Bon Bon Boyband ! Man Man Manband !

海外Boyband/Manbandのニュースに簡単なコメントを添えたブログです。

<2020年ピックアップ Boyband vs. Manband> 後半戦開始!8日めは'When I Say Goodbye' by Gary Barlow (TAKE THAT) vs. 'Worse' by New Hope Club!

2020年ピックアップ。さぁ、後半戦です。

 

 

 

 

クリスマス当日は、もうほぼ大晦日みたいなものですね。気の早い街ではクリスマス飾りもしまっちゃってたりして。

 

 

 

 

さて、後半戦初日の先攻manbandはこの方にご登場いただきましょう。

 

 

 

 

バンドがhiatusとなった今年、リモート収録を活かしたソロ活動で話題となった重鎮といえば?

 

  

 

'When I Say Goodbye' by Gary Barlow (TAKE THAT) (2020/03/19 動画公開)


When I Say Goodbye | The Crooner Sessions #1 | Gary Barlow

 

 

 

 

  

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TAKE THATメモ

無事に30周年を越えたmanbandの重鎮中の重鎮。他のどのバンドとも滅多につるむことなく、かつコンサバを地で行く孤高の5人。聴けば聴くほどクセになるサウンドは、世界中に熱狂的なthatter(TAKE THATファン)を今日も生み出している。

自粛生活では絵本読み聞かせおじさんに早変わりHoward Donald (1968年生)

キャプテンはhiatusでも休まず営業中、近年は御髪もふさふさGary Barlow (1971年生)

"Greatest Hits Live"後はあまり表に出てこなくなっちゃったMark Owen (1972年生)。

これに、

誘ってももう来ない人、田舎暮らしで隠遁生活まっしぐらJason Orange (1970年生)

までがかつてのTT4。プラス、

"Broggie Williams"は去年で切り上げてYouTube活動を模索中のRobbie Williams (1974年生)

 

コロナが猛威を振るう英国での自粛生活もそれなりに満喫している様子。それにしてもJayは大丈夫なのかね・・・

guamman9bonbon.hatenablog.com

 

 

 

 

 

TAKE THAT 2020年ピックアップ!

*今年はGazがよく頑張った。上の記事にも載せたが、英国内外の著名人とリモートセッションを繰り広げる"The Crooner Sessions"*1が一部で大反響を呼ぶ事に。図らずも、後に様々なアーティストが行うリモート物の先駆けになった。こういうWeb sessonをすぐにリリースできたということは、元々アイディアはあったということなのね。「コンサバで孤高なmanband」と思い込んでた俺もちょっと見直しました。

 

そのsessionの最初にアップロードされたのがこの'When I Say Goodbye'。Sessionの幕開けのみならず、まるでこれから始まるコロナ禍への重たい扉を開くかのようなバラード*2 辞世の句、白鳥の歌、あるいは少し長い墓碑銘とでも言おうか。昨今の世界情勢に対するGazの悲観的な観測が比喩的に歌われ、しかし(ここが大事だが)その対旋律として彼の人生賛歌が嵌め込まれた仕掛けになっている。

 

ちなみにGazは同僚への気配りも忘れず、Robとは'Shame'で、Markとは'The Whole of the Moon'で、Howardとは'Amazing''If I Felt'で、それぞれ共演。'Shame'は今年で10周年。

 

そんなリモートセッションの片手間に、本職のソロ活動も充実。「現代の音楽シーンに受け入れてもらうことはもう諦めた」(INROCK 2020 December, Vol.444, p.32)なんて弱気なコメントも聞かれたが、何をおっしゃいますやら。まぁね、確かに'Elita'みたいなラテン調は、同い年のあの人の芝生にまで色気出しちゃった感じはするけれど、'Incredible'は元気があって好きだな。これら2曲の他に、コラボ曲もたんまり詰め込んだアルバム"Music Played By Humans"(なんちゅうタイトルだ)はオーケストラを従え聴き応えありお腹いっぱいの14曲。デラックス版には先輩Barry Manilowとのコラボも載っかってるし、来年50代を迎えるGazのギラギラ感が味わえる。'When I Say Goodbye'は未収録か・・・それだけが心残り。

 

*一方のRobは、長いこと続けていたドキュメンタリー動画シリーズ"Vloggie Williams"も昨年で辞めてしまった。おまけに、このご時世では仕方なかったがVegas Residencyも7月以降の日程はキャンセルされたとのこと。そんな中、4人目のお子さんが代理出産で誕生したとの明るいニュースもあり(INROCK 2020 April, Vol.436, p.36)。The Strutsとのコラボ曲'Strange Days'も話題になりました。先日紹介したRonan Keating (Boyzone)とのコラボや、他のアーティストとのリモートセッションなど、いろんなコラボに参加していた印象がある。

 

*MarkはInstaの更新に余念がなく、Howardは"Celebrity Juice"の動画でたまにお見かけし、Jayは田舎で土地探ししてるみたい。ミュージカル"The Band"の映画版"Greatest Day"はその後どうなったのだろう・・・そしてFive to Fiveは今いずこ・・・

 

 

 

 

後半戦一組めのboybandは、ますます自己プロデュース力に磨きがかかってきたこの3人。

 

 

 

相変わらず、ちょっとヒネったMVで勝負を仕掛けます。

 

 

 

 

'Worse' by New Hope Club (2020/04/25 MV公開) 


New Hope Club - Worse

 

 

 

 

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New Hope Clubメモ

Busted - McFly - The Vamps (傍流に5 Seconds of Summer) - New Hope Clubといったように、英国ロック系boybandの流れを組む3人組。当たり障りのないグループ名と古風なメンバーの名前で油断していると、時既に遅し、彼らの術中にハマっていることにようやく気づかされる次第。

本作'Worse'では珍しくリードソロをとったReece Bibby (1998年生) 

ほんのつい最近、前髪を下ろしたGeorge Smith (1999年生)

ついにMVのプロデュースにまで乗り出したBlake Richardson (1999年生)

確固たるNHCサウンドを確立し他のバンドとは強かに差別化を図る3人。日本のこともたびたび言及してくれるし、いつかまた来日してくれたら。

 

 

 

  

New Hope Club 2020年3大ニュース

*今年は念願の1stアルバム"New Hope Club"をバレンタインデーに合わせてリリース。デビューから5年分のNHCが凝縮された力作となったようで(INROCK 2020 March, Vol.435, pp.74-79)、アルバムは通常版とReece版、George版、Blake版の4種類。

俺のお勧めは通常版(ITunes版)のPermission ~ Fixed ~ Medicineの流れかな。飛び飛びに配置されたヒット曲が熱い。

*New Hope Clubの2020年リリースは、このアルバムにも収録された'Let Me Down Slow'、そして本作'Worse'。3人ともギターが弾けて、メインでボーカル張れるのが強いよなぁ。全員がオールマイティ。意外にこういうboybandは少ない。

*そんな3人は今年も懲りずに"Chrismas Cooking Bake off"前回から全く進歩が見られないのが楽しい。3人がコロナそこのけでクッキーの種をモミモミ、焼き上がった得体のしれない何かを互いに交換し合う姿も。本人達は謎の手応えを感じてるようだが・・・

 

 

 

 

 

今回の対決のテーマは「不穏」かなぁ。コロナ禍への漠然とした不安が、両方の楽曲のそこかしこに窺える。(特に"Would be worse"の畳みかけ方とか。)

 

 

 

 

良い週末を。明日もお楽しみに。

*1:Wikipediaでその一覧が確認できる。参加者が豪華。

*2:これは持論なのだけど、Gazはハッピーでアクティブなアッパーソングよりも、時間が止まったかのような(言い方は悪いが)ネガティブでメソメソしたダウナーソングの方が光り輝く、という特殊なアーティスト性があり、本作でもそれが遺憾無く発揮されている。