観測史上、類を見ない暑さとなった夏、それも遠い昔のよう。
あっという間に2023年も暮れへと近づいています。
そして、年末といえばやはりコレ。
コレ無くしては年も越せません。
Boyband vs. Manband 歌合戦!!!
今年も開幕です。
2018年から始まり、今年で6回目を数える年末恒例企画。
激動の2023年、歌とパフォーマンスで勇気づけてくれたboyband、manbandを、大晦日まで毎日、一組ずつ、対決形式でご紹介。
まー、ホント、今年は色々あった。
(特にboyband関連で)ニュースが豊富な2023年、その締めくくりに登場するのは果たしてどのバンドなのか?
楽しみにしていてください。
さぁ、2023年歌合戦の幕を切って落とすmanbandは、本ブログでもお馴染み英国出身の3紳士!
悲しげなファルセットコーラスは神の領域へ。
結成30周年を優に超え、もはや他の追随を許さない!
'Windows' by TAKE THAT (2023/10/14 MV公開)
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TAKE THATメモ
英国manband界の重鎮中の重鎮。マトモに活動している30年クラスのmanbandの中で、作詞作曲編曲ダンスの振付までほぼ毎年オリジナルで提出できるのは、もう彼らくらいしかいないかも。
50を超えても絞れるカラダ、高音はおまかせ、たまにネットニュースでお騒がせのHoward Donald (1968年生)
伝家の宝刀ファルセットボイスで観る者聴く者撫で斬りまくり、頼れるキャプテンGary Barlow (1971年生)
彼のロングヘアとバリトンボイスが本作のギターサウンドに見事にハマった、お髭の下のスマイルで魅了するMark Owen (1972年生)
これに以下の2人を足したらもう無敵の5人。
誘ってももう来ない人、近影はGazに激似とウワサのJason Orange (1970年生)
Netflixのドキュメンタリーが好評、Robbie Williams (1974年生)
昨年末の予告通りにカムバックしてくれたTT3。
このキャリアで身を削るように新作をリリース、しかもこんな観念的なMVまで出してくれるなんて。
つくづくthatter(TAKE THATファン)は幸せ者だ。
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年々記事が減る本ブログでは珍しく、'Windows'関連記事を3つ掲載。
曲もMVも上出来で嬉しかったために他ならない。
ライブでもバンドに負けないGazのファルセット。
曲終了直後、Markも(そしてそれに気づいた)HowardもGazに向けて拍手してる。
Thatterなら誰もが共有するその気持ち。
3人の神懸かりコーラスが聴けるAcoustic ver.も素晴らしかった。
未見の方はぜひ。
続いてリリースされた'This Life'は、俺の大好きな傑作'These Days'、'New Day'に続く、TT3の新しいアンセムだ。
この新曲が、変わり映えしない日常を鮮やかに彩ってくれること間違いなし。
今年(本ブログ的に)大本命なTT、さて、その対戦相手は?
デビュー間もない彼らに託すのは過酷か?
いや、箔か?
後攻boybandは、ロックダウン下のLondonに生まれた新しい星たち!
5人がじゃれ合い飛び跳ねる姿は若き日のTTにも似る!
'Happy' by Here at Last (2023/02/20 MV公開)
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Here At Lastメモ*1
コロナ禍で素人系オーディション番組が軒並み終了した英国。
Boybandの芽吹きすらなくなった荒野に、無謀にもZ世代が挑むらしい。
それも、伝統に則ったfive-piece-boybandで。
本作のソロは以下の3名。
目下の夢はパブのオーナー、スタジアムジャンパーのJames Thomas (2001年生)
Here At Last結成の言い出しっぺはこの人、赤いベースボールシャツのPedro Santos (2001年生)
グループのビジョンを描くのは最年長の役割、「好きです」TシャツのTommy Lyon (2000年生)
他の2人はコーラスかな。
この顔立ちはJack Duff (RoadTrip)*2を思い出す、鼻ピアスが目印Ryan Burns (2000年生)
彫りの深い顔立ちはPedroと見分けがつきにくい、赤いバイカージャンパーのZach Loizou (2001年生)
近年インフレ気味のK-POP boybandが「7人」「9人」「11人」の大所帯であるのに、HaLが「5人」という数字を選んだことは、(集まりやすいということもあるけど)間違いなくTAKE THAT含む90年代boybandがひな形となっているはず。
この芽は大事に育てていきたい。
あと何年続けてくれるのかな・・・・
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5人の顔立ちは、英国(そしてアイルランド)最新の美青年カタログ、といった感じで趣深い。
そうか、今の流行りはこんな感じなのか、と。
歌唱力はこれからメキメキ上がっていくだろうし、One DirectionからのUK boybandの新しい伝統に則ればダンスはやらないだろう(その気があればわからないけど)
「彼らの将来はなんとなくこんな感じ」と予測してしまうけれど、好事家のそんなチンケな予測をぶっちぎりで裏切るくらい、衝撃的な作品を生み出してほしい。
あるいは、そうでなくてもとにかく仲良くね。
仲違いせず、長続きしてくれれば、浮かぶ瀬もある。
Boyband運営、中長期的にはそんな戦略もアリです。
歌合戦初日、いかがだったでしょうか。
明日はMVの映像美対決です。お楽しみに。
*2:そういえば、RoadTripのInstagramが半ばHRVYの宣伝媒体になってますね・・・