2021年ピックアップ、本日大晦日が最終日。
12/17から始まった本企画、あなたの推しはもう登場しましたか?それともまだ?
泣いても笑っても2021年はあと残りわずか。そのわずかな時間で、こちらの2組に今年を締めていただきましょう。
先攻manbandは、年末まとめ初登場にして堂々のトリ前!や〜〜〜、正直、待ちくたびれました。
不意の新曲リリースでファンを驚かせた大御所4人組!
'Where Do You Wanna Go' by 98º (2021/07/14 MV公開)
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98ºメモ
ヒトの体温をグループ名に冠するコーラス主体の熟練manband。前世紀末に生じた空前のboyband boomを大いに盛り上げた。往年のムッキムキな肉体美も見どころの一つ。
かつては州知事にも立候補、manband界には珍しい政治意識高めのbass singer、Justin Jeffre (1973年生)
めっちゃマッチョなリーダー、一時期なぜかMen of the Stripにも出演していた高音担当Jeff Timmons (1973年生)
90年代セックス・シンボルの一人として君臨、98ºの顔 Nick Lachey (1973年生)
偉大な兄の影に隠れがちだがリードを取ることも多い末っ子Drew Lachey (1976年生)
いつも仲良しでライブも頻繁に開催、しかし新曲をなかなかリリースしなかったベテランたち。この曲を機にアルバムなんか作ってくれた日には天にも昇る心地。
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聴くたびにいつも感心するのは98ºサウンドの暖かさ。もう、ヘソから下にジンジン来る。
寒い季節にぴったり、かつ輝きを失わないコーラスに感謝、感謝です。
さて、2021年ピックアップ、大トリはこのboyband。
デビューから苦楽を共にしてきた仲間が離脱し、4人で再出発。眩しすぎる少年期をとっくに脱し、彼らが進む途とは?
'Toa la Noche' by CNCO (2021/08/05 MV公開)
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CNCOメモ
オーディション番組"La Banda"にて激戦を勝ち抜いた、ルックス・スキル・パーソナリティ全てにおいて百点満点のラテン男子たち。One Direction直系の、コーラス重視でダンス軽めのパフォーマンスは、それとは真逆のK-POP boybandたちの良きcounter partになっている。
前髪をサイドに撫で付けてクールに、チーム最年長のブロンドChristopher Vélez (1995年生)
グループ随一の肉体派、コーンロウも美しいRichard Camacho (1997年生)
ガタイの良さと繊細なボーカル、髪色は黒に戻したZabdiel De Jesús (1997年生)
Joelの脱退で存在感が増す、本作でも出番の多い末っ子Erick Brian Colón (2001年生)
そして、今年で脱退、Joel Pimentel 改めJoel DELEŌN (1999年生)
一人脱退でグループ名"CNCO" (スペイン語で"5"が由来)はどうするの?と山ほどインタビューで問われたこの一年。しっかり爛熟したビジュアルと、精緻なコーラスワークとのギャップは、まだまだファンを楽しませてくれそうだ。
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CNCOのチェックポイントの1つはファッション。ライブ映像とか観ていても、およそK-POP boybandは袖を通さないであろう歌舞いたセットアップとか粋に着こなしている。
もう1つ挙げるとするならサビのコーラス。ライブでもちゃんと全員マイクに息を通してる。K-POP boybandはソロリレーになりがちだが、CNCOはその点抜かりない。
ご存知の通り、K-POP隆盛の昨今、欧米系boybandは苦境に立たされている。なんとか巻き返してほしい、そのような願いを込めて、CNCOに大トリを託しました。
2021年ピックアップこれにて終演。良いお年を。