Bon Bon Boyband ! Man Man Manband !

海外Boyband/Manbandのニュースに簡単なコメントを添えたブログです。

<In Real Life> In Real Life、解散

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2020年早々、In Real Lifeが解散を発表しました。

 

5人は元々、オーディション番組"Boyband"の覇者たち。だから、自然発生型のboyband(友達同士、兄弟とかね)とは違って、「この5人」にこだわって活動する必要は、必ずしもなかった。

 

けどね、随分頑張ったと思う。デビュー曲の'Eyes Closed'のMVとか観ていても、飛び抜けて光った何かは見出せなかったものだけど。

 

'Eyes Closed' (2017/09/16 MV公開)


In Real Life - Eyes Closed (Official Video)

 

クリスマスソングを挟んで、2018年一発目のリリースが'Tatto'。ちょっとこの曲調はWhy Don't Weっぽかったんだよなぁ。

 

'Tatto' (2018/02/14 MV公開)


In Real Life - Tattoo (How 'Bout You) (Official Video)

 

で、次が'Tonight Belongs to You'。こちらはレゲトン調で、CNCO寄り。

 

'Tonight Belongs to You' (2018/07/13 MV公開)


In Real Life - Tonight Belongs to You (Official Video)

 

こんな感じで専ら同世代バンドのフォロワーだった彼らが一皮剥けたのが、'Got Me Good'。印象的なイントロは2020年の今聴いても鳥肌が立つ。ちょっとダークな日差しと、夏の残り香。個人的にこの曲がIRLの代表曲。

 

'Got Me Good' (2018/09/06 MV公開)


In Real Life - Got Me Good (Audio Only)

 

残念ながらGMGの公式MVはお蔵入りしてしまった。もしよければ、YouTubeを漁るか、本ブログを遡るかして、彼らの神がったGMGのライブ映像をご覧ください。曇り空のライブ、後半の稲光が奇跡を演出。

 

そうそう、最年少Brady Tuttonの高くて甘い声が大々的にフューチャーされたのもこの曲が初、じゃないかな。このGMGと、少し間が空いてリリースされたサマーソング'Crazy AF'により、Bradyが完全にChance Perezのお株を奪った感ある。

 

'Crazay AF' (2019/04/05 MV公開)


In Real Life - Crazy AF (Official Video)

 

上の2曲で貯金をたっぷり稼いだので、'Somebody Like You'みたいなミドルテンポの曲にも余裕が見える。すっかり5人のペース。

 

'Somebody Like You' (2019/05/24 MV公開)


In Real Life - Somebody Like You (Lyric Video)

 

'She Do'もうまくハマってたよなぁ。'Crazy AF'みたいにお気楽な曲も、'She Do'みたいにちょっと陰のある曲も、どちらも乗りこなしている。

 

'She Do' (2019/08/24 MV公開)


In Real Life - She Do

 

スペイン語で始まる曲であっても、もはやCNCOの影響は跡形もない。やりたい放題の'Don't Go'。どっちかというと、このハッチャケぶりはPrettyMuchに似ている。

 

'Don't Go' (2019/09/21 MV公開)


In Real Life - Don't Go (Official Video)

 

で、'California Christmas'。今思えばこの曲の雰囲気は、boyband documentary "In Real Life"のラスト、クレジットタイトルに相応しい。

 

'California Christmas' (2019/12/02 MV公開)


California Christmas

 

髪型の変遷が目まぐるしかったDrew Ramosが、ラストのMVでほぼ坊主なところまでboybandらしい。Liam Payne (One Direction)とか、もっと遡るとJustin Timberlake (*NSYNC)とかね。皆、スッキリした髪型でソロを始めるという伝統。

 

グループのリリースにもある通り、これはIn Real Lifeとの別れを意味するものではない、ということは確認しておきたい。また会う日まで、ってヤツですね。スパッと解散して前を向くというのは、5人が5人ともソロで食べていける実力と人気と自信をつけた証でもあり、かなり頼もしい。期待してますよ。

<2019年まとめBoyband vs. Manband> 2019年総評 ~重鎮manband復活の年~

さぁ、お約束通り総評です。

まずは、今回のセットリスト。カッコ内はグループ年数(結成年基準の数え年)です。リストを追うだけで目が愉しい!

 

    Boyband Manband

1st round

(12/17)

🇺🇸In Real Life (3)
'Crazy AF'
🇺🇸Jonas Brothers (15)
'Sucker'

2nd round

(12/18)

🇺🇸AJR (14)
'Break My Face (Apptronic Version)'
🇺🇸Hanson (28)
'Better Days'

3rd round

(12/19)

🇰🇷BTS (8)
'작은 것들을 위한 시 (Boy With Luv)'
🇺🇸O-Town (19)
'OFF'

4th round

(12/20)

🇬🇧Louis Tomlinson (One Direction) (10)
'Two of Us'
🇬🇧Robbie Williams (TAKE THAT) (31)
'Gold'

5th round

(12/21)

🇯🇵INTERSECTION (3)
'Who Do You Love'
🇺🇸B2K (22)
'Girlfriend'

6th round

(12/22)

🇺🇸BROCKHAMPTON (5)
'If You Pray Right'
🇺🇸New Kids On The Block (ft. Debbie Gibson(35)
'Boys In The Band (Boy Band Anthem)'

7th round

(12/23)

🇺🇸Why Don't We & Macklemore (4)
'I Don't Belong In This Club'
🇯🇵石野卓球 (電気グルーヴ)(31)
'関西電気保安協会'

Half Time

(12/24)

DA PUMP, GENERATIONS from EXILE TRIBE, ll Divo, Il Volo, ゴスペラーズ, Out of the Blue, Mark Kibble (Take 6), Johnny Gill (New Edition), Jack & Jack, Nik and Jay, 東方神起, Super M, SUPER JUNIOR, 東京力車, ゴールデンボンバー, X1, , Emblem 3, Union J, Human Nature, Lockie Chapman (The Overtones), RoadTrip, V6, MiC LOWRY, The Black Eyed Peas ft. Esthero, NXTGEN, Lee Ryan (Blue), Aston Merrygold (JLS), United Vibe, Kevin McHale (NLT), Max & Harvey, McFly, Next Town Down, Rak-Su, Love Harmony’s, Inc., Citizen Queen

8th round

(12/25)

🇦🇺5 Seconds of Summer (9)
'Teeth'
🇮🇪Westlife (22)
'Hello My Love'

9th round

(12/26)

🇰🇷NCT Dream (4)
'BOOM'
🇺🇸B5 (18)
'WAVE'

10th round

(12/27)

🇬🇧Princes to Kings (4)
'Break It Down'
🇺🇸Howie D (Backstreet Boys) (27)
'No Habro Espanol'

11th round

(12/28)

🇯🇵Da-iCE (6)
'Fake Me Fake Me Out'
🇯🇵Lead (17)
'Be The NAKED'

12th round

(12/29)

🇬🇧New Hope Club (4)
'Permission'
🇬🇧Busted (19)
'Shipwrecked In Atlantis'

13th round

(12/30)

🇺🇸PrettyMuch (4),

🇺🇸CNCO (5)
'Me Necesita'

🇬🇧BBMak (22)
'So Far Away'

14th round

(12/31)

🇰🇷SEVENTEEN (4)
'HIT'
🇮🇪Boyzone (27)
'Love'

 

<出場者データ(本戦のみ。カッコ内は2018年データ。なお2019年結果においてPMとCNCOは別カウント)>

全出場グループ:29 (29)

参加国:6(🇯🇵🇺🇸🇬🇧🇮🇪🇦🇺🇰🇷)(6) 

 内訳:🇯🇵4 (3)、🇺🇸13 (14)、🇬🇧6 (7)、🇮🇪2 (2)、🇦🇺1 (2)、🇰🇷3 (1)

団体:25 (24)

個人:4(Louis TomlinsonRobbie Williams石野卓球, Howie D) (5)

オリジナル:27 (21)

カバー:1 (Boyzone)(7)

2019年リリース:26 (27)

2018年以前リリース:2(B2K, Boyzone)(2)

 

Manband結成年最長:New Kids On The Block (35)

Manband結成年最短:Jonas Brothers (15)

Boyband結成年最長:AJR (14)

Boyband結成年最短:In Real Life, INTERSECTION (3)

 

Manband最年長:石野卓球電気グルーヴ、1967年生) 

Manband最年少:Bryan Jesse Breeding (B5、1994年生)

Boyband最年長:Adam Met (AJR、1990年生) 

Boyband最年少:Zac Pile (Princes to Kings、2005年生)

 

2018-2019 IN & OUT

Manband

IN→ O-Town, 石野卓球 (電気グルーヴ), B5, Lead, Busted, BBMak

OUT→ DA PUMP, Il Divo, Bobby Brown (New Edition), Human Nature, Justin Timberlake (*NSYNC), The Overtones, Take 6

Boyband

IN→ AJR, NCT Dream,  Da-iCE, New Hope Club, SEVENTEEN

OUT→ NORD, Next Town Down, Out of th Blue, RoadTrip

 

前回と同様、「紅白歌合戦のBoyband vs. Manband版」を自分の中で組み立てて1日ずつ公開する、という企画でした。今回も無事間に合ってよかった・・・後半戦のレビューが雑になってしまったのはちょっと心残りではあるんですが。

 

本選外のグループもなるべく12/24 (Half Time)に押し込んで、できるだけ紹介するよう努めました。その結果、2019年に新曲リリースのなかったBoyz II Men、All-4-One、3T、98°が選外に・・・って、前回とまんま一緒。

 

以下、セットリスト(本戦)のグループについて。

Manband編

タイトルにもある通り、2019年は重鎮バンド復活の年。Jonas BrothersB2KWestlifeBBMakをどうご紹介しようかをまず考えた(なお、Bustedを入れたかったのでMcFlyは外した)。このうちJonas BrothersとWestlifeはそれぞれ前半後半の頭を飾ってもらうことに。これは割とすんなり。そして一部でカルト的人気を呼んでいるBBMakはトリ前に収まってもらい、新曲が出なかったB2Kはそこそこのところにご登場頂きました。

トリは、絶対Boyzoneに決まりだろうと。ラストライブを観に行ってなかったら彼らを選ぶことはなかったな。前半戦ラストは当初、ゴールデンボンバーを候補に入れていたところ、過去記事を読み返し石野卓球 (電気グルーヴ)氏に決めました。このグループを"Manband"としちゃうのは彼らに失礼かなと思いつつ、記録として絶対に残しておくべき曲だと考え、前半戦ラストにブッキングしました。

同じく絶対に入れておきたかったのがB5。彼らはManband列伝をまとめる過程で発見したイケメン達で、おそらく2020年現在、日本で彼らに注目しているブログはウチだけ。インディーズレーベルらしいので毎年の新曲リリースは期待できないかもしれないが、もし何か動きがあれば(延び延びになってるEPリリースとかね)ここでお伝えしたい次第。

全体的に、前回(2018年)後半戦出場だったバンドは前半戦に、その逆で前回に前半戦登場のバンドは後半戦に、それぞれ配置したつもり。そうでないとこもあるけど。ほら、よくあるでしょ、本家の紅白でも、前年にトリ務めてた演歌歌手さんが、翌年は前から3番目とか。あんな雰囲気を出してみました。だから、HansonとかRobbie Williams (TAKE THAT)とかNew Kids On The Block (ft. Debbie Gibson)とかはごっそり前半戦。

あとはそうだな・・・Leadは今後もまだまだ活躍が期待できるJapanese manbandだったのでリストに加えました。印象としては彼らの先輩DA PUMPのヒット曲よりも相当強い。サビの「手の鳴る〜♪」って、そういう音とリズムのハメ方ってアリ?っていう、よくよく聴くとかなりクセになる曲です。しかもそれが冒頭のAメロからずっと一貫してるっていう楽しさ。

これは後でも触れるけど、洋楽バンドが主戦場な本ブログの性質上、Japanese band、Korean bandは各3枠ずつにしようと初めは決めていて、前者のうち2枠は意外にもmanbandだった。ただ、後者のKorean bandは3枠ともboybandだったのがバランスを失した感じ。でもね、2020年(にもしこの企画があるとしたら)、実はKorean manband枠が既に1つ、埋まってるんだな、フッフッフッ・・・(寝言)

 

Boyband編

Manbandに比べて勢いがちょっと弱く感じられたboyband。2018年は激アツだったWhy Don't Weも PrettyMuchCNCOも、うーん・・・後ろ2つは年末にかなり興味深いコラボしてくれたので、それでトリ前に配置しました。もしこのコラボがなかったら、PMは'Gone 2 Long'でBBMakと、CNCOは'Pretend'でLeadと、それぞれ対戦してもらうつもりでした。

で、予想外のコラボのお陰で、1枠空いたワケですよ。こ、これは・・・絶対Da-iCE入れたい!!同世代の先輩格Leadとぶつけたい!と思った結果が11日めです。どっちもゴージャス。これでJapanese bandは都合4枠とヒイキしちゃったけど全く悔いなし。

勢いが弱い、と書いてしまったが、In Real LifeINTERSECTION5 Seconds of SummerNew Hope Clubはもう聴いた瞬間、一発で採用。どのバンドも「2019年はこの曲!」というイチオシ揃いです。特にISはリリースが多い年だったけれど、'Who Do You Love'が出なかったらここには選べなかった。相当イイ曲です。MVもシャレてるし。

大トリはSEVENTEENで決まり。もう絶対に。2019年、ホントにこの曲がラストに相応しいかについては、もちろん異論はたくさんあると思う*1けど(普通に選んだらBTSだろう)、K-POPの渦に引きずり込まれた個人的きっかけはセブチだったので、その記録として彼ら14人をお神輿に乗せました。'HIT'って紙吹雪がとても似合う曲だから、そういう意味でもぜひラストに聴きたい。LAのK-CON Live動画は、彼らのイキったステージングがお見事。全員揃って冷静さが蒸発しちゃってる(笑)

 

以上が2019年セットリストの総括です*2。ここで書かなかったバンドにも思い入れはそれぞれあるけど、今はそれを書く精神的余裕がゼロなので、書きたくなったらそれはいつかどこかで。

 

以下、本ブログの2020年について。

 

まず1つ目は、Manband列伝の2020年版アップデートがしたい。特にK-POPに力を注ぎたいなぁ。2010年代はK-POP界にカンブリア大爆発が起きていて、そのせいだろう、英語版Wikipediaのカテゴリー"South Korean boybands"には既に216グループ(!)以上の記事が載っているとのこと。非常にざっくり数えて、"American boybands"で92グループ、"Japanese boybands"で85グループ、"English boybands"で62グループの記事しかないことを考えると、これら3つを合わせてやっと追いつく情報量って一体なんなのよ。まぁ、はっきり言って異常なんだけど、その異常性を俯瞰して理解したい気持ちもある。まだ歴史の浅いK-POP boybandが今後どうなっていくのか、その行く末を占うための先行資料ならたっぷり揃ってるし。

あと、ジャニーズ事務所も所属グループが増えたし、ネット上で公式動画が載ったら、それもぜひ紹介したいところ。ジャニーズ系に対する食わず嫌いを無くしたい、と、2019年紅白のキンプリを観て切に感じた。あのステージから、彼らが愛される理由がよく分かった。

 

2つ目は、毎週ちょびっとでもいいから、Manband列伝とは別に記事を書きたい。一時期、もうなんだかげっそりして(理由はいろいろ)、途絶えてしまった時期もあったのだけど、今回セットリストを組んで大変楽しかったので、2020年も年末に向けてガソリンとなるような新曲記事を書いていきたいと思います。まぁ、みんな、読みたいグループの記事しか読みに来ないんだけどね。

 

3つ目はライブ。そのうち、大枚はたいてVegas Residencyとか行ってみたいなぁ・・・Robbie WilliamsとかHuman NatureとかDonny & Marieとか(シブい!)。夢のまた夢。宝くじが当たったら行こう。

 

以上、2020年の抱負はそんな感じです。今年もよろしく。

*1:どう聴いてもサビはBackstreet Boysだもんね・・・

*2:本リストにご不満な方がもしいれば、その方は乗田さんの2019年まとめがしっくり来るのかも。あちらは邦楽ベース、ウチは洋楽ベース。

<2019年まとめBoyband vs. Manband> 千秋楽!'Love' by Boyzone vs. 'HIT' by SEVENTEEN!

晦日。 あっという間の一年でした。

 

今年は、あなたにとってどんな年でしたか?

 

行く年に想いを馳せつつ、2019年まとめはこの2組で締めたいと思います。

 

まず先攻manband

 

2019年は「復活の年」でした。

 

思い起こせば、Jonas BrothersB2KWestlifeMcFly、そして昨日紹介したBBMak。

 

昨年からの準備期間も合わせて考えると、これだけの重鎮たちが2019年に揃って新曲をリリースし、アルバムを発表し、あるいは復活ツアーで各地を巡りました。

 

そんな中、昨年、25周年ツアーの開催と共に2019年末の(再)解散を発表したグループがいました

 

'Love' by Boyzone (2018/10/04 MV公開)


Boyzone - Love (Official Video)

 

*****

Boyzoneメモ

Irish boybandの先駆けと言っていいBoyzone。その物腰柔らかな楽曲群と、確かなカバーセンス、しかし意外と戦闘能力高めなメンバーの個性がぶつかり合う稀有なmanband。

すっかりデッカくなっちゃった、一応高音担当、なはずのMikey Graham (1972年生)

後輩Brian McFadden (Westlife)とのバンドBoyzlifeのTwitterアカウントも取得して準備万端なKeith Duffy (1974年生)

グループ最後の来日では高音コーラスも(若干)頑張ってくれた(ような気がする)Shane Lynch (1976年生)

そしてBoyzoneの太陽にして、この人いなかったらやっぱりどうにもならんかったであろうRonan Keating (1977年生)

この4人に、さらに故Stephen Gately (1976年生)が(関空経由でZepp大阪の屋根から降りて)加わって、2019年のラストライブは良い出来でした。

 

まぁ、昨年の記事なんですが。
guamman9bonbon.hatenablog.com

 

  

Boyzone 2019年3大ニュース

*大ニュース、といえば6月の電撃的来日しかないでしょう。

直前まで本当に来るのか来ないのか分からず、チケット取ったはいいけれど大阪まで行って空振りはやだな、とか思っていた。時間の関係で途中参加を余儀なくされたのだけど、いざZeppに着いたら、なんと言おうか、良い意味でアットホームというか。まぁ正直お客さんの入りは少なくて後方席はガラガラだった。休日じゃなかったし、来日発表が突然だったからね。そんな環境にもめげず(?)、4人はさすがプロ、気丈なステージング。上手側だったのでしっかりRonan御大からも目線を頂いたし、客席を練り歩いて大サービスしていたKeithもカッコ良かったしで大満足。Mikeyは若干調子崩し気味だった。Shaneはあまり印象に残っていない。

ラストの'Picture of You'ではちょっとウルっとしてしまった。ホント、お疲れさまでした。'Love'、アンコールで期待してたんだけど聴けなかったので、本稿で採り上げることにしました。まさにラストにぴったり。

*ちょうどその一月前、Why Don't Weが全く同じ場所と時間帯でライブをしていた。休日でもなかったが、WDWはさすが売れっ子、後ろまでギッシリ。

20年後、Why Don't WeはBoyzoneと同じように、(ラスト)ライブができたりするのだろうか。そう考えるとちょっと切なくなった。「Why Don't WeはBoyzoneの夢を見るか」というタイトルでブログを書こうとしたけれど、タイトルを思いついただけで手は動かなかった。

ラストライブは10/26だったようです。一番手前側にKeithのお嬢さんが見えます。お客さんギッシリで良かった良かった。

 

 

 

さて。

 

去るバンドがあれば、来るバンドもあります。

 

後攻boyband。2019年まとめのラストを飾る、大トリの紹介です。

 

ウチのブログにK-POPの風を吹き込んでくれた彼らは、海を越え、今年、日本にやってきてくれました。

 

セブチよ!2020年へのドアをノック…いや、HITしてくれ!!

 

'HIT' by SEVENTEEN (2019/09/12 動画公開)   


[KCON 2019 LA] SEVENTEEN - HIT|KCON 2019 LA × M COUNTDOWN

 

*****

SEVENTEENメモ

13人と3チームと1グループ、で、合わせて17 (SEVENTEEN)。そんな不思議な足し算が由来の大所帯K-POP boybandは、性格も体格も声質もまるで凸凹にもかかわらず、他のグループとはちょっと変わったアプローチの楽曲群と、正確無比なボーカル&ダンススキルで世界を唸らせる。

おおらかな統括リーダー兼グループの父、S.COUPS (1995年生)

'HIT'では大活躍、グループの母JEONGHAN (1995年生)

細身に見えて意外とマッチョな高音系JOSHUA (1995年生)

なかなかグループにうまく馴染めない主要メンバーJUN (1996年生)

歌も達者なダンス番長HOSHI (1996年生)

グループきってのドスの効いた低音系WONWOO (1996年生)

ブレインにして頼れる歌唱指導者WOOZI (1996年生)

中国出身の穏やかな中間管理職THE8 (1997年生)

背中で男を語る、渡世を泳ぐ主夫MINGYU (1997年生)

ミュージカルの主演に大抜擢、グループの核の一人、DK (1997年生)

ダイエットを経てすっきり小顔に、ハイトーンとフェイク使いのSEUNGKWAN (1998年生)

西洋風の顔立ちに鋭いラップのVERNON (1998年生)

末っ子だが実は一番しっかりしてると噂のダンスマシーンDINO (1999年生)

 

次に誰がセンターに飛び出して来るのか全く予測のつかないセブチ。 新曲リリースが待ち遠しいバンドは、彼らくらいかもしれない。

  

guamman9bonbon.hatenablog.com

 

SEVENTEEN 2019年3大ニュース

*今年のシングルリリースは'Home'、'Happy Ending'、'HIT'、そして'독: Fear'。これらを集めたアルバム"An Ode"は日韓両国で1位を獲得。シングルチャートで苦戦しているようだが、それは彼らがK-POPのど真ん中から少し外れたところにいるためかもしれない。そこが自分にハマったポイントでもあるのだけど。

*そしてサマソニ・・・熱かった。お目当てだったのはGENERATIONS*1、最も充実したライブはBROCKHAMPTONだったのだが、終わってみて一番、衝撃が尾を引いたのはSEVENTEENだった*2

振り付け動画を凝視し続け、メンバーの顔と名前が瞬時に浮かぶまでになったK-POPバンドはセブチが初めて。凸凹大所帯なのに統制が取れていたり、ボカチ/ヒプチ/パフォチと3チーム分かれてるはずなのに実は垣根がなかったり、センターが決まってそうで決まってなかったりと、なんだか目が離せないところに魅力がある。例えて言うなら、贔屓のラグビーチームのような存在感。

*アジアの音楽賞レースを横目で見ていると、まだまだBTSの後塵を拝しているのが分かる。BTSにはBTSの魅力があるように、セブチにはセブチの良さがあるので、そこがもっと評価に繋がるといいなぁ。有象無象のK-POP boybandの中から、2020年は頭一つ抜けていただきたい。

 

ここまで、2019年まとめ、いかがだったでしょうか。

 

正直、セブチがいなかったら、未だにK-POPの楽しみ方が分からず、途方に暮れていたところ。

 

来年も13人のままでいてくれるかなぁ。そこだけが気掛かり。

 

ということで、以上の選出を踏まえた2019年の総評は、おそらく年明けになると思います。

 

それではみなさん、良いお年を。

*1:SEVENTEENが始まる前、周囲の会話に耳を澄ませて驚いたのは、セブチの出番を待ち焦がれていたファンの内の何人かがGENERATIONSの元ファンだったこと。GENEメンバーの名前はもちろんのこと、曲名とか歌詞やダンスがどうこうだとか、彼女らはだいぶ詳しかった。その中の一人は、なんと家族ぐるみでGENEのファンだったらしく、その場でスマホからお母さん(!)に数原さんの両腕タトゥーの話をしていた(笑)。LDHさん、ファン、取られちゃってますよ!

*2:そういえばこの3組、全部大文字。

<2019年まとめBoyband vs. Manband> 13日目は'Me Necesita' by PrettyMuch & CNCO vs. 'So Far Away' by BBMak!

2019年まとめ。晦日の本日はいよいよ佳境です。

 

先攻boybandは、今年一番の大型案件といっても過言ではないでしょう。

 

Simon Cowell門下同士がフットサルで対決! 

 

'Me Necesita' by PrettyMuch & CNCO (2019/10/24 MV公開)   


PRETTYMUCH, CNCO - Me Necesita (Official Video)

 

*****

<PrettyMuch & CNCOメモ>

今をときめくポスト1D(One Direction)の代表格、その2組が驚きのコラボ。

 

低音担当のゴールキーパー、炎で瞳が燃えるAustin Porter (1997年生)

本作では若干影が薄めな高音担当Nick Mara (1997年生)

Nickとは対照的に大活躍、こちらも高音担当Edwin Honoret (1999年生)

ソロ無くて残念、コーンロウのZion Kuwonu (1999年生)

メガネがトレードマーク、チーム代表Brandon Arreaga (1999年生)

のPrettyMuchの5人。

 

それに加え、CNCOはこの5人。

前髪をサイドに撫で付けてクールに、チーム最年長のChristopher Vélez (1995年生)

髪型がコロコロ変わる係、本作は真っ赤っかのRichard Camacho (1997年生)

金髪坊主からちょっと髪が伸びた、ゴールキーパーZabdiel De Jesús (1997年生)

本作でもやはり大抜擢、もうCNCOの顔と言ってもいいJoel Pimentel (1999年生)

彼もソロがなかった、ちょっともったいないErick Brian Colón (2001年生)

 

PrettyMuchのコラボシリーズの看板として召喚されたのであろうCNCO。この曲入りでPrettyMuchのアルバム、出ないものですかねぇ・・・

 

guamman9bonbon.hatenablog.com

 

PrettyMuch & CNCO 2019年3大ニュース

*まずはPrettyMuchから。今年前半は自作自演期、後半は大型コラボ期と、時期によってグループの方向性が180°変わることに。

今年前半(自作自演期)

'Blind'、'Phases'、'Gone 2 Long'

今年後半(大型コラボ期)

'Lying (featuring Lil Tjay)'、'Rock Witchu'、上の'Me Necesita'、'Up to You (with NCT Dream)'

これに、MVリリースの'The Weekend' (ft. Luísa Sonza)'Love' (ft. Iñigo Pascual)が加わって凄まじい仕事量。ケータリングを男6人で貪る'Love'、初期のPMのヤンチャぶりを思い出して笑える。こういうとこで本領発揮。

*一方のCNCOの働きっぷりは以下の通り。

'Pretend'、'De Cero'、'Me Vuelvo Loco' (with Abraham Mateo)'Pegao' (with Manuel Turizo)、それに上の'Me Necesita'。

お呼ばれしたのが、 

'24 Horas' by Pinto Wahin ft. CNCO

'Como Así' by Lali ft. CNCO

にしても'Me Necesita'。これだけ振り付けもバッチリだったのに、おそらく10人でライブお披露目の機会がなかったのは残念。ちょっと憂鬱な感じの曲調は好みなので、いつかどっちかがセルフカバーしてくれることを期待したい。

*最後に、PrettyMuchのアルバム問題について。

Music Magazine 2019年12月号73頁には、「変化する聴取環境」と題して昨今のCDとストリーミング、そしてアナログ盤の売り上げの相関が解説されている。このよくまとまった解説を読むにつけ、ストリーミング全盛のこの時代、そもそも(演奏時間が総じて数十分もする)アルバムを出す意味なんてあまり無いよね、という気もしてくる。PrettyMuchってもしかしたら、「アルバムを一切リリースせず、単曲とEPをストリーミングで発信し続けるboyband」の先駆けになるのではなかろうか。2019年現在では実際そうなってしまっている。むしろそっちをウリにしたらいいのにな、と思いつつ、hip-hop界隈を中心にそれはもはや当たり前みたいなので、セールスポイントの内には入らないのだろう。 

 

さぁ、この10人を相手するのは結構至難のワザ。なんたって、ピチピチですから。

 

なので、PM+CNCOに負けず劣らず話題性十分だった彼らに、そろそろご登場いただきたいところ。

 

後攻manbandは、紆余曲折を経て今年ようやく新曲が日の目を見た、この3人組です!

 

'So Far Away' by BBMak (2019/08/17 MV 公開)   


BBMAK - So Far Away (Official Music Video)

 

*****

BBMakメモ

90年代末から世紀をまたいで数年活動し、いつの間にか解散してしまった伝説的boyband。そんな彼らが昨年復活し、準備期間を経た今年は各音楽番組やライブで話題を振り撒いた。

ソロ歌手としても活躍中、長髪のChristian Burns (1974年生) 

休業中はパーソナルトレーナーをしていたというムッキムキのMark Barry (1978年生)

自らのバンド10 Reasons to Liveも細々と掛け持ち中のStephen McNally (1978年生)

幾重にも重なったコーラスが美しいロックバンドBBMak。そのメロディへの飽くなきこだわりは、日本のTHE ALFEEを連想させる。

guamman9bonbon.hatenablog.com

 

BBMak 2019年3大ニュース

*再結成元年、BBMakのリリースは、'Bullet Train'、上の'So Far Away'、'Uncivil War'、'Wolves'。これらを含む16年ぶりのアルバム"Powerstation"もリリース。気になるのは、現役歌手が少なくとも2人集まって再結成した割に、シナジーが生まれずチャートで結果が出なかったところか。本人たちが楽しそうならばそれでもいいんだけど。

*そんな3人、アルバムのプロモーションでLance Bass (*NSYNC)のPodcastにお出かけ。この2組といえばやはり'On the Line'でしょう。

*マッチョなMarkは最近ピアノにご執心。そろそろ彼の弾き語りがライブで見られるかもしれない。

 

いかがだったでしょうか。BBMakはこの調子だと、来年以降も新曲リリースが続くのか、よく分からないところはあるものの、引き続き追いかけていきたいと思います。

 

2020年の活躍へ、願いを込めて、この2組(というか3組)を今年のラスト直前に紹介しました。

 

明日はいよいよ最終日。もう、ここまで来ると、残り2組はなんとなく予想つくんじゃないかと思います。

 

明日もお楽しみに。

<2019年まとめBoyband vs. Manband> 12日目は'Shipwrecked In Atlantis' by Busted vs. 'Permission' by New Hope Club!

2019年まとめ12日め。

 

29日ともなると、お店の閉店時間も早くなりますね。必需品の買い出しは終わりましたか?

 

2019年も残すところあと6組。本日は英国ロックバンド対決です。

 

先攻manbandは永遠の暴れん坊たち。

 

'Shipwrecked In Atlantis' by Busted (2019/03/22 MV公開)   


Busted - Shipwrecked In Atlantis (Official Video)

 

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Bustedメモ

2000年代初頭の米国産boybandブームを吹き飛ばし、英国からパンクロックサウンドを響かせシーンど真ん中に突如舞い降りたBusted。その後、数多くの英国産boybandのお手本となり、2015年に復活後もなお気炎を吐いている。

酒とドラッグから奇跡の生還、坊主頭にヒゲのMatt Willis (1983年生)

近年はロス住まいでBusted再結成の仕掛け人だったJames Bourne (1983年生)

タイミングが合ってグループに無事帰還、お帰りなさいCharlie Simpson (1985年生)

後輩McFlyの復活もあった2019年。果たしてBustedの次の矢は。

 

Busted 2019年3大ニュース

*昨年のカムバック作'Ninties'に引き続き、今年は'Radio'、上の'Shipwrecked In Atlantis'、そして'MIA'をリリース。そしてこれらを含む新譜"Half Way There"は全英2位を獲得。'Shipwrecked In Atlantis'のメンバー同士のベタベタっぷりといったら笑。

再結成直後のJonas Brothersともライブで共演Bustedオリジナル、Jonas Brothersカバーでお馴染みの'Year 3000'を合唱。Boybandへの皮肉を歌った曲を、boyband直系のJonas Brothersと16年後にライブするなんてまさか想像してなかったのかもね。どうでもいいけど、ライブ動画のカメラがJoe Jonasにほとんど向いてないのちょっと可哀想・・・ 

*古巣ワーナーとのレコード契約が終了したとのこと。おそらくそのまま契約更新した方が、何かとコトがうまく進む気がする。

(以上はINROCK 2019年 Vol.423, 429のJamesインタビューを適宜参照)

 

 後攻boybandは、そんなBustedの孫(またはひ孫)世代に当たる新星。

 

とはいえ、 実力は十分。むしろ直球勝負のBustedよりもだいぶヒネた球筋がお得意の様子。

 

'Permission' by New Hope Club (2019/02/06 MV 公開)   


New Hope Club - Permission

 

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New Hope Clubメモ

Busted - McFly - The Vamps (傍流に5 Seconds of Summer) - New Hope Clubといったように、英国ロック系boybandの流れを組む3人組。当たり障りのないグループ名と古風なメンバーの名前で油断していると、時既に遅し、彼らの術中にハマっていることにようやく気づかされる次第。

Stereo Kicks解散後、ベースを持ってメンバーの前に現れたReece Bibby (1998年生) 

ほんのつい最近、前髪を下ろしたGeorge Smith (1999年生)

グループのセンターで唯一の黒髪Blake Richardson (1999年生)

初来日を果たし意気揚々の3人。来年あたりフェスとか来てくれないかなぁ。

guamman9bonbon.hatenablog.com

  

New Hope Club 2019年3大ニュース

*New Hope Clubの2019年リリースは、上の'Permission'、'Love Again'、'Somebody That You Loved'(by Bruno Martini and New Hope Club)、'Paycheck'、それに'Know Me Too Well (ft. Danna Paola)'。11月には単独来日公演もありました。 

*上のリンク先に感想を書いた通り、なかなか一筋縄ではいかない、仕掛けが多いboyband。この年で、それほど奇抜な格好でもないのに、ここまで捻った音楽やMVが作れるなんて驚異的。 

*来年2月にはデビューアルバム"New Hope Club"がリリースされる予定。今後のNHCを占う1枚になることでしょう。

 

NHCはThe Vampsからの親離れを経て、単独でも結果を残しているとのこと。まだ若いながら既に次世代のboybandを積極的に前座で採用しているようだし、頼もしい限り。

 

ちょっと駆け足だったかな。本日は以上です。明日もお楽しみに。

<2019年まとめBoyband vs. Manband> 11日目は'Fake Me Fake Me Out' by Da-iCE vs. 'Be The NAKED' by Lead!

2019年まとめ11日め。

 

今日から冬休み、という方も多いのでは。 

 

お休みの方も、そうでない方にも芯からあったまるような、ホットな対決をブッキングしております。 

 

さぁ、先攻boybandは、泣く子も黙る高音系シンガー2人を擁した5人組。

 

おそらくこのバンドで、この曲を超えるハマり具合は、もう今後、あり得ないのでは?

 

'Fake Me Fake Me Out' by Da-iCE (2019/04/21 MV公開)   


Da-iCE - 「FAKE ME FAKE ME OUT」Music Video

  

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Da-iCEメモ

「レコード会社の平社員さん」の力によって結成に至った、シンガー2名、ダンサー3名の今ドキ編成のダンスグループ。キャッチフレーズに「顔面偏差値75」を掲げながらも、裏では着々と牙と爪を研いで本格派バンドへの階段を昇り始めている。

最年長のオシャレさん、香水のプロデュースも手掛ける岩岡徹 (1987年生)

頼れるリーダーは不敵な笑顔、作詞作曲お手の物の工藤大輝 (1987年生)

同姓同名のあの方が今年は大記録、一方こちらはソロアルバムが遂に完成した大野雄大 (1989年生)

4オクターブの金看板、さらに今年は数多くのバラエティ番組にも出演した花村想太 (1990年生)

最年少のダンスマスター、ソロ写真集も好評の和田颯 (1994年生)

アーティストのみならず最強コラボが立て続きのDa-iCE、2020年も引っ張りだこ間違いナシだろう。

 

Da-iCE 2019年3大ニュース

*満5周年を迎えたDa-iCE。その記念すべき年のリリースは、'一生のお願い'、上の'Fake Me Fake Me Out'、そして'Back to Back'の三曲、かな。このうち'Back to Back'はこの冬、コンビニやスーパーの店内放送でヘビーローテーションされてますね。

 そして何より'Fake Me Fake Me Out'のスマッシュヒットぶりと言ったら!大野さん、花村さんの絶唱*1と、ビートに絡みついて離れないダンサー3人を含む振り付けが心に残る一曲。作詞作曲は紅白初出場のOfficial髭男dismを率いる藤原聡氏、振り付けはs**t kingzが手掛けた、いわばmanband / boyband三位一体の傑作。そりゃ、純金ダイスプレゼントも肯ける出来。この三者タッグの再登板を強く希望!

*5周年を記念したベストアルバム"Da-iCE Best"の発売。来年早々に、アルバムタイトルを冠したツアー"Da-iCE Best Tour 2020"が始まる。多方面から様々な仕掛けを企む5人に期待大。

*ソロ活動も盛んな5人。岩岡さんは香水・サプリメントのプロデュース、工藤さんは作詞作曲方面で大車輪の活躍ぶり、大野さんはアカペラ含む歌手活動と料理動画配信、花村さんはバラエティへの露出に加えバンド活動も開始し、和田さんは他グループのダンス動画客演でもたびたびお見かけする程のダンスフリーク。5人の活動を全部追うのは不可能に近いほどのマルチぶり。良い意味での節操のなさは、グループのブランド価値をグンと高めている。

 

こんなゴージャスなDa-iCEの5人に対抗できるのは、ベテランのあの3人しかいないでしょう。

 

ほぼ同世代ながら既に熟練の域。ダンス&ボーカルに加え、ラップもこなす後攻manbandは、老舗事務所の精鋭たち!

 

'Be The NAKED' by Lead (2018/12/30 MV 公開)  


Be the NAKED / Lead【Music Video】

 

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Leadメモ

歌とダンスにストイックなライジングプロダクション所属の3人組*2。ステージ上のシャープな身のこなしとは対照的な、オール西日本出身のおおらかな佇まいがギャップ萌えを誘う。

メンバーから色黒を弄られる、ラップ担当の谷内伸也 (1987年生)

時折ドキッとする程フェミニンな語尾が飛び出す、歌担当の古屋敬多 (1988年生)

妖しい眼光と柔らかい関西弁でファンを虜にする、同じく歌担当の鍵本輝 (1988年生)

インタビュー動画やその書き起こしを拝見するに、3人揃うとお喋りが止まらない様子。寡黙とは無縁のサービス精神と舞台度胸で、manband戦国時代を勝ち残ってくれ! 

guamman9bonbon.hatenablog.com

  

Lead 2019年3大ニュース

*Leadの2019年は、TVアニメ「火ノ丸相撲」の第二期オープニングテーマとなった'Be the Naked'、そして爽やかなサマーチューン'Summer Vacation'。'Be the Naked'の作曲編曲には、数多くのK-POPヒットソングを世に送り出したプロデューサーユニットCoach & Sendoが携わり、振り付けはこのほど第一子が誕生したShow-hey (RADIO FISH)が担当。こちらも見事に三位一体の賜物。中でも「モザイクダンス」はクセになる。個人的には、もっと両手をこう、激しくモミモミして欲しいところ。

*ファンクラブツアー"Leaders Party 16! ~JUMP~"の合間に、楽屋で名物スイーツを食べ尽くす企画動画が好評を博す。名古屋編カフェジャンシアーヌの「ぴよりん」)、大阪編波芳庵の「炙りみたらし」)、福岡編博多菓匠 左衛門の「博多ぶらぶら」)、仙台編蔵王チーズの「クリーミースプレッド」シリーズ他)、東京編Hello Kitty Japanの「クリーム大福」)と甘味三昧。どれもこれも買って帰りたくなる逸品揃い。特に大阪の炙りみたらし動画は、矢も盾も堪らずかぶり付いちゃう谷内さんの喰いっぷりにご注目いただきたい。

DA PUMPがMCの"DA DA DANCE"に3人揃ってご出演*3メイキングでサラッと高度なダンスを魅せてくれるあたり、別格のダンススキルがうかがえる。

 

いかがだったでしょうか。 Da-iCEの年上組とLead3人の年齢はほぼ重なるけれど、グループ結成が約10年ずれるため、あえて"Boyband vs. Manband"としてブッキングした本稿。

 

2020年も両グループの更なる飛躍を期待したいものです。

 

明日もお楽しみに。

*1:特に花村さんの超絶ロングトーンに着目。MVだと上体をグッと反らしているが、ライブではむしろ背を丸めて声を絞り出している。この姿勢は、高音の出し方の正攻法としてしおたんさんのボイトレレクチャーでも言及されている。豆知識。

*2:ライジングのアーティストはとにかく歌やダンスにストイックです。ダンスイベント『UNITED ~RISING DANCE FESTIVAL ~』を2010年から開催していたのですが、DA PUMP三浦大知w-inds.もLeadもオールジャンル踊れるんですよ・・・ロッキン、ニュージャック、ブレイキン、ヒップホップまで。ステージでは互いの曲で歌やダンスをカバーするんですけど、それぞれオリジナルを超える勢いのパフォーマンスを魅せてくれて。」(Quick Japan Vol.139, p.96, マネージャー三島氏のインタビューより)

*3:なお、DA PUMPのダンサー6人よりもグループデビューが早い3人。年上後輩との言葉遣い的に微妙なやり取りがたびたびTweet上を漂う。お互い仲は良いみたい。

<2019年まとめBoyband vs. Manband> 10日目は'No Habro Espanol' by Howie D (Backstreet Boys) vs. 'Break It Down' by Princes to Kings!

さぁ、2019年まとめ10日め。年の瀬も押し迫ってまいりました。

 

本日が仕事納めの方も、そうでない方も、楽しんでいってください。

 

先攻manbandは、2019年秋、未曾有の台風直撃後にやって来た5人!・・・の中の智将!

 

'No Habro Espanol' by Howie D (Backstreet Boys) (2019/05/10 MV公開)  


Howie D - No Hablo Español (Official Music Video)

 

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Backstreet Boysメモ

彼らをmanbandと呼ばずして誰をそう呼べるのか。Manbandとしての栄誉と業を5人で背負う唯一無二のworldwide mega-manband。コーラス、ダンス、結束力は年を重ねて円熟の域、他の有象無象とはひと味もふた味も違う!

長髪も短髪もイケる、ミスター変幻自在にしてBass担当Kevin Richardson (1971年生)

本稿の主役でありBSBの影のブレイン、可愛らしさと知性とが入り混じったファルセッターHowie D (1973年生)

大阪城ホール公演で見事な復活劇を魅せたフロントマンBrian Littrell (1975年生)

メンバーの中で何故か一人だけ女の子達の父親、ソロとグループ活動をどちらも全力投球AJ McLean (1978年生)

良き家庭人にして今年はオメデタもあった最年少Nick Carter (1980年生)。 

昨年の大復活の余波はまだまだ続きそう。若いファンを取り込みつつ、Backstreet Boysよ何処へ行く?

 

Backstreet Boys 2019年3大ニュース

*今年冒頭にGrammyの授賞式に出席した5人。受賞は逃してしまったが、"Best Pop Duo/Group Performance"カテゴリーにmanband枠を滑り込ませたBSBの偉業は末長く語り継がれるべし。ちょうど、Hollywood Walk of Fameに選出されて以来、manbandが立て続けに選ばれるきっかけとなったBoyz II Menと同等の誇れる価値。

 そんな彼らの新作"DNA"は全米1位を獲得。"Black & Blue" (2000年)以来、実に約20年ぶりの首位返り咲き。自作自演が当たり前な近年の風潮に反し、プロデュースを他所に委ねたのが勝因かと。シングルリリースは'No Place'のみ。MVには5人の家族が勢揃いし、その中にはもちろんBaylee Littrell、そして本作'No Habro Espanol'の主役であるJames君もバッチリ元気な姿を見せている。

*そしてDNA World Tour・・・大阪に参戦できて感無量。特にBrianの復活を真近に目撃できてもう、胸がいっぱいだった。これもいつか書きたいなぁ・・・色々思い出しちゃうけど、特に後半、ヒット曲をアレンジした爆音ディスコメドレーあったじゃないですか*1。あそこで全く声が怯えず曇らず、Brianの声がホール全体に響き渡っていたのが印象深かった。これで6年前の借りは返したね。東京は残念ながら台風で中止だったが、2020年にもう一度、追加公演があることを祈るのみ。

*グループが絶好調、ならなぜ本稿はHowieソロなの・・・なんておっしゃるなかれ。このソロ、めっちゃ達者でしょ。Howieの幼年期のほろ苦い思い出を、ファニーな御子息James君リップシンクに委ね、自分はクールな顔してギンギンにギターを爪弾く。Howie御大、クール過ぎてちょっとズルい(笑)。"I can't speak English."にも似る、よくよく考えるとなんか深い気がするタイトルといい、Howieの御母堂Paulaさんの笑顔といい、地元オーランドの青空といい、ミステリアスにも聴こえる女声コーラスといい、何もかもが楽しい。聴く人の好みにもよるが、同年リリースのAJのソロと比べても出来は数段上。

 

Howieは盟友Nickと共にダンスプロジェクトなるものを企てているらしい(INROCK, 2019年4月号, Vol. 424インタビューより)。BSBにおいて唯一失点ゼロの男Howie D、46歳。ここらで人生の掛け金を全部はたいて、伸るか反るかの大勝負に出ても良いのでは。

 

さて後攻。お子様が主役、という意味では似たようなMV。

 

しかしこちらはインディロックの本格派。James君より年長*2のお兄さん3人組。

 

本日のboybandは、2019年も新曲を届けてくれた彼らです!

 

'Break It Down' by Princes to Kings (2019/06/23 MV 公開)  


Princes to Kings - Break It Down (Official Music Video)

 

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Princes to Kingsメモ

Darren Everest (The Overtones)がmanagementを手がける、

次第に大人の色気が出てきたかJosh Pile (lead guitar、1999年生)、

ドラムの出番が少なめ、タレ目が可愛いFinn Pile (drums & Percussions、2002年生)、

ちっこいが意外と脚長Zac Pile (vocal & base guitar、2005年生)

の三兄弟バンド。主にTwitterInstagramでカバーソングを精力的に公開している。 

 

Princes to Kings 2019年3大ニュース

*直近ではBBCのMichael McIntyre's Big Showの1コーナー、"Unexpected Stars of the Show"に出演。Snow Patrolのカバー曲、'Chasing Cars'を披露した。シブい選曲に、堂々たる歌いっぷり。舞台度胸満点。

*今年はその'Chasing Cars'と上の'Break It Down'の2曲をリリース。インディーズにしては着実に実績を積んでいると言えるが、欲を言うならもう少しお兄さん2人の技術向上が望まれる。対するZacはほっといても自然に歌うまくなっちゃうでしょう。勝負どころは声変わり後かな。

* 彼らの'Ruin My Life'のカバー御本家Zara Larssonが激賞。それを聞いた3人のクネクネっぷりが面白い。リアクションが似ているのはやっぱり兄弟だから?

 

密かに(歌詞が一部)スペイン語対決だった今回。勝者はどちら?

 

明日もお楽しみに。

*1:蛇足だけど、あの演出はいろんな意味で最高&痛快だった。爆音とガビガビのレーザー光線の演出で、スマホ撮影が全く無意味。ライブをこの目で焼き付けろ!とでも言わんばかりの5人のメッセージがビシビシ伝わった。ああいう演出、これからも流行るんじゃないかしら。もちろん、アレンジも最&高。

*2:末弟のZac Pileが2005年生、一方、Howie D 夫妻の結婚が2007年なので、通常であればそうなる。