Bon Bon Boyband ! Man Man Manband !

海外Boyband/Manbandのニュースに簡単なコメントを添えたブログです。

<2020年ピックアップ Boyband vs. Manband> 3日めは重鎮・新人対決! 'Nobody Just Like You' by Human Nature vs. '嗜好に関する世論調査' by 原因は自分にある

2020年まとめも3日め。

 

 

 

 

対決も週末に入り、ホッと一息、ついてます(まだまだ書き溜めないと・・・・)。 

 

 

 

 

さてさて、本日3日めは、昨日のLee Ryan (Blue)同様、ハートフルな歌声とMVを届けてくれた、こちらのManbandの先攻からスタートです。

 

 

  

'Nobody Just Like You' by Human Nature (2020/02/20 MV 公開)  


Human Nature - Nobody Just Like You

 

 

 

 

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Human Nature メモ

知られざるboyband原産地オーストラリア、その最古参にして途切れることなく現役続行中の4人組。1989年結成、同期はTAKE THATと電気グルーヴ。歌ってよし踊ってよし、アカペラよしオールディーズよしの、作曲編曲お茶のこサイサイの器用な長寿バンド。

グループを支えるagressiveなbass part、その素顔は双子にかかりきりの子煩悩パパ、Toby Allen (1973年生)。

こぶしの効いたBaritoneが持ち味のPhil Burton (1974年生)。

ちょいとクセのあるファルセットは今なお健在Andrew Tierney (1974年生)。

久々のオリジナル曲でリードをとる永遠の弟分Michael Tierney (1974年生)。

30周年も一区切りして、爽やかな気分で迎える31年め。ベテラン4人はhiatusもなく走り続ける。

 

 

  

 

Human Nature 2020年ピックアップ!

*2020年のリリースはこの'Nobody Just Like You'のみ。メロディは、まぁ活動停止前のOne Directionあたりが歌っていそうで、そこまで新味はない。けれど、よくよく耳をすませば、バックに流れる音の意匠はなかなか凝っていて、スタジオミュージシャンとしての(おそらく)Phil Burtonのこだわりが随所に窺える。また、HNとしては初めての試みであるアニメーションのMV。これ凄く好印象。同じアプローチとしては、直近では(これも昨日と同様に)例えば'The Impossible' by Robbie Williamsを思い出すのだけど(聴き比べると曲も似ている)、良い意味でHNの脂っこさが抜けて、心地よい風がサウンドを満たしている。アカペラ版MVと比較すると分かりやすい。

MVのラスト、ハートで囲ったのはメンバーとその連れ合いのイニシャル。「TA」(Toby Allen)の横に「DW」(Darren Weller)があるのにも涙。ちなみにTierney Brothersの奥さん二人は姉妹。つまり、兄弟と姉妹がそれぞれ結ばれたというエピソードも、このMVを楽しむ隠し味になるのでは。

*彼らの故郷オーストラリアでもStay Homeを余儀なくされたようで、ご多分に洩れずStay Home動画を公開するもそこはやはりHN流。デビュー曲'He Don't Love You'のサビのダンスをセルフカバーし、往年のキレを見せつける。イントロはそれ、別の人の曲では・・・ゲフンゲフン、ま、そこは・・・いいとして。若い頃の金髪のTobyが美味しすぎる。眼福。 

*しかしやはりこのニュースは取り上げざるを得ない。Human Nature、Las Vegas Legedencyを撤退。こちらもCOVID-19で仕方がないとはいえ断腸の思いだろう。米国進出は2008年、Hotel Venetianでのショウは2013年から。公演1000回を達成し、3年延長の契約更改も成し遂げたばかり。異国で足掛け15年間の奮闘、おそらく生活の基盤も移したはず。またイチからのスタートは厳しそうだが、そこは苦節30年のベテランのこと、2021年秋から始まる“Good Good Life Tour”で真価を発揮してくれることでしょう。米国追加公演があるといいけどなぁ。

 

 

 

 

さて、続いて後攻boybandは、今年花丸大注目のうら若き新人7人衆。

 

 

 

  

2020年、個人的には最も楽しませてくれたグループの1つでした。彼らを紹介できるのが誇らしい!!

 

 

 

'嗜好に関する世論調査' by 原因は自分にある。 (2020/01/01 MV 公開)


原因は自分にある。「嗜好に関する世論調査」Music Video

 

 

 

 

 

 

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原因は自分にある。メモ

何やら不穏な薫りのするデビュー作 '原因は自分にある。'、そのタイトルをグループ名に冠した、アイドルの名門スターダストの新鋭たち。先輩グループの華やかキャッキャな雰囲気と一線を画すのは、やはりプロデューサー久下真音氏のリリックとサウンドの為せる技なのか。古語なのか造語なのか、言葉遊びなのか社会風刺なのかすら判別不能、それをまだモジモジフニャフニャ(失礼!)してる若衆7人に歌わせる快挙。もう一生ついていきます!!

よくぞスタダに来てくれたorz・・・・思わず膝をつきたくなるような眉毛凛々しいみんなの兄貴分、武藤潤(2001年生)。

グループの中には収まりきらない押出しの強さで周囲を圧倒、唯一無二の技巧派、大倉空人(たかと)(2002年生)。

年頃の男子らしからぬ透明感と、芯のあるファルセットでグループの天井を支える小泉光咲(2003年生)。

バッキバキのダンス番長でグループのトーンをカチッと決める、曲者揃いのグループのハブ長野凌大(2003年生)。

「嗜好」では堂々のセンターを張った奇跡のバリトンボイス吉澤要人(かなめ)(2003年生)。

物憂げなムードは「嗜好」サビ前の粘っこいポルタメントにピタッとハマった、料理の腕前ピカイチの杢代和人(2004年生)。

髪型変えたらめっきり大人っぽくなりました、背もニョキニョキと高くなり、いつでも「今が旬」な男、桜木雅哉(2006年生) 

 

次世代を担うJapanese boyband、さぁ、この7人でどこまで行ける!?

guamman9bonbon.hatenablog.com

 

 

 

 

 

原因は自分にある。2020年ピックアップ!

*元旦早々リリースされた'嗜好'のMV、一月遅れでようやくたどり着きました。この一年いつ聴いても良かったんだよなぁこの曲。もちろんMV込みで。興奮冷めやらぬ中、勢い余って書いた上の記事もTwitter経由でよく読まれました。不埒なピアノがジャンジャン跳ね回って、そこにギターとベースが噛み付いて、そのわずかな隙間を7人のボーカルが右往左往、いや、「ニシエヒガシ」。2020年のアイドル歌謡、その真髄を見た思い。

歌詞も不気味に射程が長いし。これがリリースされた時、確かに国内政治の風刺には思い当たったけれど、まさか他所の国の大統領選挙にまで肘鉄砲食らわせる曲になるとはね。そして切ない。やたらに切ない歌詞は、もしかしたら彼らと同世代よりも、むしろ俺らおっさん世代にじんと来る歌世界かもしれない。あなたにとって、「人生なんて〇〇ゲー」ですか?

*滑り出し上々だった'嗜好'、だが彼らの上にもコロナ禍は平等に覆いかぶさる、ああ無常・・・メジャーデビュー2年目にして早くも辛い年に。だがライブ活動こそ制限されたとはいえ、楽曲リリースは順調で、厨二感満載の歌詞が特徴的な'嘘から始まる自称系'、一転して爽やかな曲調、しかし巨匠の戯曲を引用しまくりの'シェイクスピアに学ぶ恋愛定理'、そしてゼロ年代を思い出させるビート感の'幽かな夜の夢'を配信リリース。「仮想げんじぶ空間」と称するリモートライブも開催。

*特に'シェイクスピア'のダンスMVではまだ暑い最中に屋外撮影を敢行。ワンショットで魅せるフォンテーヌ版も公開し、ライブの勢いをそのまま映像に乗せて届けてくれた。汗の管理も完璧。暑かったろうになぁ。個人的にはブリッジの時の大倉さんのダンスと表情が大好きです。

 

 

 

 

この令和の世の中で、美青年でいるってどんな災難なんだろう、と彼ら7人を見てつくづく思う。とある偉い方が「モテまくったっていいこと一つもない」とおっしゃったがまさにその通り。勝たなくてもいいから負けるなよ、とだけ言いたいです。それで、できれば、このグループを息長く続けてほしいかな。

 

 

 

 

いかがだったでしょうか。

国籍も年代も人数もキャリアも異なる、全く共通点の無い重鎮・新人二組の対決。

 

 

 

 

あえて名付けるならば、「君らに替えられる人はいないよ」対決、でしょうか。

 

 

 

 

さて、明日はこのコロナ禍で、長らく隠遁していたあのグループの登場です。お楽しみに。