大晦日。 あっという間の一年でした。
今年は、あなたにとってどんな年でしたか?
行く年に想いを馳せつつ、2019年まとめはこの2組で締めたいと思います。
まず先攻manband。
2019年は「復活の年」でした。
思い起こせば、Jonas Brothers、B2K、Westlife、McFly、そして昨日紹介したBBMak。
昨年からの準備期間も合わせて考えると、これだけの重鎮たちが2019年に揃って新曲をリリースし、アルバムを発表し、あるいは復活ツアーで各地を巡りました。
そんな中、昨年、25周年ツアーの開催と共に2019年末の(再)解散を発表したグループがいました。
'Love' by Boyzone (2018/10/04 MV公開)
Boyzone - Love (Official Video)
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Boyzoneメモ
Irish boybandの先駆けと言っていいBoyzone。その物腰柔らかな楽曲群と、確かなカバーセンス、しかし意外と戦闘能力高めなメンバーの個性がぶつかり合う稀有なmanband。
すっかりデッカくなっちゃった、一応高音担当、なはずのMikey Graham (1972年生)
後輩Brian McFadden (Westlife)とのバンドBoyzlifeのTwitterアカウントも取得して準備万端なKeith Duffy (1974年生)
グループ最後の来日では高音コーラスも(若干)頑張ってくれた(ような気がする)Shane Lynch (1976年生)
そしてBoyzoneの太陽にして、この人いなかったらやっぱりどうにもならんかったであろうRonan Keating (1977年生)
この4人に、さらに故Stephen Gately (1976年生)が(関空経由でZepp大阪の屋根から降りて)加わって、2019年のラストライブは良い出来でした。
まぁ、昨年の記事なんですが。
guamman9bonbon.hatenablog.com
昔、大学の授業で、「美しいものの絶対条件」は「壊れないこと」だと習った。脆いと後世に残らないから。Ronan KeatingもKeith Duffyも、いや、Boyzone全員、その点ではるかに頑丈だった。さすが。
— じょっき体入@蝦蟇 (@Guamman8) June 27, 2019
'Love' by Gary Barlowで〆なかったあたりに、「湿っぽい雰囲気で終わりたくない!」というBoyzoneのネアカな気質を見た気がする。
— じょっき体入@蝦蟇 (@Guamman8) June 27, 2019
実は密かに期待していた曲だったんだけど…
Boyzone 2019年3大ニュース
*大ニュース、といえば6月の電撃的来日しかないでしょう。
直前まで本当に来るのか来ないのか分からず、チケット取ったはいいけれど大阪まで行って空振りはやだな、とか思っていた。時間の関係で途中参加を余儀なくされたのだけど、いざZeppに着いたら、なんと言おうか、良い意味でアットホームというか。まぁ正直お客さんの入りは少なくて後方席はガラガラだった。休日じゃなかったし、来日発表が突然だったからね。そんな環境にもめげず(?)、4人はさすがプロ、気丈なステージング。上手側だったのでしっかりRonan御大からも目線を頂いたし、客席を練り歩いて大サービスしていたKeithもカッコ良かったしで大満足。Mikeyは若干調子崩し気味だった。Shaneはあまり印象に残っていない。
ラストの'Picture of You'ではちょっとウルっとしてしまった。ホント、お疲れさまでした。'Love'、アンコールで期待してたんだけど聴けなかったので、本稿で採り上げることにしました。まさにラストにぴったり。
*ちょうどその一月前、Why Don't Weが全く同じ場所と時間帯でライブをしていた。休日でもなかったが、WDWはさすが売れっ子、後ろまでギッシリ。
20年後、Why Don't WeはBoyzoneと同じように、(ラスト)ライブができたりするのだろうか。そう考えるとちょっと切なくなった。「Why Don't WeはBoyzoneの夢を見るか」というタイトルでブログを書こうとしたけれど、タイトルを思いついただけで手は動かなかった。
*ラストライブは10/26だったようです。一番手前側にKeithのお嬢さんが見えます。お客さんギッシリで良かった良かった。
さて。
去るバンドがあれば、来るバンドもあります。
後攻boyband。2019年まとめのラストを飾る、大トリの紹介です。
ウチのブログにK-POPの風を吹き込んでくれた彼らは、海を越え、今年、日本にやってきてくれました。
セブチよ!2020年へのドアをノック…いや、HITしてくれ!!
'HIT' by SEVENTEEN (2019/09/12 動画公開)
[KCON 2019 LA] SEVENTEEN - HIT|KCON 2019 LA × M COUNTDOWN
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13人と3チームと1グループ、で、合わせて17 (SEVENTEEN)。そんな不思議な足し算が由来の大所帯K-POP boybandは、性格も体格も声質もまるで凸凹にもかかわらず、他のグループとはちょっと変わったアプローチの楽曲群と、正確無比なボーカル&ダンススキルで世界を唸らせる。
おおらかな統括リーダー兼グループの父、S.COUPS (1995年生)
'HIT'では大活躍、グループの母JEONGHAN (1995年生)
細身に見えて意外とマッチョな高音系JOSHUA (1995年生)
なかなかグループにうまく馴染めない主要メンバーJUN (1996年生)
歌も達者なダンス番長HOSHI (1996年生)
グループきってのドスの効いた低音系WONWOO (1996年生)
ブレインにして頼れる歌唱指導者WOOZI (1996年生)
中国出身の穏やかな中間管理職THE8 (1997年生)
背中で男を語る、渡世を泳ぐ主夫MINGYU (1997年生)
ミュージカルの主演に大抜擢、グループの核の一人、DK (1997年生)
ダイエットを経てすっきり小顔に、ハイトーンとフェイク使いのSEUNGKWAN (1998年生)
西洋風の顔立ちに鋭いラップのVERNON (1998年生)
末っ子だが実は一番しっかりしてると噂のダンスマシーンDINO (1999年生)
次に誰がセンターに飛び出して来るのか全く予測のつかないセブチ。 新曲リリースが待ち遠しいバンドは、彼らくらいかもしれない。
SEVENTEEN 2019年3大ニュース
*今年のシングルリリースは'Home'、'Happy Ending'、'HIT'、そして'독: Fear'。これらを集めたアルバム"An Ode"は日韓両国で1位を獲得。シングルチャートで苦戦しているようだが、それは彼らがK-POPのど真ん中から少し外れたところにいるためかもしれない。そこが自分にハマったポイントでもあるのだけど。
*そしてサマソニ・・・熱かった。お目当てだったのはGENERATIONS*1、最も充実したライブはBROCKHAMPTONだったのだが、終わってみて一番、衝撃が尾を引いたのはSEVENTEENだった*2。
振り付け動画を凝視し続け、メンバーの顔と名前が瞬時に浮かぶまでになったK-POPバンドはセブチが初めて。凸凹大所帯なのに統制が取れていたり、ボカチ/ヒプチ/パフォチと3チーム分かれてるはずなのに実は垣根がなかったり、センターが決まってそうで決まってなかったりと、なんだか目が離せないところに魅力がある。例えて言うなら、贔屓のラグビーチームのような存在感。
*アジアの音楽賞レースを横目で見ていると、まだまだBTSの後塵を拝しているのが分かる。BTSにはBTSの魅力があるように、セブチにはセブチの良さがあるので、そこがもっと評価に繋がるといいなぁ。有象無象のK-POP boybandの中から、2020年は頭一つ抜けていただきたい。
ここまで、2019年まとめ、いかがだったでしょうか。
正直、セブチがいなかったら、未だにK-POPの楽しみ方が分からず、途方に暮れていたところ。
来年も13人のままでいてくれるかなぁ。そこだけが気掛かり。
ということで、以上の選出を踏まえた2019年の総評は、おそらく年明けになると思います。
それではみなさん、良いお年を。