Bon Bon Boyband ! Man Man Manband !

海外Boyband/Manbandのニュースに簡単なコメントを添えたブログです。

<2020年ピックアップBoyband vs. Manband> 2020年総評 ~コロナは何を変えたか~

だいぶ時間が空きましたが2020年の総評です。さすがに半年過ぎる前には更新したかった。

以下は2020年末のセットリスト。カッコ内はグループ年数(結成年基準の数え年)です。

 

    boyband manband
前半戦 1st round
(12/17)
🇰🇷NCT 127 (5)
'영웅 (英雄; Kick It)'
🇺🇸SZA, Justin Timberlake (*NSYNC) (26)
'The Other Side (From Trolls World Tour)'
2nd round
(12/18)
🇺🇸Jack Gilinsky (Jack & Jack) ft. Don Toliver (8)
'My Love'
🇬🇧Lee Ryan (Blue) (20)
'Mockinbirds'
3rd round
(12/19)
🇯🇵原因は自分にある。 (1)
'嗜好に関する世論調査'
🇦🇺Human Nature (32)
'Nobody Just Like You'
4th round
(12/20)
🇺🇸Why Don't We (5)
'Chills'
🇺🇸K-Ci Hailey (Jodeci) (32)
'Jesus Saves'
5th round
(12/21)
🇮🇪Jack Duff (RoadTrip) (6)
'Bad For Me'
🇮🇪Boyzlife (5)
'You Needed Me'
6th round
(12/22)
🇺🇸AJR (16)
'BANG!'
🇰🇷SUPER JUNIOR (16)
'2YA2YAO!'
7th round
(12/23)
🇬🇧Harry Styles (One Direction) (11)
'Watermelon Sugar'
🇯🇵w-inds. (21)
'DoU'
Half Time
(12/24)
新しい地図, Snow Man, SixTONES, The Temptations, SEVENTEEN, DA PUMP, Power Boyz, Jr.EXILE, 三代目J Soul Brothers, TREASURE, 10神ACTOR, 筷子兄弟, 王源 (TFBOYS), Hanson, キンモクセイ, ゴスペラーズ, Def Tech, 北村匠海(DISH//), Sergio JR (In Real Life), On The Outside, 4th Ave, OWV, ORβIT, SKY-HI (AAA), MAX (東方神起), WONHO (MONSTA X),Ricky Martin (Menudo), Jacob Underwood (O-Town), Ricky Rebel (No Authority), Out of the Blue, Rak-Su, Ralph Tresvant (New Edition), Mic LOWRY, NORD, 電気グルーヴ, NORAZO, M!LK, A.B.C-Z, Taeyang (BIGBANG), BROCKHAMPTON, Il Divo, Emblem 3, Jagged Edge, Lead, 純烈, 東京力車, Backstreet Boys, The Vamps, All 4 One, , 男闘呼組, Steps
後半戦 8th round
(12/25)
🇬🇧New Hope Club (6)
'Worse'
🇬🇧Gary Barlow (TAKE THAT) (31)
'When I Say Goodbye'
9th round
(12/26)
🇮🇹Il Volo (11)
'UNICEF Won't Stop'
🇺🇸Take 6 (41)
'#SpreadLove2020Challenge'
10th round
(12/27)
🇺🇸CNCO & Natti Natasha  (6)
'Honey Boo'
🇺🇸Jonas Brothers ft. Carol G (16)
'X'
11th round
(12/28)
🇬🇧Princes to Kings (5)
'Us'
🇺🇸OK Go (13)
'All Together Now'
12th round
(12/29)
🇯🇵JO1 (1)
'無限大'
🇬🇧JLS (15)
'Beat Again/Everybody in Love'
13th round
(12/30)
🇦🇺5 Seconds of Summer (10)
'Wildflower'
🇬🇧McFly (8)
'Happiness'
14th round
(12/31)
🇰🇷BTS (8)
'Dynamite'
🇺🇸New Kids On The Block (36)
'House Party'

 

<出場者データ(本戦のみ。カッコ内は2019年データ。)>

全出場グループ:28 (29)

参加国:7(🇯🇵🇺🇸🇬🇧🇰🇷🇮🇪🇦🇺🇮🇹)(6) 

 内訳:🇯🇵3 (4)、🇺🇸10 (13)、🇬🇧7 (6)、🇰🇷3 (3)、🇮🇪2 (2)、🇦🇺2 (1)、🇮🇹1 (0)

団体:21 (25)

個人:7 (Justin Timberlake, Jack Gilinsky, Lee Ryan, K-Ci Hailey, Jack Duff, Harry Styles, Gary Barlow) (5)

オリジナル:25 (27)

カバー:3 (K-Ci Hailey, Boyzlife, Il Volo) (1)

2020年リリース:24 (26)

2019年以前リリース:4 (K-Ci Hailey, Boyzlife, Il Volo, JLS) (2)

 

Manband結成年最長:Take 6 (41)

Manband結成年最短:Boyzlife (5)

Boyband結成年最長:AJR (16)

Boyband結成年最短:原因は自分にある。(1), JO1 (1)

 

Manband最年長:Claude V. McKnight III(Take 6, 1962年生)

Manband最年少:Nick Jonas (Jonas Brothers, 1992年生)

Boyband最年長:Adam Met (AJR, 1990年生) 

Boyband最年少:桜木雅哉 (原因は自分にある。, 2006年生)

 

2019-2020 IN & OUT

Manband*1

IN→Justin Timberlake (*NSYNC), Lee Ryan (Blue), Human Nature, K-Ci Hailey (Jodeci), SUPER JUNIOR, w-inds., Take 6, OK Go, JLS, McFly

OUT→Hanson, O-Town, B2K, 石野卓球電気グルーヴ), B5, Howie D (Backstreet Boys), Lead, Busted, BBMak

Boyband

IN→ Jack Gilinsky (Jack & Jack), 原因は自分にある。, Jack Duff (RoadTrip), Il Volo, JO1

OUT→ In Real Life, INTERSECTION, BROCKHAMPTON, PrettyMuch, Da-iCE, SEVENTEEN 

 

以下、半年前のことなんでざっくりと。Half Time(12/24)の後半が全く手が回らなくなってしまったのが心残り。

 

前半戦

前半戦のテーマは「コロナ禍前」。無論、楽曲発表やMVリリースがコロナ禍中となった作品もあったのだけど(Harry Stylesとかね)、総じて世界が疫病で閉塞する直前を描いたものを並べました。

ただ、並べてみて気がつくのは、Justin Timberlakeみたいに、極めて穏やかだけれども問題意識を表明するアーティストがいたり、K-Ci Hailey (Jodeci)みたいに個人に降りかかった厄災を作品に昇華するベテランがいたりして、コロナ禍前にも実に色々あったことよなぁ、と。至って当たり前のことなんだけど、疫病が世界を覆う前にも楽曲は様々な動機に基づいてリリースされてきたことを確認できました(そりゃそうだ)。そうかと思えばJack Gilinsky (Jack & Jack)みたいに、コロナ直前に撮影されたMVが、まるでSocial Distanceを保っているかのように予言的な仕上がりになっているのは印象的。

そんな前半戦の個人的な目玉はなんといっても原因は自分にある彼らのおかげで、更新が滞って久しい本ブログにて、14日間連続の今回の企画が完走できたようなものだ。2020年のポップミュージックにしっかり旗を差した7人に今後も期待したい。

ちなみにJack Duff (RoadTrip)Boyzlifeの共通点は、(1)3人ともIrishであること、(2)(JackまたはBrianの)グループ離脱後に出した当該グループの2019年リリースの楽曲タイトルが'Dynamite'であること、です。忘れないうちに書いておこう。

Harry Styles Grammy獲得はめでたい。One Direction出身者として初めてであることも大きいし、何より彼の大先輩のRobbie Williams (TAKE THAT)を追い越してしまった。本ブログでは以前、Bobby Brown (New Edition)、Robbie Williams (TAKE THAT)、Justin Timberlake (*NSYNC)に続くManband四天王の候補としてHarryを挙げていたのだけど、今回の吉報で見事、四天王入りを果たしたと言っていいだろう。来年からは1D、boyband枠は卒業で、manband枠で登場いただこうかしら。メンバーもいい歳だし。

 

後半戦

後半戦のテーマはもちろん「コロナ禍後」。ただ、グループ選びには結構苦労した・・・冒頭はGary Barlow (TAKE THAT) に、締めはNew Kids On The BlockBTSに決定していたものの、他はこれといって強く推せるバンドが少なかった。ファンの方には申し訳ないけれど、McFlyも'Happiness'だとちょっと弱かったんだよなぁ。結果、この曲でエントリーしていただく他は無かったが・・・彼らも2021年はさらに良い曲をリリースしてくれる予感があるので、あと半年、なんとかキャッチアップしたいところ。

BTSは'ON'か'Dynamite'かで相当迷った。個人的には'ON'の方が力強くて好き。BTSの韓国語曲って、こちらの心をガリガリ引っ掻いてくれて、それが異常に気持ちイイ。

2021年リリースの'Butter'を聴いてても、もう'ON'路線には戻ってこないんだろうな、と思えて少し寂しい。

 

で、総評として、「コロナは何を変えたか」です。

 

(特に欧米の)boyband界隈をこの一年、見渡して思うのは、デビューして数年たったバンドや、indiesで細々と活動していた子らがキレイに表舞台を去ってしまったこと。

米国なら4th Ave.B5Next Town Down

英国ならNXTGENUnion JUnited Vibe

かろうじて、Emblem 3On The OutsideMax & HarveyRak-Suあたりがお店を開けているくらいか。PrettyMuchも戻ってきたけれど。

 

彼らに代わる、とっておきの新星が欧米から出なくなったのも寂しい。かつて1Dを輩出したThe X Factorが尻すぼみになったのもその一因だ。

 

ベテラン勢も苦しい闘いを強いられている。JLSは既に書いた通り休眠状態だし、Westlifeは20周年ツアーの後は音沙汰なし。今回本戦から外したBackstreet Boysツアーをさらに順延。どのmanbandも、ライブをネット配信、みたいなことはあまり頭にないみたい。ライブで世界中を回ることが不可能な今、まるで打つ手なしというのが現状だ。

 

一方、K-POPの元気の良さよ。眩しいくらいだ。来たる2021年末まとめのラインナップ、本当なら韓国勢に10枠くらい割いても良いくらいなんだけど(ブログ主の関心がそっちに寄ってしまっているから)、もう少しだけ欧米勢に期待したい。

ただ、K-POPもダメージが無かった訳じゃない。忘れずに書いておくと、2019年まとめに書いていた「既に1つ埋まっていた(はずの)Korean manband枠」は、実はBIGBANG*2でした・・・・そう、彼ら(今や)4人組も、カムバック先に決まっていたCoachella 2020がコロナで中止。年内カムバックも自動的に消滅。2021年もまだ無理かなぁ・・・魅力がバラバラ過ぎて、1つのグループに収まりきらないようなパワーが、いつの日か一点に収束してステージに立つのを待ちたい。今年来年くらいで叶うことにはならなそうなので、長生きしなきゃね。ジヨン(G-DRAGON)とか、今のBTS天下をどう見ているのか、一度聞いてみたいところ。

 

さて、本ブログの2021年か・・・抱負なぁ・・・・もう半年経ってしまったものなぁ・・・まぁ、細々と記事を繋いでいくことはしようかな。Manband列伝もまだ書きかけだからね。あと半世紀分(笑)。

 

寂しいのは今、例えば1Dの曲とか聴いても、もはや「あの時代のあの曲」でしかないこと。たった数年前の、それも大ヒット曲だったはずなんだけど。日に日に、popular musicが時代遅れの「演歌」になっていき、ステージ上で輝いていた「彼ら」が「あの人は今」になる瞬間を目の当たりにして、聴衆の一人である俺はただ、呆然とするだけだ。

*1:BoyzlifeはBoyzoneWestlifeのメンバーがいるため計算外

*2:当初考えていた対戦相手はAJR。そう、AJRの曲と掛けて"BANG"対決にしようと思っていたのだが・・・