Bon Bon Boyband ! Man Man Manband !

海外Boyband/Manbandのニュースに簡単なコメントを添えたブログです。

<2023年Boyband vs. Manband 歌合戦> 2023年総評 ~欧米boybandの終焉と未来~

毎年恒例、2023年Boyband vs. Manband 歌合戦の総評です。

明けてもう5月になっちゃった。

やー、今回はなかなかしんどかったからなぁ・・・

 

 

以下はセットリスト。カッコ内はグループ年数(結成年基準の数え年)です。

 

    Boyband Manband
前半戦 1st round
(12/17)
🇬🇧Here at Last (3)
'Happy'
🇬🇧TAKE THAT (34)
'Windows'
2nd round
(12/18)
🇺🇸Jack & Jack (11)
'Septembers Gone'
🇺🇸AJR (19)
'Maybe Man'
3rd round
(12/19)
🇬🇧New Rules (5)
'Ghost Town'
🇬🇧McFly (21)
'Where Did All The Guitars Go?'
4th round
(12/20)
🇬🇧Libera (24)
'The Lighthouse'
🇬🇧Duran Duran (36)
'Black Moonlight'
5th round
(12/21)
🇵🇭Alamat (4)
'Maharani'
🇮🇳Sanam (14)
'Aur Iss Dil Mein'
6th round
(12/22)
🇬🇧Lovejoy (3)
'Normal People Things'
🇺🇸Thirty Seconds To Mars (26)
'Stuck'
7th round
(12/23)
🇺🇸CNCO (9)
'La Última Canción'
🇯🇵GENERATIONS from EXILE TRIBE (13)
'ワンダーラスト'
Half Time
(12/24)
原因は自分にある。, 古川貴之 (from THE PINBALLS, MARSBERG SUBWAY SYSTEM), The Chemical Brothers, 純烈, 東京力車, BOYS AND MEN, Princes to Kings, OK Go, SUSHIBOYS, ゴールデンボンバー, パンダドラゴン, ZEROBASEONE, Nick Carter (Backstreet Boys), OverTone, Jung Kook (BTS), Union J, NewJeans, ano (ex-ゆるめるモ!), BiS, MONO NO AWARE, 礼賛, X21, ガンバレルーヤ, Avantgardey, モーニング娘。
後半戦 8th round
(12/25)
🇯🇵世が世なら!!! (3)
'ウオー!サオー!'
🇰🇷SHINee (16)
'HARD'
9th round
(12/26)
🇺🇸Daniel Seavey (Why Don't We) (8)
'Leave Me Alone'
🇬🇧Depeche Mode (44)
'My Favourite Stranger'
10th round
(12/27)
🇨🇦Lyan Paris (3)
'We're Ok'
🇺🇸Big Time Rush (15)
'Waves'
11th round
(12/28)
🇰🇷ATEEZ (6)
'BOUNCY (K-HOT CHILLI PEPPERS)'
🇯🇵ENVii GABRIELLA (7)
'オワッテンネ'
12th round
(12/29)
🇺🇸THE DRIVER ERA (6)
'Rumors'
🇬🇧Niall Horan (One Direction) (14)
'Heaven'
13th round
(12/30)
🇰🇷P1Harmony (4) X 🇬🇧New Hope Club (9)
'Super Chic'
🇰🇷TOMORROW X TOGETHER (5), 🇺🇸Jonas Brothers (19)
'Do It Like That'
14th round
(12/31)
🇺🇸PRETTYMUCH (8)
'EXCITED'
🇺🇸*NSYNC (29)
'Better Places'

 

<出場者データ(本戦のみ。カッコ内は2022年データ。)>

全出場グループ:30 (28)

参加国:7(🇯🇵🇺🇸🇬🇧🇰🇷🇮🇳🇵🇭🇨🇦)(12) 

 内訳:🇯🇵 3(3)、🇺🇸 10 (10)、🇬🇧 10 (5)、🇰🇷 4 (2)、🇮🇳 1 (1)、🇵🇭 1 (0)、🇨🇦 1 (0)

                 (🇦🇺 0 (1)、🇮🇪 0 (1)、🇸🇪 0 (1)、🇲🇲 0 (1)、🇳🇴 0 (1)、🇳🇱 0 (1)、🇵🇷 0 (1))

団体:28 (19)

個人*1: 2 (Daniel Seavey, Niall Horan) (9)

オリジナル:28 (24)

カバー*2:0 (4)

2023年リリース:28 (26)

2022年以前リリース:0 (2) 

 

Manband結成年最長:Depeche Mode (44)

Manband結成年最短:TOMORROW X TOGETHER (5)

Boyband結成年最長:Libera (24)

Boyband結成年最短:Here at Last, Lovejoy,  世が世なら!!!, Lyan Paris (3)

 

Manband最年長:Simon Le Bon (Duran Duran, 1958年生)

Manband最年少:HUENING KAI (TOMORROW X TOGETHER, 2002年生)

Boyband最年長:Rocky Lynch (THE DRIVER ERA, 1994年生)

Boyband最年少:Luca Brugnoli (Libera, 2010年生)*3

 

<2022-2023 IN & OUT>

Manband

IN→AJR, McFlyDuran Duran, Sanam, Thirty Seconds To Mars, GENERATIONS from EXILE TRIBESHINee, Depeche Mode, ENVii GABRIELLA, TOMORROW X TOGETHER, Jonas Brothers

OUT→MORISAKI WIN (PRIZMAX), i.amsolo (Justice Crew), Derek Ryan (D-Side), ゴールデンボンバー, Ricky Martin (Menudo), Collabro, a-ha, New Kids On The Block, Swarathma, BIGBANG

 

Boyband

IN→ Here at Last, Jack & Jack, New Rules, Libera, Alamat, Lovejoy, 世が世なら!!!, Lyan Paris, ATEEZ, P1Harmony

OUT→ SEVENTEEN, Sergio JR (In Real Life), EMBLEM3, MIC LOWRY, BE:FIRST, Curtis T Johns (Five to Five), FOURCE, Omar Rudberg (FO&O), Snow Man

 

総論

まずboyband枠は明らかに人材不足、というか人員不足。2010's US boyband御三家だったCNCO、Why Don't We、PRETTYMUCHのグループ活動が全て休止・終了し、彼らをリスペクトする(はずの)boybandが全く世に出てこなくなった。きっと新生boyband(仮)のうちの相当数がYouTuber等の配信者になったのだろう。「楽器を持たない系boyband」の惨状は上の香盤にも出ていて、彼ら3グループ以外の欧米系は、Here at Last (Instagramer出身)、Jack & Jack(御三家よりもやや先輩)、Libera(メンバー交代制)、Lyan Paris(Canadaだからちょっと遅い)以外は皆、rockband。今年のboybandの次点はナシ。

一方、manband枠はちょっと開き直って、普段から心惹かれつつもなかなか新曲が出なかった大御所たちを一堂に集めました。Duran DuranSanamThirty Seconds To Mars、それにDepeche Mode!特にDDやDMは紛れもなく欧米boybandの源流の1つなので、同じ年に召喚できたのは感慨深い。Manband枠の次点はThe Chemical Brothersだった。彼らについて何か書けることあるかな、と思ったが筆が進まなかったためHalf Timeへ。

 

各論

TAKE THAT vs. Here at Last 

2023年の大本命はTTと*NSYNCだった。どちらが大トリか、聴き比べた結果、やっぱり明るい方がラストに相応しいと判断し、*NSYNCを大トリへ、TTをトップに持ってきた。彼らの「窓を開ける」テーマで開幕するのもオツなもの。

Here at Lastは未来の希望枠。おそらく日本で彼らに目を注いでいるのは本ブログしかないであろう・・・来年までこの5人が欠けずに残ってくれたらいいな。

 

Jack & Jack  vs. AJR

「3人のJack」対決。JJはいいコンビになったと心から思う。2人の歌割りがほぼ等分になったのも良い傾向。年はまたぐけど、最近見たAI-MVの作品で興味深かったのはこちら。こんなテイストのMVがこれからも量産されていくことであろう。

対するAJRは、本稿でも触れたが'Inertia' もよかった。Brothers manbandとして彼らかHansonを選出しておけばまず間違いない。

 

McFly  vs. New Rules

McFly'Happiness' (2020年)ぶり2回目の選出。彼らの仲間Bustedもカムバックしたけれど、飛んだり跳ねたりしてるMcFlyの方が見栄え良く、かつ美しかった。

NRはライブMVが最高、文句なし。妙なテイストの暗いMVよりも俄然こちらが雰囲気いい。年末に出た'NOPE!'のMVもカッコいい。Alec McGarryの印象がタンクトップ姿だとますます若き日のHoward Donald (TAKE THAT)と重なる。2024年も新曲頼みます。また年末にお呼びしたいので。

 

Libera  vs. Duran Duran

Liberaってこんなに有名だったんだ・・・気軽に取り上げたものの、日本のファン向けオフィシャルHPとか拝見していて、ちょっと躊躇っちゃうくらいの知名度。ブログ主の中では、2023年に世間を賑わせたジャニーズ問題を若干意識しています。

そんなLiberaの対戦相手は、当初、Thirty Seconds To Marsを想定していたのだけど(悪魔的だし)、年末にリリースされたDDのMVを見て「これだ!」と。テーマがカチッとハマった、お気に入りの対戦。本ブログの年末対決にぜひ登場いただきたいと思っていたDD、念願の降臨であります。

 

Sanam vs. Alamat

5日目にアジア対決の第一弾。2023年の対決では、(12/30のコラボ対決以外で)アジア枠を欧米枠と絡めることができなかったのが悔い。テーマ的に難しかった。

Sanamもずっと意識していたmanbandだったのだけど、曲とMVの紹介がうまくいかなかった。'Pyar Deewana Hota Hai' (2022年)ならツッコミどころがたくさんあったのだけど・・・

対決相手のAlamatは記事にも書いた通り、Philippines boybandではイチオシ・・・だが最近、K-POP寄りのNew:iDにも興味が湧いてきた。K-POPはもう、韓国国内ではとっくにレッドオーシャンで、エンタメ事務所がアジア各国にノウハウを輸出するステージなのだ。強いな。

 

Lovejoy vs. Thirty Seconds To Mars

白状すると、あまりにも欧米boyband枠が少なかったため、秘技"Wikipediaの「Category : 202X年に結成した音楽グループ」"を発動。これの英語版の記事でLovejoyを発見、そのままご招待。結成して日が浅いからかまだ日本での知名度は無いが、フロントマンWilbur Sootがいずれこのバンドで天下を取るであろう。その前にぜひ生でライブ見たいな・・・ってマジで今年来日!?さすがサマソニ、お目が高い。

TSTMは長らくお待ちしていたバンドの一つだった。後に語る*NSYNCの新曲が出る前は、実はTSTMを初日トップバッターに置く案もあったのだけど、Lovejoyとの対決点(フロントマン対決)も見つかりこの日に落ち着いた。クイアてんこ盛りのMVも良い。

 

GENERATIONS from EXILE TRIBE vs. CNCO

3つ設けたJP band枠の中で、GENEは一発合格。この曲、このMVは、アフターコロナ(と言っていいだろう)の扉をこじ開けると同時に、来し方3年間を鬱々と過ごした学生さんたちの慰めにもなる。「縦型動画をあえてモニターで観る」ことがこのMVの価値を倍加させる。左右の黒枠が何かは言うまでも無いだろう。

なにー、メンさんが・・・GENEはこうなる前にLDH独立が吉、だったんだろうな・・・

このブログのどこかに書いたかもしれないけど、2019年サマソニで大画面に映ったメンさんの'花'のサビのダンス、とても美しかったのを今でも覚えている。大柄な体で激しいフリなんだけど、指の先で咲かせるめちゃ繊細で可憐な花が、あの真夏の暑い日に、確かに俺には見えたんだよ・・・技術の上にちゃんと感情を乗っけられる人、という意味で、メンさんの右に並ぶ者はそう多くはないと思う。ひとまず、独立する彼個人にも、そして残った6人にも、均しく活躍を期待したい。

CNCOは・・・お疲れ様・・・メンバー脱退後の解散、という点で先輩のOne Directionと同じ轍を踏んだ。この4人の中からソロで大成する人は出てくるのだろうか。未知数。

 

SHINee vs. 世が世なら!!! 

SHINeeも、2023年K-POPから選ぶのならコレ、という至極順当な選択。SMサウンドはKの中でもちょっと斜め上なサウンドで、本作はイントロのピアノから心を鷲掴みに。Onew合流後の4人が早く見たい。

世が世くん達を後半戦トップに選んだのも迷いなし。彼らの1st「人生敗者復活戦」、ジャニーズ以外はboybandにあらず、という時代から考えると頭抜けて皮肉なタイトルだ。イイんじゃない?

 

Daniel Seavey (Why Don't We)   vs. Depeche Mode

DanielはWDWの中でほぼ唯一ソロ活動に励む偉い子。グループのファン達をちゃんと繋ぎ止めているし、SNSでのファンサービスも欠かさない。彼のような生真面目な天才肌がHarry Styles (One Direction) まで上り詰めるのにはあと何年待てばよいのだろうか。ちょっと歯痒い。

DMは、Gary Barlow (TAKE THAT)もJared Leto (Thirty Seconds To Mars)もファンを公言しており、今ここで押さえておくべき、と奮起してご登場いただいた。今更になって彼らのベスト盤とかをおさらいしているよ。British Invasionって、思っていたよりもはるかにboybandの歴史に深く杭を打ち込んでいるようだ。

 

Big Time Rush vs. Lyan Paris

最も迷った組み合わせ。BTRはツアーで忙しいから、2024年はおそらく新曲出ないんじゃないかと思い採用した。ちょっと音が古い・・・が、それも味だと思えないと、彼らの素晴らしさには気づけない。

LPは次世代期待枠。こっちはむしろ、MVでコロナ禍以前の雰囲気曲と見せかけつつ、実はちょこちょこ新しい意匠も組み込まれていて、さすが新世代。カナダ出身というのもポイント高いかも。

 

ATEEZ vs. ENVii GABRIELLA

ここまでなんとか頑張って完成した文章を毎日更新してきたが、ここで息切れ。途切れた理由は色々あるが、1番の理由は、実はこの対決が、今回の企画の大本命だったから。

ATEEZは実はブログ主の中で2023年K-POP boybandの最優秀賞。トレンドセッターであるBTSが事実上休止の今、よくぞここまでコンセプトを練り上げ、流行りを読み切った上でサウンドを提出してくれた。彼らのMVにはBIGBANG、もちろんBTS、セブチ、NCTの影響が少なくとも読み取れ、いわばK-POP boybandの集大成とも言える作品に仕上がっている。本作を大トリに押し上げたかったが、メンバー一人一人の顔がイマイチ把握できず、紹介文がうまく書けなかったため、この位置に。そのお詫びという訳じゃないが、サマソニ、行きます

対するEGも最高の楽曲。定義が曖昧な"Manband"に彼らをエントリーすることで本ブログの守備範囲を拡張したい思いもあった。ATEEZの楽曲の「辛さ」を、EGの楽曲の「辛さ」と絡め、また彼らの激辛対決動画も引っ掛けて、良い構成になるかと思いきや・・・筆が間に合わなかった。

EGのMVには、絶対に、もう絶対にりゅうちぇる氏が必要だったのにな・・・という思いもあったことを、ここに残しておきたい。ダンスする彼に最前列で笑っていて欲しかった。

 

Niall Horan (One Direction)  vs. THE DRIVER ERA

以降の3日6組は、対決(あんまり)関係なし、2023年の必聴アーティストを並べたつもり。

特にNiall、彼の'Heaven'は大晦日登場でもおかしくない傑作。きっと末長くアンコールで歌われ、みんながシンガロングするくらいのmaster pieceになるであろう。個人的には、この位置に置いちゃったことを後年後悔しないといいな・・・と、ちょっと後ろめたい気持ち。サビは誰がどう聴いてもThe Beatles、というか晩年のJohn Lennon。1Dメンバー5人の音楽勢力図は年々移ろいゆくけれど、2023年にNiallがまさかこのポジションを狙いに行くとは!と新鮮な驚きがあった。しかもこのポジ、どうやら不動っぽい。

迎え撃つTHE DRIVER ERAはロックかつポップス寄りに攻めてこのサウンド。2023年にピークを迎えた(K-POP以外の)boybandはそう多くない中、DEは確実に登り詰めたと言え、これ以上の頂を見せてくれるのかは不安半分、期待半分。ライブ映像とか見ていると、サポートやらマネージャーやらに彼らの母体R5の関係者がいたりして、結局DEはboybandとしての生まれ変わり的な再結成に近い。女性メンバー抜きの再結成ってどうなのよ、と思っちゃうんだよなぁ・・・boyband watcherとしては複雑な心境。

 

P1Harmony x New Hope Club vs. TOMORROW X TOGETHER, Jonas Brothers

晦日のトリ前はコラボ対決。どちらも名曲だと思うんだけど、あまりヒットしなかった・・・

P1HとNHCのコラボは比較的幸せな方で、実際に額を突き合わせて曲を作っているようだし(両者ともソングライトできる人材には事欠かない)、コラボでもライブしてくれている

一方のTXTとJonas Brothersのコラボ・・・というかこの'Do It Like That'という曲自体が少し不憫で、メンバーにプレッシャーをかけてまでリリースした割には売れず、でもノリ良い曲だからTXTのライブには欠かせない。しかしそのライブからはJonas Brothersの影が拭い去られているという・・・かろうじて両者ご対面の機会は設けられたみたいだが。こんなことならいっその事、TXT単独曲にしてJonas Brothersはクレジットだけだった方が良かったとも思える。K-POPといわゆる洋楽との間に、これほどまでに受容の溝が生まれてきてしまうのが正直悲しいし、色々な意味で今後のK-POPコラボの行方を占う一曲になった。

しかしまぁ、なぜJ-POP boybandには海外からお声がかからないんだろうね。過去に例外はあったけれど出来は正直、よくなかったし。考え始めると猛烈に寂しくなる。

 

*NSYNC  vs. PRETTYMUCH 

晦日のこの対決は、きっと本ブログでしか組めないビッグマッチ。実はこの両者、2022年晦日でも顔合わせしているので、それと今回の両方の対決、計4曲を聴き比べて頂けると嬉しい。

*NSYNC・・・この'Better Place'も結局、後年思い出すにはホロ苦い曲になってしまいそう。Justin Timberlakeのカムバックにしてソロ新譜"Everything I Thought It Was"の単なる宣伝曲になってしまった、という結果は、JTの都合とご機嫌に振り回される他4人、という構図を改めて(四半世紀経ってもなお!)浮き彫りにしたし、それが実は4人の本望なのかも。皮肉なことだ。JTのカムバック作も出来がそんなに良くないし・・・・しかし何度でも書くが、2023年にJC Chasezの歌声を吹き込んでくれたことには感謝しかない。

最後はPM。思い起こせば年末恒例のこの対決企画も、'U.S.A.' by DA PUMP vs. 'Real Friends' by PrettyMuchから幕を切って落としたもの。2018年、今から5年前。

本作'Excited'制作時にはまさか、ここで終わりなんてことは考えてもいなかっただろうな。楽曲のみならず彼らの服装やダンス、それにごくたまにYouTubeにアップロードされる短編を見て感じて、それらを海の向こうの国の最先端とみなしていただけに、今後は一体誰を準拠枠にすれば良いのやらと途方に暮れてしまう。

 

*****

 

結論

アフリカ系boybandがない。2023年の裏テーマはそこにある。

Boybandの覇権自体、アフリカ系boybandから白人系boybandへ、そしてモンゴロイド系boybandへと移り変わってきていて、それがどうやら不可逆な流れになりそうだというのがここ最近の空気感。人種マップと重ね書きして、地理的に言うと欧米boybandからアジア系boybandへ。人数面から指摘すると、2人~5人のコーラスグループから、5人~11人超のダンスグループへ。聴覚から視覚重視へ。よりノンポリへ。etc.

しかし。しかしですよ、覇権を奪取したはずのK-POP boybandが、もう息切れ状態に感じられるのは、ブログ主だけだろうか。2023年はナムジャグルの年だった、とおっしゃる方もいるが、俺は到底そうは思えない。だって、どのbandも皆、BTSの影を追っているのだもの。

ここらでもう一発、Jackson 5 顔負けの、めちゃ可愛いアフリカ系boybandが出てきたら、全力で追いかける用意はあるよ。その意思表明をしてまとめに替えます。

あと約半分しか残っていませんが、2024年もよろしく。

 

<おまけ:2018-2023 選出表 (計95組)>

  2023 2022 2021 2020 2019 2018
TAKE THAT
CNCO ◯1
Why Don't We
One Direction
PrettyMuch   ◯1
New Hope Club ◯3    
Jonas Brothers ◯4    
*NSYNC    
New Kids On The Block    
5 Seconds of Summer    
BTS    
Princes to Kings    
Westlife     ◯1
AJR      
In Real Life      
RoadTrip      
BROCKHAMPTON      
Hanson      
Boyzone       ◯1
Jack & Jack        
McFly        
SHINee        
Big Time Rush        
THE DRIVER ERA        
SEVENTEEN        
MiC LOWRY        
FO&O        
JO1        
Human Nature        
JLS        
DA PUMP        
The Overtones        
Take 6        
Backstreet Boys        
B2K        
INTERSECTION        
Here at Last          
New Rules          
Libera          
Duran Duran          
Alamat          
Sanam          
Lovejoy          
Thirty Seconds To Mars          
GENERATIONS from EXILE TRIBE          
世が世なら!!!          
Depeche Mode          
Lyan Paris          
ATEEZ          
ENVii GABRIELLA          
P1Harmony ◯3          
TOMORROW X TOGETHER ◯4          
PRIZMAX          
EMBLEM3          
Justice Crew          
D-Side          
BE:FIRST          
ゴールデンボンバー          
Menudo          
Five to Five          
Collabro          
FOURCE          
a-ha          
Swarathma          
Snow Man          
BIGBANG          
Bars and Melody          
INTO1          
Silk Sonic          
Caught In The Act          
The Wanted          
Creepy Nuts          
The Vamps          
98°          
NCT 127          
Blue          
原因は自分にある。          
Jodeci          
SUPER JUNIOR          
w-inds.          
Il Volo          
OK Go          
O-Town          
電気グルーヴ          
NCT Dream          
B5          
Da-iCE          
Lead          
Busted          
BBMak          
NORD          
Il Divo          
Next Town Down          
New Edition          
Out of the Blue          

 

◎:前半トップ、●:前半トリ/大トリ、☆:後半トップ、★:後半トリ/大トリ

記号の色は出場枠の別(boyband / manband

1: CNCOとPrettyMuchのコラボ

2: Boyzlife

3: P1HarmonyとNew Hope Clubのコラボ

4: TOMORROW X TOGETHERとJonas Brothersのコラボ

 

100組近くなったこのリスト、欧米系boybandだけを見れば、ほぼ現代boybandのトップ100組を網羅する勢いである(と言いたい)。

アジア系boybandは組数制限をしている*4から、あれもこれも含まれていないことに自覚はあるのだが、6年間を通して見てみると、選グループ眼はそれほど悪くないようにも思える。

2018年にNORDを押さえておいて良かった、とつくづく思う也。

 

 

 

 

 

*1:ソロ活動含む

*2:セルフカバー含む

*3:ただし、ソリストとして

*4:毎年、J-POPは計3組、その他アジア系も計3組を一応の上限としている。ただし例外あり。