まとめ4日め。今年も残すところあと10日とちょっととなりました。早いですね。
タイトルを見てピンときた方は多いのでは。そうです。本日は、英国重鎮バンド出身の、しかもソロ歌手対決なのです。
先攻boybandは、ファンが皆、待って、待って、待ちくたびれた頃に突如ソロを再始動したこのお方。
'Two of Us' by Louis Tomlinson (One Direction) (2019/05/16 MV 公開)
Louis Tomlinson - Two of Us (Official Video)
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One Directionメモ
かつて「1Dの前に1Dなし、1Dの後にも1Dなし」と囁かれ、boyband史に燦然と輝く名を残したOne Direction。・・・だけど、今の10代に"One Directionって知ってる?"って聞いたとしても、うっかりするとロクな答えが返ってこない気が。何故なら、1Dがグループとして築いてきたサウンドって、2019年現在のpop musicからはキレイに拭い去られちゃっているからなんだよなぁ。
しかしグループ活動停止後、休まずエンタメ最前線で活躍している5人にとっては、内心そんな過去などハナにもかけてないだろう。
Simon Cowellの薫陶を受け、この2019年にアーティストとして大躍進を遂げたLouis Tomlinson (1991年生)
昨年までの鬱積を晴らすかのような傑作が結実しそうなLiam Payne (1993年生)
ツアーが終わって一息ついて、2020年以降の布石も抜かりないNiall Horan (1993年生)
男性も女性も一緒くたに彼のトリコ、Harry Styles (1994年生)
そして新作を絶え間なくリリース、4人とは距離を置きつつ活動するZayn Malik (1993年生)
最年長のLouの再始動から、堰を切ったように再び動き始めた1Dのソロ活動。5人の今後のポジション取りにご注目あれ。
One Direction 2019年3大ニュース
*2019年のリリースは以下の通り(Wikipediaより)。
Louis Tomlinson: 上の'Two of Us', Louの猫っ声ロックが耳に楽しい'Kill My Mind', 一瞬アレを思い出すMVの'We Made It', そして'Don't Let It Break Your Heart'の4作。それにこれらを含むアルバム"Walls"が遂に完成!'Two of Us'のMVでは
Liam Payne: 'Stack It Up (
Niall Horan: ツアー後のリリースとなった'Nice to Meet Ya'のみ。小休憩の年。
Harry Styles: MVのラストに電気グルーヴのあの曲を思い出しちゃった'Lights Up'と、'Watermelon Sugar'の2作、そして2枚目のアルバム"Fine Line"を無事リリース。
Zayn Malik: 'Satisfaction', ZAYNの声が絶景によく映える'Stand Sill', 'Flames (
*ソロミュージシャンとして遂にお互いのシマを荒らし出した(?)5人。「お互いのことは一切ライバル視してないんだ。きっとそれぞれに全く違うタイプの音楽をやっているからなんだろうね。」とはNiallの弁だが(INROCK 2020 January, Vol.433, p.16)、何をおっしゃいますやら。ちょっとインディポップ寄りだったNiallはガッツリとロックに移ったし、ロックの人だったHarryは'Sign of Times'ばりにナイーブなオルタナに。ソロデビュー当初はヒップホップと親和性が高かったLouははっきりとインディポップに偏ったし、同じくヒップホップどっぷりだったLiamはというとクリスマスソングなんか出しちゃってる。きわめつけは、マニアックなR&Bをモソモソ歌ってたZaynが'A Whole New World'って、一体どういうこと?ちなみにNiallはLouの'Kill My Mind'がお気に入り。
*5人の移籍レーベルはバラバラに(確定)。おさらいしましょう。
<Sony系列>
Lou → Arista Records
Zayn → RCA Records
Harry → Columbia Records
<Universal Music 系列>
Liam → Republic Records
Niall → Capitol Records
こりゃ、再結成するにも一苦労だな・・・
'Two of Us'のMVで、Louの右腕に刻まれた"X"、見えました?
Louの大事な右腕にオイタしたこの方にご登場いただきましょう。
後攻manbandは、今年30周年を迎えた重鎮バンド・・・の本体から離脱して米国で絶賛ソロ活動中。
'Gold' by Robbie Williams (TAKE THAT) (2019/01/21 MV 公開)
Robbie Williams | Gold - Official Video
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TAKE THATメモ
遂に30周年を迎えたmanbandの重鎮中の重鎮。他のどのバンドとも滅多につるむことなく、かつコンサバを地で行く孤高の5人。聴けば聴くほどクセになるサウンドは、世界中に熱狂的なthatter(TAKE THATファン)を今日も生み出している。メンバーは、
TT30お疲れ様賞を差し上げたい、クラシックカー大好きおじさんHoward Donald (1968年生)
キャプテンはhiatusでも休まず営業中、Gary Barlow (1971年生)
体を絞って"Greatest Hits Live"に臨み、正直、Gazより存在感のあるボーカルを披露したMark Owen (1972年生)。
これに、
誘ってももう来ない人、芸能活動やる気なくなっちゃったJason Orange (1970年生)
までがかつてのTT4。それで、この記事で取り上げるのはもちろん、
完全再結成は結局のところ夢のまた夢、その渦中には必ずこの人Robbie Williams (1974年生)
"Greatest Hits Live"が終わり、メンバー各自の今後の去就が気になるところ。
TAKE THAT 2019年3大ニュース
*まずはTT3(Howard、Gaz、Mark)。TT30の総決算である"Greatest Hits Live"は全52公演が無事終了。 映像(iTunesで購入)を観た感想もいずれ書きたいところ。第一印象は、Gazが若干調子を崩していたところと、それを補って余りあるHowardとMarkの存在感。特にMarkは凄かった!終始笑顔でコーラスを下から支え、メインボーカルでは余裕のパフォーマンスで魅せる。中でも'Shine'や'Babe'の彼のパフォーマンスはライブ映像としてベストなのでは。ライブで3人を観賞できた人がホント羨ましい。
*一方のRobは、TT3に「先駆けて」Vegas Residency。セットリストをチラッと見ると、意外にも単なるヒットメドレーショウとはしないところにRobの心境の変化が窺える。長らくライブの幕開けを飾ってきた'Let Me Entertain You'も4曲めだし、ラストの定番曲'Angels'も'My Way'の前。果たしてこのセトリで見事ロングランなるか。Robの戦略が米国民にうまくハマるといいんだけど。
*TT本体のシングルリリースは無し。Robはアルバム"Under the Radar Vol. 3"とクリスマスアルバムである"The Christmas Present"をリリース。上の'Gold'は"Under the Radar Vol. 3"より。'
"Robbie Williams 3人説"をしつこく唱え続ける俺としては、このMVの白、黒、赤のシルエットは、やはりどれもRobなんだろう、そう思う。
2020年はTT本体のhiatusに突入し、しばらく5人ともハッキリと道を分かつことに。Jayも年イチで生存確認がされているので、2020年も元気でいてくれることでしょう。多分。
1DもTTも、2020年のソロ活動が華やかとなることに期待しましょう。明日もお楽しみに。
本稿を、Robを愛してやまなかった、あるthatterさんに捧げます。