Bon Bon Boyband ! Man Man Manband !

海外Boyband/Manbandのニュースに簡単なコメントを添えたブログです。

<2019年まとめBoyband vs. Manband> 10日目は'No Habro Espanol' by Howie D (Backstreet Boys) vs. 'Break It Down' by Princes to Kings!

さぁ、2019年まとめ10日め。年の瀬も押し迫ってまいりました。

 

本日が仕事納めの方も、そうでない方も、楽しんでいってください。

 

先攻manbandは、2019年秋、未曾有の台風直撃後にやって来た5人!・・・の中の智将!

 

'No Habro Espanol' by Howie D (Backstreet Boys) (2019/05/10 MV公開)  


Howie D - No Hablo Español (Official Music Video)

 

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Backstreet Boysメモ

彼らをmanbandと呼ばずして誰をそう呼べるのか。Manbandとしての栄誉と業を5人で背負う唯一無二のworldwide mega-manband。コーラス、ダンス、結束力は年を重ねて円熟の域、他の有象無象とはひと味もふた味も違う!

長髪も短髪もイケる、ミスター変幻自在にしてBass担当Kevin Richardson (1971年生)

本稿の主役でありBSBの影のブレイン、可愛らしさと知性とが入り混じったファルセッターHowie D (1973年生)

大阪城ホール公演で見事な復活劇を魅せたフロントマンBrian Littrell (1975年生)

メンバーの中で何故か一人だけ女の子達の父親、ソロとグループ活動をどちらも全力投球AJ McLean (1978年生)

良き家庭人にして今年はオメデタもあった最年少Nick Carter (1980年生)。 

昨年の大復活の余波はまだまだ続きそう。若いファンを取り込みつつ、Backstreet Boysよ何処へ行く?

 

Backstreet Boys 2019年3大ニュース

*今年冒頭にGrammyの授賞式に出席した5人。受賞は逃してしまったが、"Best Pop Duo/Group Performance"カテゴリーにmanband枠を滑り込ませたBSBの偉業は末長く語り継がれるべし。ちょうど、Hollywood Walk of Fameに選出されて以来、manbandが立て続けに選ばれるきっかけとなったBoyz II Menと同等の誇れる価値。

 そんな彼らの新作"DNA"は全米1位を獲得。"Black & Blue" (2000年)以来、実に約20年ぶりの首位返り咲き。自作自演が当たり前な近年の風潮に反し、プロデュースを他所に委ねたのが勝因かと。シングルリリースは'No Place'のみ。MVには5人の家族が勢揃いし、その中にはもちろんBaylee Littrell、そして本作'No Habro Espanol'の主役であるJames君もバッチリ元気な姿を見せている。

*そしてDNA World Tour・・・大阪に参戦できて感無量。特にBrianの復活を真近に目撃できてもう、胸がいっぱいだった。これもいつか書きたいなぁ・・・色々思い出しちゃうけど、特に後半、ヒット曲をアレンジした爆音ディスコメドレーあったじゃないですか*1。あそこで全く声が怯えず曇らず、Brianの声がホール全体に響き渡っていたのが印象深かった。これで6年前の借りは返したね。東京は残念ながら台風で中止だったが、2020年にもう一度、追加公演があることを祈るのみ。

*グループが絶好調、ならなぜ本稿はHowieソロなの・・・なんておっしゃるなかれ。このソロ、めっちゃ達者でしょ。Howieの幼年期のほろ苦い思い出を、ファニーな御子息James君リップシンクに委ね、自分はクールな顔してギンギンにギターを爪弾く。Howie御大、クール過ぎてちょっとズルい(笑)。"I can't speak English."にも似る、よくよく考えるとなんか深い気がするタイトルといい、Howieの御母堂Paulaさんの笑顔といい、地元オーランドの青空といい、ミステリアスにも聴こえる女声コーラスといい、何もかもが楽しい。聴く人の好みにもよるが、同年リリースのAJのソロと比べても出来は数段上。

 

Howieは盟友Nickと共にダンスプロジェクトなるものを企てているらしい(INROCK, 2019年4月号, Vol. 424インタビューより)。BSBにおいて唯一失点ゼロの男Howie D、46歳。ここらで人生の掛け金を全部はたいて、伸るか反るかの大勝負に出ても良いのでは。

 

さて後攻。お子様が主役、という意味では似たようなMV。

 

しかしこちらはインディロックの本格派。James君より年長*2のお兄さん3人組。

 

本日のboybandは、2019年も新曲を届けてくれた彼らです!

 

'Break It Down' by Princes to Kings (2019/06/23 MV 公開)  


Princes to Kings - Break It Down (Official Music Video)

 

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Princes to Kingsメモ

Darren Everest (The Overtones)がmanagementを手がける、

次第に大人の色気が出てきたかJosh Pile (lead guitar、1999年生)、

ドラムの出番が少なめ、タレ目が可愛いFinn Pile (drums & Percussions、2002年生)、

ちっこいが意外と脚長Zac Pile (vocal & base guitar、2005年生)

の三兄弟バンド。主にTwitterInstagramでカバーソングを精力的に公開している。 

 

Princes to Kings 2019年3大ニュース

*直近ではBBCのMichael McIntyre's Big Showの1コーナー、"Unexpected Stars of the Show"に出演。Snow Patrolのカバー曲、'Chasing Cars'を披露した。シブい選曲に、堂々たる歌いっぷり。舞台度胸満点。

*今年はその'Chasing Cars'と上の'Break It Down'の2曲をリリース。インディーズにしては着実に実績を積んでいると言えるが、欲を言うならもう少しお兄さん2人の技術向上が望まれる。対するZacはほっといても自然に歌うまくなっちゃうでしょう。勝負どころは声変わり後かな。

* 彼らの'Ruin My Life'のカバー御本家Zara Larssonが激賞。それを聞いた3人のクネクネっぷりが面白い。リアクションが似ているのはやっぱり兄弟だから?

 

密かに(歌詞が一部)スペイン語対決だった今回。勝者はどちら?

 

明日もお楽しみに。

*1:蛇足だけど、あの演出はいろんな意味で最高&痛快だった。爆音とガビガビのレーザー光線の演出で、スマホ撮影が全く無意味。ライブをこの目で焼き付けろ!とでも言わんばかりの5人のメッセージがビシビシ伝わった。ああいう演出、これからも流行るんじゃないかしら。もちろん、アレンジも最&高。

*2:末弟のZac Pileが2005年生、一方、Howie D 夫妻の結婚が2007年なので、通常であればそうなる。