは昨年、驚きの復活を遂げた米国4人衆。
失恋を引きずる女性が駆け込んだ「諦めさせ屋」。ワイシャツ姿も凛々しい4人にご注目!
'Not Giving You Up' by Big Time Rush (2022/02/26 MV公開)
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Big Time Rushメモ
2009年から放映開始のドラマシリーズ"Big Time Rush"。同名をグループ名に冠する4人組は、劇中でも駆け出しのアイドルを演じ、彼らが成り上がる様子はさながら虚実ないまぜのリアリティショー。シリーズ完結後、グループは解散するものの、2021年に再結成。夢は終わっていなかった。
自らの姓と奥さんの姓を合体させて改姓、最近クルーズ船を購入Carlos PenaVega(1989年生)
グループ唯一ソロ活動で健闘、Logan Henderson(1989年生)
一方こちらは俳優業に邁進、ワークアウトも欠かさないJames Maslow(1990年生)
芸術家肌の高音使い、Heffron Driveは休止中なのかKendall Schmidt (1990年生)
途切れた第一期を取り戻すかのように精力的なライプパフォーマンスを繰り広げるBTR。既にダンスはバッチリ、ほぼ全員ファルセッターな4人の、manbandへの進化を見届けたい。
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'Not Giving You Up'は、ストーカー気味な男性を歌った歌詞と、恋を諦めきれない女性を題材にしたMVのミスマッチがむず痒い。これ、狙ったのかなぁ・・・
今年のBTRは'FALL'もオススメ。こういう「あっ軽い」曲を、例えばPrettyMuchとかの若手に歌ってほしかった。
さてさて、明るく突き抜けたグループといえば、こちらも今年からのカムバック組。
後攻boybandは、雨にも負けず風にも負けず冬の寒さにも負けず、モノクロの世界を鮮やかに塗り替える、英国rockbandの希望の星!!
'Getting Better' by New Hope Club (2022/06/23 MV公開)
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New Hope Clubメモ
Busted - McFly - The Vamps (傍流に5 Seconds of Summer) - New Hope Clubといったように、英国ロック系boybandの流れを組む3人組。念願のアルバムもリリースしたし、とっくに現代型boybandとして5本の指に数えられるはずなのに、YouTuberっぽさが抜けないのはなんでなの(笑)
本格的にdrummerにスイッチするもギターの腕は衰えず、'L.U.S.H.'ではリードソロも担当Reece Bibby (1998年生)
クリスマスにはポロの新品ジーンズをご所望、下ろした前髪がサマになっているGeorge Smith (1999年生)
次のアルバムでほぼ全曲のプロデュースを担当*1、Blake Richardson (1999年生)
本作でやっとゴキゲンな看板ソングを手に入れたNHC。どこへ行っても盛り上がるだろうし、こりゃあイイ。作詞作曲もプロデュースも自前でできちゃうみたいだし、K-POP boybandを差し置いて、彼らが世界を席巻する日もそう遠くないかも。
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'Worse'から'Better'へ。充電期間は彼らをもっと高みへ押し上げたようだ。
— じょっき体入@蝦蟇 (@Guamman8) June 23, 2022
あー、これイイね。たまらん。曲調といい、このノリの良さとオシャレな感じは'These Days' by Take Thatを思い出させる。ひたすらに英国風。
'Getting Better' by New Hope Clubhttps://t.co/x0PeiRBKZr
INROCK誌のインタビューによれば、自粛期間中に膨大な量の曲を書き上げたとのこと。次のアルバムが楽しみです。
本日の対決テーマは、「ヤンチャなmanbandと熟練したboyband」でした。明日もお楽しみに。
*1:INROCK 2022 March, Vol.463, p.60