Bon Bon Boyband ! Man Man Manband !

海外Boyband/Manbandのニュースに簡単なコメントを添えたブログです。

<2021年ピックアップ Boyband vs. Manband> 4日めは'Alla Ba OUFF' by Omar Rudberg (FO&O) vs. 'VIBEZ' by ZAYN (One Direction)!

2021年ピックアップ、4日めはソロ対決です。

 

 

 

 

先攻boybandは、結成5年で早くもhiatusを迎えた北欧のバンドの出身者から。

 

 

 

 

浅黒い肌に歌舞いたファッション、黒いマニキュアがよく似合う、荒ぶるポストBTS世代!

 

 

 

 

'Alla Ba OUFF' by Omar Rudberg (FO&O) (2021/05/07 MV公開)

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FO&Oメモ

デビュー当初から幸運にもJustin Bieberに見初められ、彼のツアーのオープニングアクトに抜擢されたSweden出身の(元)四人組。メンバー脱退や改名を経て、2017年からはhiatus、メンバーそれぞれソロプロジェクトを満喫。

トレードマークだったブロンドを栗毛に戻して活躍中、Oscar Enestad (1997年生)

脱退後、ポツポツと旅の記録をInstagramに上げているOscar Molander (1997年生)

ブロンドの短髪が印象的だが今年はこれといった活動が見られなかったFelix Sandman (1998年生) 

そして今回取り上げる、グループで最も勢いのあるVenezuela出身の末っ子、Omar Rudberg (1998年生)

グループの行く末も気になるが、ソロアーティストとして一皮剥けたOmarの躍進に注目したい。

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'Alla Ba OUFF'の英訳は'Everyone Goes OUFF'になるみたい。

 

 

 

 

南米出身の"Marianna"にみんなイチコロ、そんな歌意かしら。

 

 

 

 

さて、そんなノリノリのOmarを迎え撃つのはこちらのmanband出身のソロシンガー、満を持してのご登場。

 

 

 

 

今年は山あり谷あり、色々しんどかっただろうが、堅実に楽曲リリースを続けてくれた彼に拍手を!

 

 

 

 

'VIBEZ' by ZAYN (One Direction) (2021/01/09 MV公開)

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One Directionメモ

かつて「1Dの前に1Dなし、1Dの後にも1Dなし」と囁かれ、boyband史に燦然と輝く金看板を掲げたOne Direction。グループ活動停止後、一人も欠けずに休まずエンタメ最前線で活躍中。

昨年までの"Walls"祭りもひと段落、早速2ndのリリースもアナウンスし健在ぶりをアピールしたLouis Tomlinson (1991年生)

映画"Ron's Gone Wrong"(邦題:ロン 僕のポンコツ・ボット)の主題歌も担当、なぜかムキムキマッチョになってきたLiam Payne (1993年生)

今年はAnne-Marieとのデュオで話題をさらったNiall Horan*1(1993年生)

男性も女性も一緒くたに彼のトリコ、グループ初のGrammy winnerHarry Styles (1994年生)

今年はホントにホントにお疲れ様でした、本稿の主役Zayn Malik (1993年生)

HarryのGrammy獲得により今年からmanband枠での選出となった1D。一人一人の活躍が目まぐるしく、他バンドよりニュースバリューが重くて、こちらとしては嬉しい悲鳴だ。

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今年のZaynは、パートナーGigi Hadidとの間に女の子が生まれ、それと同時期にノー・プロモーションで3rd "Nobady Is Listening"をリリース*2。本作'VIBEZ'は'Better'に続くアルバム収録曲からのシングルカットだ。

 

 

 

 

しかし幸せも長く続かず。くっついたり離れたりのGigiとも再び破局RCAからも契約解除されてしまった*3

 

 

 

 

ただ、これは私見だが、レーベルに関しては1Dのメンバー分布がバラバラなので、RCASony系列)に切られたとしても例えばUniversal Music系列のどこかが拾ってくれるんじゃないかな。1Dのよしみで。

 

 

 

 

あるいは、mixtapeもSNS上でリリースしているみたいだから、自分でレーベル興しちゃうかも。それくらい朝飯前の如才無い人でしょう。

 

 

 

 

皆さんお気づきでしょうか、実は本日の対決テーマ、「PP」です。つまり、プロダクト・プレイスメント(Product Placement)*4

 

 

 

 

MV中にいくつ商標が、商品が入っているのか、カウントするのも面白い。まぁ、すぐ数えられるものばかりだけど。

 

 

 

 

明日、5日めはバンド対決です。お楽しみに。

 

 

 

 

*1:INROCK 2021 July, Vol.451, p.16~のプロモーション・インタビューは、日本語で読める唯一の記事らしいので、未見の方はぜひ。

*2:INROCK 2021 March, Vol.447, p.66

*3:INROCK 2021 December, Vol.456, p.38

*4:俺がZAYNについて全く心配していないのはこういうところもある。つまり、まだまだいろんなところからお金を引っ張れる人だということ。世界はまだ彼を見捨てていない。

<2021年ピックアップ Boyband vs. Manband> 3日めは'Starlight' by Westlife vs. 'Scared of Love' by MiC LOWRY!

2021年ピックアップ、3日目の今日はboybandの基本中の基本、「あるもの」を使ったパフォーマンスにご注目。

 

 

 

先攻はmanbandから。コロナ禍は彼ら重鎮にも苦境を強いた。しかし、だからこそ、いつかは輝く一等星へ望みを託したい!

 

 

 

'Starlight' by Westlife (in BBC Strictly 2021) (2021/10/18 映像公開)

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Westlifeメモ

20世紀末boyband boomの一大牽引役。今世紀初頭まで息の長い活動を続け、一度はグループとして区切りをつけたIreland出身のultra-megaband。伸びやかなバラードが持ち味だ。

向かって左から、

甲高い歌声が特徴的、スポーツマンNicky Byrne (1978年生)、

Westlifeの歌い出しの9割はこの人から、フロントマンShane Filan (1978年生)、

ハスキーボイスはますます深みを増すお髭のKian Egan (1980年生)、

歌に気持ち込め過ぎてマイクパフォーマンスが遅れがちMarkus Feehily (1980年生)

元メンバーBrian McFadden (1980年生)はKeith Duffy (Boyzone)とのユニットBoyzlifeで大忙し。ついにオリジナルの新曲も出ました。

欧州勢は2021年前半、長い沈黙を余儀なくされていた。Westlifeもそのうちの一組。だからこそ、年の瀬近くに発表された彼らの新曲はエネルギーに満ち溢れている。メンバー自身がプロデュースした12st"Wild Dreams"も手堅いセールス。

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曲調に合わせたのかもしれないが、冒頭のShaneの声が、いつものハスキーボイスよりもやや明るめになっているのが聴きどころだ。

 

 

 

長い眠りから徐々に目覚めていくmanband、その合図の狼煙が歌詞となって表現されているようで、manband watcherとしてはこの歌い出し、堪らないものがある。

 

 

 

 

さぁ、後攻boybandは、年末まとめ初登場の、こちらも4人組。

 

 

 

 

ずっと取り上げたかった実力派。なかなか機会がなかったところ、2021年は彼らのカムバックの年だった!

 

 

 

'Scared of Love' by MiC LOWRY (2021/03/29 MV公開)

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MiC LOWRYメモ

英国からやってきた、ポップス、アカペラ、何でもどんと来いの正統派boyband。ご多分に漏れずhiphopも嗜む彼らだが、本職はズバリR&B。元々は5人組だったが、コロナ禍で1人抜けて再編成、4人で仕切り直し。

バケットハットにあごヒゲ、柔らかい歌い出しのKaine Ofoeme (1994年生)

Kaineと並ぶメインボーカルと目される、頬ひげDelleile Ankrah(1995年生)

アカペラの時はギターマン、ピンクのトレーナーMichael Welch(1995年生)

本作ではサビのリードを担当、長身Ben Sharples(1996年生)

イケメンのAkia Jones(1996年生)が抜けて残る各メンバーの領分がはっきりしてきた。特にコーラスにおける音の重ね方は他の追随を許さない。半端なboybandがこの苦境で軒並み討ち死にする中、真っ当な切り込み方に世代交代への希望が見える。

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メンバーが一切出てこないOfficial Dance Videoをリリースするなど、ありそうで無かった独特な活動が注目されるMiC LOWRY。

 

 

 

 

彼らのYouTubeチャンネルには、2021年にリリースしたそんな数々の作品が詰まってるのだが、あえてこの'Scared of Love'を取り上げたのにはもちろん訳がある。

 

 

 

 

なぜなら、本日の対決テーマは「スタンドマイク・パフォーマンス」だったから。同じ4人組なはずのに、かなり趣が異なる。

 

 

 

 

Westlifeはスタンドを使った振り付けをしっかり入れていて、でも、他のメンバーの立ち位置には絶対に踏み込まない。ご丁寧にテリトリーがマルで囲ってあるし。ライブパフォーマンスの緊張感も加味したい。

 

 

 

 

一方のMiC LOWRYは、振り付けは緩く立ち位置も入れ替わる。スタンドを使った悪ふざけも垣間見えるが不思議とチームワークは崩れない。MVだから当然リップシンクだが、ライブでもこれくらいはお茶の子の力量だろう。

 

 

 

 

さて、あなたはどちらに軍配を?明日もお楽しみに。

<2021年ピックアップ Boyband vs. Manband> 2日めは'Commotion' by Bars and Melody vs. 'Motion' by Luke Hemmings (5 Seconds of Summer)!

昨日から始まった2021年末Boyband vs. Manband。

 

 

 

 

本日は名付けて"Motion"対決。先攻boybandは、本ブログでは初登場のこの二人。

 

 

 

 

'Commotion' by Bars and Melody (2021/07/09 MV公開)

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Bars and Melodyメモ

英国のオーディション番組"Britain's Got Talent"での鮮烈なデビューからはや7年。初期のアイドル路線から少しずつ、ちょっとずつ車線変更を繰り返し、気づけばこんなイカついMVを出すまでに成長した。

背の高いほう、刺青がっつりお兄さんCharlie Lenehan (Melody)(1998年生)

丸顔で甘いマスク、コーンロウのLeondre Devries (Bars)(2000年生)

20代を迎えて久しい二人だが、オトナな曲にチャレンジするたびにハラハラしてしまう、そんな親ゴコロくすぐる稀有なデュオだ。

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MVは俄然hiphop風味なんだけど、よくよく聴いてみると、サウンドは一貫してポップ寄りなのが不思議。

 

 

 

 

ちょいアダルトな歌詞も、際どい表現は少なく、詩的でマイルドなので安心だ。

 

 

 

 

一方、後攻manbandは、今年からmanband枠に昇格したあのバンドのボーカリスト

 

 

 

 

バンドとはまた違った世界観を見せつけてくれる、華々しいソロデビュー作だ。

 

 

 

 

'Motion' by Luke Hemmings (5 Seconds of Summer) (2021/07/29 MV公開)

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5 Seconds Of Summerメモ

知られざるboyband原産地Australia出身の4人組。メンバー全員20代だが既に重鎮の雰囲気も。

昨年、グループ初のソロデビューを果たし、豪快なドラムプレイからは想像もつかない繊細なボーカルを披露したAshton Irwin (Drums, 1994年生)

髪の色がコロコロ変わる、キャップやニットキャップがトレードマークMichael Clifford (Lead guitar, 1995年生) 

情熱的な他の3人とは対照的、冷静なプレイスタイルに定評アリ、Calum Hood (Vocal, Bass guitar, 1996年生) 

はだけた胸元がトレードマーク、今作で念願のソロデビュー達成Luke Hemmings (Vocal, 1996年生)。

2022年までお預けになったNo Shame Tourまでの間、メンバーで集まって2011年からの来し方を振り返ってみたりパロディCMを撮ってみたり・・・暇なのかな・・・

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この'Motion'も収録されている1st アルバム"When Facing the Things We Turn Away From"は、Lukeのパートナーのルーツであるベトナムへの初旅行から、強いインスピレーションを受けて制作されたとのこと*1

 

 

 

 

色の洪水、音の洪水、情報の洪水、ビットの、データの、ピクセルの洪水・・・・このMVから受け取るカオスに整った印象が、ベトナムとのファーストコンタクトだと想像すると楽しい。

 

 

 

 

本日の2曲、いかがだったでしょうか。明日もお楽しみに。

*1:INROCK 2021 November, Vol.455, p.22

<2021年ピックアップ Boyband vs. Manband> 初日は'Atlantis' by SHINee vs. 'Born To Be Wild' by JO1!

早いもので今年で4回目、"Boyband vs. Manband"の年末まとめです。

 

 

 

 

世界中のboybandとmanbandの2021年MV、動画、映像から、毎日合わせて2曲ずつご紹介。

 

 

 

「今年こんな曲あったなぁ」的にこの1年を振り返ろうという企画です。

 

 

 

 

中には、「・・・知らねぇ、この曲」みたいなのもあるかもしれませんが・・・・

 

 

 

 

Boybandはおおよそ結成15年未満、manbandは結成年15年以上かメンバーの年齢が30歳以上というイメージです。ざっくりです。

 

 

 

更新頻度の低い当ブログでも、この企画だけは続いております。果たして今年は完走できるかどうか。乞うご期待。

 

 

 

2021年のトップバッターはこのmanband。最年少のTaemin入隊前、束の間のカムバック!!

 

 

 

'Atlantis' by SHINee (2021/04/16 映像公開)

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SHINeeメモ

新譜を出すたびに日韓同時多発SHINee旋風を巻き起こし、トップグループでありつつ攻めのサウンドを次々投下、斬新すぎる歌とダンスをK-POPに定着させたSM Entertaimentの功労者たち。仲間を失い、兵役により離れ離れになっても、何度だってステージの上に舞い戻る!

太いボーカルはグループの芯、Onew (1989年生)

グループ全体の衣装も担当、オシャレさんなKey (1991年生)

スラっとした体躯から繰り出されるゴツいラップはMinho(1991年生)

SuperMにも招聘された、SM指折りのセンターであるマンネTaemin(1993年生)

Atlantisの向こう側にはきっと、Jonghyun(1990年生)が待っていたりするんだろうか。

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2021年カムバック一発目は'Don't Call Me'だったんだけど、オープニングには爽やかなこの'Atlantis'がピッタリでしょう。

 

 

 

今回、改めてSHINeeを聴き直したら、自分がこれまで好きだった楽曲の元ネタがSHINeeだったことに気づいて驚いた。例えば、'Lucifer' (2011年)が、'One・Two・Three' by モーニング娘。(2012年)の元ネタだったり。探せばきっともっと見つかるはずだ。

 

 

 

 

今年のSHINeeのサブストーリーとしては、'Your Number' (2015年)がProduce101 Japan Season 2の課題曲に選ばれたことも印象深い。

 

 

 

「白髪生えながら頑張って作っとんねん!」練習室で見せた莉乃先生の想い。SHINee側から見るとちょっと切ない気持ちになる。

 

 

 

 

さぁ、そんなプデュ2の覇者たち・・・ではなく、その一年先輩のboybandは、今年を爽やかに駆け抜けていったこの11人!

 

 

 

'Born To Be Wild' by JO1 (2021/04/15 映像公開)

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JO1メモ

オーディション番組"PRODUCE 101 JAPAN"の上位11名で結成されたJapanese boyband。今や雑誌にテレビにYouTubeに神出鬼没、目にしない日は無いと言ってもいい。2021年はPRODUCE 101 JAPAN Season 2も無事終了、後輩boybandも誕生して、ちょっとお尻に火が点く彼ら、結束は益々固くなる、はず、だったが・・・・

金髪にして気分も一新、リーダー與那城奨 (1995年生)

ツヤのあるボーカルに磨きがかかったエース川尻蓮 (1997年生)

新曲'REAL'にてセンターを務めた麗しき苦労人、白岩瑠姫(1997年生)

この'Born To Be Wild'にて初センター、今年はソロの活躍も目立った河野純喜(1998年生)

思わずハッとする美貌の人、グループのムードメイカー佐藤景瑚(1998年生)

イケメンスマイルに柔らかな関西弁、川西拓実(1999年生)

愛されキャラは健在、グループの大事な繋ぎ役、木全翔也(2000年生)

下積みは長く懐は広く、気品と気遣いのテクニシャン大平祥生(2000年生)

しばし充電中、金城碧海(2000年生)

少しずつ器用に自分を表現、この人見ると安心するんです鶴房汐恩(2000年生)

そして、最近は髪色にもバラエティあり、要のマンネ、豆原一成(2002年生)

昨年とは段違いに超多忙なJO1。そんな中で案の定、お休みするメンバーも出てきたわけで。後輩グループも結成され、3年目を迎える彼らは何を思う。

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曲のイントロ、鮮やかなアルペジオに耳を惹かれる。まるで空の高さを描くような。

 

 

 

 

いつか、acoustic ver.とかでこのペダルトーンを聴かせてくれないかなぁ。

 

 

 

 

Produce101 Japan Season 2繋がりで言うと、練習生たちの悩み相談に訪れた回でしょうか。

 

 

 

 

このダイジェスト版には残ってなかったけど、練習生の前に現れた時、鶴房さんが一人だけ呵呵大笑していて、まるで福の神みたいで頼もしかったんだよなぁ。あれはいいシーンだった。JO1にとって、ホーム中のホームだもんね。

 

 

 

 

JO1は、 ジャニーズとも、LDHとも、ライジングとも、スタダとも違う、全く新しいJapanese boybandのスタンダードを築いてくれそうで、これからも楽しみにしています。

 

 

 

初日のテーマは「オープニングに相応しい曲対決」でした。明日もお楽しみに。

<INI> 発売直前!新曲'Rocketeer'のMVから、Boyband / Manbandにおける「ロケット」について思いを馳せる

 

'Rocketeer'のDance Practice、一日に一回は見直している。あっという間に百万回再生に至ったのが頷ける、素晴らしい出来だ。

 

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こちらの記事では、INIを

「統率の97 & 98 lines」「歌の99line」「個性派マンネlines」

に分けてみた。

 

この分類を踏まえた上で、サビまでのソロ順を色分けすると、

田島後藤木村西池崎佐野藤巻尾崎松田高塚

となる。

 

歌の部分がBメロに固まっているから、いわゆる歌唱メンバーが後半に偏っていることはすぐ分かるとして、若干、年少組のパートが少ない印象。ただ、その中でも池崎さんはだいぶ健闘している。当初予測以上に即戦力だった。

 

ところで、このMVからも、そして振り付けの隅々からも、何よりタイトルそのものからも、「ロケット」が重要なモチーフであることは明白だ。

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しかし意外と、「ロケット」モチーフってboybandではそこまで多くない。

 

そこで、良い機会なので「ロケット」、「宇宙船」、「宇宙飛行士」モチーフのMVをまとめてみた。

 

 

 

 

'Year 3000' by Busted  (2003/01/13リリース)

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Year 3000、まずは本家から。宇宙船は冒頭のゲーム画面のみ。デロリアン(みたいなタイムマシン)も、見ようによっては宇宙船なのかな。

 

途中に出てくる「3000年後(!)のBusted」を、山あり谷あり乗り越えた十ウン年後の彼ら自身と比べてみるのも面白い。こっちのがヒドい(笑)

 

 

 

 

'Year 3000' by Jonas Brothers  (2006/05/16リリース)

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カバー曲ながらJonas Brothersの代表曲のひとつとなったYear 3000、こっちではちゃんとロケット飛んでます(2:05~)。

 

Busted版MVの冒頭、ゲーム画面にデカデカと"Sucker"って出るのな。今さらながら気づいた。BustedとJonas Brothersって、国籍違うし最盛期も重なっていないのだが、何かと因縁がある。ちなみにご安心を、ちゃんと共演しています

 

 

 

 

'Drag Me Down' by One Direction  (2006/05/16 MV公開)

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もったいぶってないで、とっとと本命を出しちゃいましょう。泣く子も黙る1D、それもZayn Malik脱退後で最もヒリヒリしていた頃の傑作。

 

NASAはジョンソン宇宙センターの全面協力の下、英国のいちバンドに過ぎない彼らに宇宙服を着せ、模擬訓練を体験させ、極め付けはスペースシャトルまで飛ばしちゃう、という出血大サービス。飛ぶ鳥落とす勢いの1D、ここが頂点だったのかもなぁ。個人的にはこの4人でもう少し頑張って欲しかった。Louの粘っこい高音が聴きどころ。

 

 

 

 

'Larger Than Life' by Backstreet Boys  (1999/09/03 MV公開)

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1Dが大本命なら、対抗はやっぱりBSBの'Larger Than Life'で決まりでしょう。STAR WARSオマージュ全開、宇宙船をフルCGでバカスカ飛ばして、めちゃくちゃカネかかったMVの割に、見所は最後のダンスシーンという切なさ・・・

 

'Larger Than Life'は近年、ギターアレンジが刷新されてめっちゃカッコよく進化している。噂には聞いていたものの、2019年の大阪城ホールで直に浴びて泣きそうになった。Brianの喉も治りつつあるし、そろそろ音源化されないかな〜

 

 

 

 

'Kidz' by TAKE THAT  (2011/02/26 MV公開)

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STAR WARS、と聞くと黙っちゃいない(約一名がいる)のがTAKE THAT。完全再結成、天下無敵の5人が宇宙船に乗ってやって来た!!

 

地球侵略、と見せかけて実は〇〇したかっただけ・・・というオッサンお茶目なMV。リリース当時、モニターに穴が開くくらい何度も見返したのが懐かしい。Jason Orangeが中央に、フロントマンGary Barlowが端っこにいる記念撮影がなんとも痛快だ。

 

気になるのが5人の仮装のモチーフ。「英国歴代の偉人」ということ以外に特に情報はないが、5人にちゃんと持物(attribute)を持たせている点*1からすると、ひょっとすると偉人というよりは聖人モチーフのが近いかもしれない。

 

 

 

 

'Stars' by Mark Owen (TAKE THAT)  (2013/05/03 MV公開)

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TTからもう一本。2011年の奇跡の復活を陰に日向に支えた立役者Mark Owenの秀作。グループとしては絶頂にあった時期にもかかわらず、お古の宇宙服を着て街中を彷徨うMarkの姿が物悲しい。

 

街中ですれ違う人や、Markが目に留めるもの、通り過ぎるもの全てに工夫が凝らされていて、最後の「家族団欒」シーンでハッと気付く仕掛けになっている。

 

グループの広報的立場にありながら、例によってMarkは自分自身のことを多く語る人ではない。が、この映像を観て、彼の絶唱を聴くと胸が締め付けられ、言葉にならないものを歌にした彼の想いがよく伝わる。

 

今回のテーマからは外れるがダンサーとしての彼の意地は'Carnival'のMVでも確認できる。

 

 

 

 

'BAD LOVE' by KEY (SHINee)  (2021/09/27 MV公開)

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Mark OwenはTTの衣装コンセプト担当であるが、一方お隣の韓国、最近カムバックを果たしたSHINeeの衣装担当といえばKey。彼の最新作'BAD LOVE'では、カッコよく宇宙船に乗るも、'BAD LOVE'の為に撃墜されてしまっている・・・・

 

他のシーンでも次々にお召し替え、七変化ならぬ十七(?)変化。衣装担当の面目躍如だ。ソロの気合が感じられる。

 

 

 

 

'In a World Like This' by Backstreet Boys  (2013/07/19 MV公開)

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BSBからはもう一曲。実は、「ロケット」テーマで記事を書くことを思いついて、一番最初に頭に浮かんだのはこの'In a World Like This'だった。

 

説明は不要でしょう。宇宙船に乗って旅立った歴史上の「誰か」をブラウン管越しに見送る市井の人々のシーン。メンバーの歌唱シーン。全く関連がないようでいて、実は冒頭、使い古されたゴルフバッグの水色と白が、そのままメンバーの衣装のモチーフになっている、という鮮やかなMV。

 

メンバーの配置も絶妙で、鮮やかな水色のジャケットを着たBrian Littrellと、同じ色が入るセーターを着たAJ McLeanが前衛、残りの青色〜紺色を身につけた3人が後衛。グループに復帰したばかりのKevin Richardsonはカチッとリーゼント。Howieが真ん中なのも良いよね。Nickはまだ結婚前か。

 

MVのラストシーンのテーマは、AJの近作'Love Song Love'にも引き継がれている。

 

 

 

 

'Blow Up the Moon' by Blues Traveler featuring 3OH!3 and JC Chase (*NSYNC)

(2015/04/07 アルバムリリース)

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BSBから2曲紹介したんだから、*NSYNCからも何かないかな・・・・'Space Cowboy'なんかうってつけなはずなんだが、惜しいかなMVがない。

 

というわけでこちらに貼ったのは、JCが参加したBlues Travelerの'Blow Up the Moon'。BTのボーカルJohn Popper(サムネ向かって右)は兵器マニアなんだそうで、中盤から登場する倉庫は彼の所有なのかな・・・と想像する。

 

ロケットそのものは出てこないけど、「宇宙船」に限りなく近いモチーフはいくつか顔を出すので、それで勘弁してください。

 

 

 

 

‘음 (MMM)’ by TREASURE DANCE PERFORMANCE VIDEO (SPACE SET ver.) (2020/11/12 MV公開)

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ロケットそのものは出ないが宇宙、と言えば、今やBLACKPINKに次いでYGの稼ぎ頭である12人組TREASUREの‘음 (MMM)’のSPACE SET ver.を推したい。

 

12人でしか表現できないものを、3分半でカチッと、極めて禁欲的に纏めてカメラに叩きつけている。サビのマシンガンシーンで一目惚れだ。

 

セットのクールな色味で、'Keep on Moovin' ' by Fiveを思い出す。

 

 

 

 

'Upside Down & Inside Out' by OK Go (2016/02/13 MV公開)

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締めは彼らでしょう。NASAに協力を仰いだ1Dでも、フルCGのBSBでもなし得なかった、本物の無重力をカメラに収めたOK Goの'Upside Down & Inside Out'。

 

無重力の生成方法"Parabola flight"が面白い。解説によると、要するに、宇宙飛行士訓練用のジェット機を急上昇させて、その中で人を放り投げて無重力を作り出す操縦法なのだが、その前後(急上昇・急下降)で人体に2Gもかかるというなかなかハードなもの。

 

ただでさえ過酷な撮影環境の中、終盤はとびきりの難関、名付けて"Thunderdome"で苦戦を強いられる。首尾良くいったと思ったTake 7がまさかのミスショット。Take 7でラストとするか、それとももうひとフライト頑張ってTake 8を撮り切るか。心身ともにすり減ったDanの、"I'm for it"(やるっしょ)と呟く悲壮な顔。しかし、ここぞという時に発揮されるチームワークで、Take 8を奇跡のカットで締め括る。MVのラスト、Danの放心しきった笑顔が印象的だ。

 

 

 

 

いかがだっただろうか。振り返ってみると、単にブログ主の好きなbandが並んだだけという結果に。

 

Japanese boybandを取り上げられなかったのは適切なMVが見つからなかったから。ジャニーズなら1本や2本はあると思うんだけどな・・・ファンタスティポとか。わかんないけど。

 

 

 

 

おまけ。

 

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図らずやこちらのMVにもSTAR WARSが。持物も完璧。

*1:登場時、向かって左から、Gary Barlow→キーボード、Jason Orange→遠眼鏡、Howard Donald→ドラム、Mark Owen→杖、Robbie Williams→MX

<JLS> JLS、コロナ禍を経て一年半ぶりの「再復活」

 

久しぶりにmanband関連の明るいニュースだ。JLSの「再復活」。

 

ちなみに、2020年復活時の第一報はこちら。

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デビュー曲'Beat Again'と続く二作目'Everybody in Love'。この時点ではまだ新作リリースの予定はなかった様子。4人とも体がよく絞れていて、復活へ向けて入念に準備していたことがわかる。

 

これを一年半後と見比べてみよう。コロナ禍を経たグループの変化がよくわかる。

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4人とも一様に顔が丸い。"Stay Home"の影響が窺われる。

それにも増して特徴的なのは、dance routineが格段に緩やかになったことだ。

もしかしたら新曲'Eternal Love'の雰囲気に合わせただけかもしれないが、なぜか、ここからまた元のバキバキダンスに戻る気配は感じられない。

中堅から大御所になる過程で、dance routineは飾りの一つに過ぎなくなっていくことがよく分かる。どんなに激しく踊っても若いグループには勝てない。格好良かった往年のムーブも、どう足掻いたって歌と共に古くなる。

 

 

新曲の初お披露目の様子はこんな感じ。

出だしMarvinのソロに若干不安を感じつつも、ラストのコーラスの厚みに思わず声が漏れる。穏やかな曲調に合わせたのかdance routineは控えめ。

あくまで推測だが、この一年半のマーケティングの結果、この形に落ち着いたんだろう。パッと見は地味になってしまったが、グループの運営を長い目で見ると、この方針転換はそう間違っていない筈。

 

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そして新曲のMVはこちら。TemptationsJackson 5、さらにB2K (IMXかも)を引用して、米国R&B boybandの保守本流(つまりアフリカ系)を英国に手繰り寄せている。

1周、2周、・・・いや、何十周かグルグル回って新しいと言える。この辺、Anderson PaakとBruno Marsのsuper group、Silk Sonicと比べてみても楽しいかも。*1

 

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*1:Silk Sonicの源流にTemptationsらMotown勢の影響を探った記事として、Rolling Stone Japan Vol.16, November 2021のp.84からの特集を参照のこと

<INI> Produce 101 Japan Season 2の覇者たちを他boybandと比較してみよう

 

熱心に見入ったProduce 101 Japan Season 2。閉幕してしばらく経ったので、改めてその覇者たち、INIのメンバーを考察してみたい。

 

うちのブログはmanband / boybandのメンバーの年齢に特に重きを置いていて、その副産物がManband列伝だったりするのだけれど、本記事はうちのお誕生日データベースをフル活用して、同世代boybandメンバーとの比較もしてみたい*1

 

INIについてざっくりまとめると、「統率の97 & 98 lines」、「歌の99line」、「個性派マンネlines」といったところか。

 

1997年生

番組終了当初(つまりINI結成当初)から話題になったのは、boybandとしての平均年齢の高さ。まぁ、とっくに熟達したこの2人がトップにいるから納得か。

同い年は以下の通り。並べてみると分かるがなかなかの強敵(とも)揃い。この年の大金星は押しも押されぬBTSのグクさんだ。先輩JO1からは川尻・白岩の名前も。

 

欧米組:Richard Camacho (CNCO)Oscar Enested (The Fooo Conspiracy, FO&O)Colin Padalecki (Surfaces)Andrew Bloom (On The Outside)Sario Solomon (Five to Five)Tre’Von Waters (Next Town Down)Santo August (Mindless Behavior)Austin Porter (PrettyMuch)Jack Met (AJR, Lead Guitar) Chris Louis (Next Town Down) Drew Ramos (In Real Life)Nick Mara (PrettyMuch)Chance Perez (In Real Life) Zabdiel De Jesus (CNCO)Emery Kelly (Forever In Your Mind)

 

アジア組:Jaehyun (NCT, NCT U, NCT 127) SIHYUK (NIK)KO GUN (NIK)DK (SEVENTEEN)MINGYU (SEVENTEEN)BamBam (Got7)Jacob (The Boyz)夏瀚宇 (UNINE)郭子凡 (X NINE)Lee Do (ONEUS)Wang Yibo (UNIQ)Younghoon (The Boyz)Jungkook (BTS)Hyunjae (The Boyz) Bang Chan (Stray Kids)Jeon Woong (AB6IX)WinWin (NCT, NCT U, NCT 127, WayV) THE8 (SEVENTEEN)Yugyeom (Got7, Jus2)

 

国内組:川村壱馬 (THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)平野紫耀 (King & Prince)目黒蓮 (Snow Man)中川勝就 (OWB)遠藤大斗 (TEAM ZENRYOKU)川尻蓮 (JO1)吉野北人(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)安保卓城 (NORD)八木勇征 (FANTASTICS from EXILE TRIBE)大澤駿弥 (ORβIT)佐野文哉 (OWB)瀧原光(NORD)宮内伊織 (銀河団 from 劇団番町ボーイズ☆)浦野秀太 (OWB)三井瞭 (NIK)森本慎太郎 (SixTONES)堀夏喜 (FANTASTICS from EXILE TRIBE)宮里ソル (円神)藤原樹 (THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)神宮寺勇太 (King & Prince)北村匠海 (EBiDAN, DISH//, vocal, guitar) 北田祥一郎 (10神ACTOR)白岩瑠姫 (JO1)松島聡 (Sexy Zone)三浦大輝(TEAM ZENRYOKU)中林登生 (円神)

 

 

西 洸人(1997年6月1日生)

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今シーズンのプデュを観るきっかけが、何を隠そう「いきなりスマイル」だったので、 西くんは番組当初から当確だった。練習生の中でも存在感が図抜けている。プロレベルのダンススキルに、両耳ピアスの「只者ではない」感も相まって、スマートさと泥臭さのさじ加減が絶妙だ。彫りの深い顔に似合わぬ涙もろさも味がある。

そんな彼の魅力が最大限に発揮されたこの'Goosebumps'も好きだし、無限大1組でのゴリラボイスも好きだったなぁ。グループの牽引は木村くんにお任せして、自由気ままに曲をグループを引っ掻き回すのが性に合っていそうだ。

 

木村 柾哉 (1997年10月10日生)

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シーズン2の顔だった木村くんも危なげなくデビュー。彼は精神性というより肉体で語る人、つまり「俺の背中についてこい!」というイメージがある。ある時はシューズの汚れで猛練習の跡を見せ、ある時は練習生随一のダンス表現で他を圧倒する。その反面、順位発表式のコメントがちょっと紋切り型で、その美しい顔立ちが大きく崩れることもなく淡々と過ごす優等生ぶりは、新人らしからぬ浮世離れした存在。

だから最終順位発表前のステージ裏で、あれだけ自分の言葉を絞り出したのは正直意外だった。悲喜こもごも、喜怒哀楽をカラダ中から溢れさせてこその表現者、JO1で一年先を越された川尻さんに追いつくにはまだまだ課題は多そうだ。

とりあえず、彼の写真集が出たら真っ先に買います。今から楽しみしかない。

 

 

1998年生

ポストBTSの生年は、ご覧の通りまぁスターが目白押し。Why Don't Weもこの年から始まるし、セブチ鉄壁の98line(スングァン、バーノン)の名前も見える。国内だとランぺの年少組が98年なのね。そして先輩JO1からは純喜・景湖の仲良しコンビ。

 

欧米組:Abel Lovac (3A, vocal and guitar)Cam Jackson (4th Ave)Mike River (Mindless Behavior)、Pipe Ramirez (Menudo)、Jonah Marais (Why Don't We)Elijah Johnson (Mindless Behavior)Reace Bibby (New Hope Club)Kieran Harrison (United Vibe)Josh Levi (Citizen Four)Felix Sandman (The Fooo Conspiracy, FO&O)Charlie Lenehan (Bars and Melody)Yazdan Qafouri (Five to Five)Omar Rudberg (The Fooo Conspiracy, FO&O)Corbyn Besson (Why Don't We)Euan Leslie (The Shades, drums)橋爪ミカ (INTERSECTION, INTO1)

 

アジア組:Juyeon (The Boyz)SEUNGKWAN (SEVENTEEN)Moonbin (Astro)Kino (Pentagon)Woo Seok (Pentagon)VERNON (SEVENTEEN)Jungwoo (NCT, NCT U, NCT 127)Kevin (The Boyz)Yao Chen (R1SE)Ha Rin (Onewe)Seonghwa (Ateez)Tag (Golden Child)New (The Boyz)Huang Xinchun (NEX7)PARK HA (LUCENTE, NIK)Keon Hee (ONEUS)Zhang Yanqi (R1SE)Kim Dong Han (JBJ, WEi)Chen Youwei (UNINE)Jia Yi (UNINE)Cai Xukun (Nine Percent)Russell Reyes (BoybandPH)Hwan Woong (ONEUS)MOTO (10神ACTOR、TAi)Seungmin (Golden Child)Lee Know (Stray Kids)Q (The Boyz)Hongjoong (Ateez)Kang Hyun (Onewe)

 

国内組:木津つばさ (XOX)矢部昌暉 (EBiDAN, DISH//, chorus, guitar)河野純喜 (JO1)Yuto (Pentagon)島太星 (NORD)武知海青 (THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)賛多 (INTO1)佐野勇斗 (EBiDAN, M!LK)、鈴木悠介 (TEAM ZENRYOKU)、小松笙 (TEAM ZENRYOKU)、長妻怜央 (7ORDER)草地稜之 (円神)太一 (NIK)佐藤景瑚 (JO1)長谷川慎 (THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)龍 (THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)木原瑠生(銀河団 from 劇団番町ボーイズ☆)中谷日向 (円神)鈴木昂秀(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)澤田優 (銀河団 from 劇団番町ボーイズ☆)後藤拓磨 (THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)

 

 

許 豊凡(しゅうふぇんふぁん) (1998年6月12日生)

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許くん一人で残り十人分の価値があると思える逸材。替えが利かない唯一の外国人。彼を仲間に迎えることによって、先輩JO1より大きく一歩リードしたと言っても言い過ぎではない。セクシーさも力強さも兼ね備え、高音域の安定感は◎が付くメインボーカル候補、コーラスでも要になるだろう(ちなみにブログ主は高音担当推し)。一部で高評価・拍手喝采を獲得したこの'SHADOW'は楽曲の良さもあって、許くんの粘り強いダンスとカンの鋭い高音を堪能できる。'SHADOW'良かったよねぇ。メンバーが最高すぎる。

 

田島 将吾 (1998年10月13日生)

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Seungmin (Golden Child)と同じ生年月日の田島さん。木村くんとは対照的に、俺にとって彼は精神性の人。無比のメンバーで挑んだ無限大2組で、完敗を喫した後ずっと、順位と実力に最も悩んだんじゃないかなぁ。最終順位でホッとしたように見えたのは、1でも2でも無い、何にも縛られることのない「第3の道」をファンから授かったからなんだろうね。自らを深めていったストイックさとチャレンジ精神はグループの今後の柱になり得るだろう。

上の3人があまり余裕なさそうな分、年少組にとって良い兄貴分であってほしい。

 

 

1999年生

何度でも言うが、1971年と1999年はmanband / boybandの当たり年。実力者揃いなのは名前見ればすぐに分かるはず。PrettyMuchの最強年少組(Edwin、Zion、Brandon)、NCTからもLucasやMarkやXiao JunやHendery、キンプリの年少コンビの中に混ざって、枝元さん(NORD)の姿も。JO1からは川西さん1枚だが、INIは歌の実力者をなんと4枚も揃えてきたらしいですよ奥さん。

 

欧米組:Ricky García (Forever In Your Mind)Adam Lovac (3A, vocal and base guitar)Edwin Honoret (PrettyMuch)Joel Pimentel (CNCO)George Smith (New Hope Club)Mikey Cobban (RoadTrip)Daniel Seavey (Why Don't We)Liam Attridge (Forever In Your Mind)Malik Askari (Next Town Down)Ryan Meaney (New Rules)Michael Conor (In Real Life)Devin Heyes (On The Outside)Zion Kuwonu (PrettyMuch)Jack Avery (Why Don't We)Jack Duff (RoadTrip)Nick Carsberg (Five to Five)Blake Richardson (New Hope Club)Sean Price (Sean & Conor Price)Mikey Jimenez (4th Ave)Josh Pile (Princes to Kings)Brandon Arreaga (PrettyMuch)

 

アジア組:Zhao Lei (X NINE, R1SE)Jaehyun (Golden Child)Yoo Yong-ha (1the9, WEi)Lucas (NCT, NCT U, WayV, SuperM)Jibeom (Golden Child)Hu Chunyang (UNINE)Donghyun (Golden Child)Rocky (Astro)DINO (SEVENTEEN)Ju Haknyeon (The Boyz)Yunho (Ateez)Hyun Suk (Treasure)Wang Linkai (Xiao Gui) (Nine Percent)Zhai Xiaowen (R1SE)Park Ji Hoon (Wanna One)Yeosang (Ateez)San (Ateez)NINE (INTO1)Joochan (Golden Child)Mark (NCT, NCT U, NCT 127, NCT Dream, SuperM)Xiao Jun (NCT, WayV)Mingi (Ateez)Chang Bin (Stray Kids)Yeonjun (TXT)Karry Wang (TFBoys)Kim Yo Han (X1, WEi)Hendery (NCT, WayV)Park Woo Jin (AB6IX, Wanna One)Wooyoung (Ateez)Lee Han Gyul (X1, IM, H&M, BAE173)Liu Zhong (INTO1)

 

国内組:永瀬廉 (King & Prince)北川暉 (BUGVEL)髙橋海人 (King & Prince)、中川昂星 (TEAM ZENRYOKU)、山田健登 (10神ACTOR)枝元雷亜 (NORD)海沼流星 (BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE)川西拓実 (JO1)深堀未来 (BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE)矢代卓也 (銀河団 from 劇団番町ボーイズ☆)木村慧人 (FANTASTICS from EXILE TRIBE)中島颯太 (FANTASTICS from EXILE TRIBE)中島裕貴 (10神ACTOR)奥田力也 (BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE)吉田仁人 (EBiDAN, M!LK)井上港人 (BUGVEL)

 

 

髙塚 大夢 (1999年4月4日生)

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最後の最後にミラクルを起こした高塚くんだが、彼の伝説はこのAGEHA2組から既に始まっていた。菅井先生を唸らせたハイノートはプデュの歴史に永遠に刻まれることだろう。その後はあまり見せ場が無かったものの、ファンは彼を見捨ててはいなかった。

これは何度でも言いたい。ちょっと前のリリースだがこの「スマートなヤカラ曲」をプデュ用対戦曲に組んでくれたスタッフさんには感謝してもしきれない。これを機にGENERATIONSの良さが見直されると良いなぁ。まだまだ現在進行形のグループなので。今夏の新譜も良かったし。

高塚くんの「スマートな白」が福島くんの「ヤカラの黒」と何度も交差して、他の4人が場を頂点まで濃縮させていく。EXPG出身の福島くんならではの味付けもあっただろう。まさにチーム戦、プデュの醍醐味に俺は惹き込まれたよ。

 

後藤 威尊 (1999年6月3日生)

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彼でなければならないピースが最後、カチッとハマって、INIは完成した。後藤さんは木村くんの肉体性と田島さんの精神性を両方兼ね備えた稀有な人で、それはきっとチームのセンターをいくつも務めたハートの強さから来るんだろう。正気か、狂気か、鬼気迫る彼のダンスをこの'SHADOW'でしっかり確認してほしい。それと、舞台裏では瓶底メガネ(は言い過ぎか)な彼の飾らない姿も。

それにしても、舞台で初めてコンタクトレンズ着けたって、ある意味すごい度胸ではある。ちょっと規格外かも。

 

尾崎 匠海 (1999年6月14日生)

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デビュー圏内組の常連であり、大きく順位を落とすことなくフィニッシュを遂げた尾崎さんではあったが、彼にとってこのプデュは「自分に足りなかったもの」を見つける旅だったのだと思う。多くの練習生が、自分を格好よく見せよう、自分の一番イイ所をアピールしようと四苦八苦していたのを横目に、そんなんじゃこの先通用しないと既に悟っていた尾崎さんは、あえて泥を被り、チャレンジし続けた。

そんな「コワイモノシラズ」な彼が一皮剥けたのがこの'Dynamite'だ。センターの重圧がいかに苦しかったかは、明るく楽しい音楽が終わった後、電池が切れたかのように喘ぐ表情からも分かるだろう。

 

藤牧 京介 (1999年8月10日生)

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オーディション番組としてのプデュの性質上、「踊高歌低」(ダンサーが高く評価され、ボーカルは低く評価されがち)となるのは仕方がない。ダンスは成長が明らかに見て取れるからね。そんな中、他を圧するシンガー藤巻さんが上位に留まり続けたのは、他のボーカル志望者にとっても希望の光だったことだろう。ダンスも合宿中にしっかり習得、隙なくデビューに漕ぎ着けた。

そんな彼の功労はなんと言ってもこの「花束」だろう。公開当時はタイムラインが「花束」で埋め尽くされたと聞く。この花束組からも結局デビューは1人だけ・・・厳しい戦いだった・・・

 

 

2000年生

2021年のboyband市場ではゼロ年代の開拓が急がれる。JO1はご存知S4(木全、大平、金城、鶴房)が揃い踏み、アジア勢もThe Boyzのマンネ組やスキズの00linesが名前を連ねる中、欧米組はラインナップが寂しい・・・

 

欧米組:Elliot Horne (United Vibe)Samuel Jenkins (On The Outside)、Marius Yo (Sexy Zone)、Harper Dark (RoadTrip)Kazuma Mitchell (INTERSECTION)William Aoyama (INTERSECTION)Felix (Stray Kids)Brooklyn Wyatt (RoadTrip)Sergio Calderon (In Real Life)Leondre Devries (Bars and Melody)Marcus Pendleton (4th Ave)Maverick Baker (Cash and Maverick)

 

アジア組:Xia Zhiguang (X NINE, R1SE)Dong Myung (Onewe)Xion (ONEUS)Cya (Onewe)Hwall (The Boyz)Ji Hoon (Treasure)Hyun Jin (Stray Kids)Yoon Sanha (Astro)Renjun (NCT, NCT Dream)Sunwoo (The Boyz)Jeno (NCT, NCT Dream)GUNO (Wang Jyun Hao) (BUGVEL) Jinyoung (CIX, Wanna One)Haechan (NCT, NCT U, NCT 127, NCT Dream)Fan Chengcheng (Nine Percent, NEX7)Zhou Zhennan (R1SE)Jaemin (NCT, NCT Dream)Liu Yu (INTO1)Bomin (Golden Child)Jun Kyu (Treasure)Han (Stray Kids)Seung Min (Stray Kids)Chen Linong (Leo) (Nine Percent)Yang Yang (NCT, WayV)Jongho (Ateez)Roy Wang (TFBoys)Jackson Yee (TFBoys)Kang Seok Hwa (WEi)Soobin (TXT)Eric (The Boyz)

 

国内組:山﨑悠稀 (EBiDAN, M!LK)日向 (NIK)松井利樹 (BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE)木全翔也 (JO1)大平祥生 (JO1)金城碧海 (JO1)佐藤來良 (BUGVEL)Yoshinori (Treasure)砂田将宏 (BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE)織部典成 (銀河団 from 劇団番町ボーイズ☆)塩﨑太智 (EBiDAN, M!LK)山田恭 (円神)板垣瑞生 (EBiDAN, M!LK)Shotaro (NCT U, NCT2020)鶴房汐恩 (JO1)

 

 

佐野 雄大 (2000年10月10日生)

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木村くんと同じ10/10生まれ、Yang Yang (NCT, WayV)と同じ生年月日の佐野くん。彼を見ているとかつての中西香菜さん(S/mileage, ANGERME)を思い出す。彼女も大阪出身、歌・ダンス未経験でオーディション一本釣り、加入当初は苦労するも次第に頭角を表した実力者、そして何より笑顔が印象的なアイドルだった。何もかもが佐野くんと重なる。

先輩JO1の胸、もとい曲を借りたこの'OH-EH-OH'では、それまでのファンシー路線とは真逆の路線に挑戦し、見事イメージチェンジに成功。時折溢れる笑顔がなんとも言えずチャーミングだ。

 

 

2001年生

01年はマンネの年。CNCOのErick、Why Don't WeのZach、In Real LifeのBrady Tutton、スキズのI. N、INTERSECTIONのCaelan、NORDの舟木健の名前が並ぶ。この生年が最年長のグループができても良さそうなものだが、それはまだまだ先のようだ。

ちなみに、INIの生年のうち、この2001年だけJO1と被らない。

 

欧米組:Erick Brian Colon (CNCO)Jaden Gray (4th Ave)Zach Herron (Why Don't We)Dawson Huckabee (On The Outside) Jack Tisdall (United Vibe)Blaise Duncan (United Vibe)Brady Tutton (In Real Life)

 

アジア組:Lee Dae Hwi (AB6IX, Wanna One)I.N (Yang Jeong In) (Stray Kids)Beomgyu (TXT)Jae Hyuk (Treasure)Jeong Sung-chan (NCT U, NCT2020)Lai Kuan Lin (Wanna One)Yan Xujia (X NINE, R1SE)HEESEUNG (ENHYPEN)Chenle (NCT, NCT Dream)

 

国内組:中本大賀 (円神)、保土原壱成 (TEAM ZENRYOKU)、宇原雄飛 (DEEP SQUAD)Mashiho (Treasure)日高真宙 (BUGVEL)Caelan Moriarty (INTERSECTION)舟木健 (NORD)Asahi (Treasure)小松倖真 (BUGVEL)山中柔太朗 (EBiDAN, M!LK)

 

池﨑 理人 (2001年8月30日生)

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意外だなぁ、まだ10代なのか(8/1現在)。顔立ちが大人っぽいからすっかり年長組かと勘違いしてしまっていた池﨑くん。その抜群の様子の良さがファンを虜にする一方、初期のソロダンス動画で(色んな意味で)ファンの腰を抜かし*2、そしてシーズン2随一の伝説となった・・・・佐野くんと同じ未経験組ながら、デビュー圏内をつかず離れず上下し、最終的には固定ファンの力でデビューを勝ち取った。この'Nobody Else'は彼の本領であるラップが炸裂した名演。

 

 

2002年生

02年組ともなると我がブログもさすがにデータが薄い。だが、JO1の最強マンネ、豆原さんは忘れちゃならないだろう。個人的には、Next Town Downの無邪気さんLeon Outlaw Jr.と同い年なのが感慨深い。Leon、まだまだ若いなぁ。

 

欧米組:Leon Outlaw Jr. (Next Town Down)Conor Price (Sean & Conor Price)Zhou Keyu (INTO1)Finn Pile (Princes to Kings)Max Mills (Max & Harvey)Harvey Mills (Max & Harvey)

 

アジア組:Lin Mo (INTO1)Taehyun (TXT)Jisung (NCT, NCT Dream)Justin (Huang Minghao) (Nine Percent, NEX7)JAY (ENHYPEN)Ye Dam (Treasure)Cha Jun Ho (X1)Huening Kai (TXT)Son Dong Pyo (X1)Kang Min Hee (X1, Cravity)Lee Eun Sang (X1)JAKE (ENHYPEN)Song Hyeong Jun (X1, Cravity)SUNGHOON (ENHYPEN)

 

国内組:曽野舜太 (EBiDAN, M!LK)豆原一成 (JO1)

 

松田 迅 (2002年10月30日生) 

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デビュー組の中で最も下の順位から一気に駆け上がったMJこと松田くん。グループバトルの動画が公開されるたびに順位をぐいぐい上げていき、プデュ1番の大番狂わせの主人公になった。 

MJといえばこの'OH-EH-OH'の回転横っ飛びだろう。身体能力の高さを視聴者の目に叩き込んだ彼は、続く'SHADOW'でも印象的なソロを歌い固定ファンを獲得した。

確かデビュー直後のインタビューで、後藤さんが「たじ(田島さん)とは一緒のグループになったことがない」と語っていたが、実はこの松田くんもそれに近い*3。それに松田くんは結局、シーズン通して木村くんと同じグループになることが叶わなかった。木村・田島のストーリーが表だとすると、その真裏に当たるのが後藤・松田のストーリーだった。*4

先輩JO1の最年長と、INIの最年少が同郷というのも興味深い。 

 

 

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最後に、オーディション番組から誕生した11人組、という共通点を持つ5組(INI、JO1 (2020年結成)、INTO1 (2021年結成)、X1 (2019年結成)、少し先輩だがWanna One (2017年結成))の生年分布を比較しよう。最下段の赤字は平均年齢ならぬ「平均生年月日」。

 

INI   JO1   INTO1   X1   Wanna One
                1991/3/8
                 
        1993/2/11        
        1993/11/2        
            1994/12/24   1994/3/22
    1995/10/25           1995/8/9
                1995/8/25
            1996/8/5   1996/5/27
            1996/10/27   1996/12/10
1997/6/1   1997/3/2            
1997/10/10   1997/11/19            
1998/6/12   1998/1/20   1998/3/11        
1998/10/13   1998/7/29   1998/12/21        
1999/4/4   1999/6/23   1999/7/11   1999/9/22   1999/5/29
1999/6/3       1999/12/18   1999/12/7   1999/11/2
1999/6/14                
1999/8/10                
2000/10/10   2000/4/5   2000/8/24       2000/5/10
    2000/4/13            
    2000/5/6            
    2000/12/11            
2001/8/30               2001/1/29
                2001/9/23
2002/10/30   2002/5/30   2002/1/6   2002/7/9    
        2002/5/17   2002/9/9    
            2002/9/17    
            2002/10/26    
            2002/11/30    
        2003/1/8        
        2003/10/20        
            2004/11/10    
       
1999/8/1   1999/3/15   1999/8/3   2000/8/5   1997/6/28

 

Wanna Oneの最年長1991年生はYoon Jisung。INTO1の1993lineは伯远力丸

INIは他のグループに比べて1997~1999年生のメンバー層が厚い。この層は奇しくも、欧米組のpost-One Direction達(Why Don't We、CNCO、PrettyMuch)の生年と重なる。

この中で最も平均の若いのがX1というのに驚き。ポテンシャルの高さゆえ、解散してしまったのが惜しまれる。

 

 

 

 

 

*1:同様の企画は、覚えている限りで、NORDSnow Man原因は自分にある。 INIは4グループ目。

*2:これはもう、梨乃先生のナイスコメントに感謝しなければならないだろう。足を向けては寝られない。

*3:ラストの'RUNWAY'のみ田島さんと一緒。

*4:ちなみに、木村くんと同じグループにならなかったのは田島・高塚・佐野・池崎・松田、田島さんと同じグループにならなかったのは木村・許・後藤。