Bon Bon Boyband ! Man Man Manband !

海外Boyband/Manbandのニュースに簡単なコメントを添えたブログです。

<2019年まとめBoyband vs. Manband> Half Time ~Boyband / Manband詰め合わせ(前半)~

2019年前半戦14組の紹介を終え、ここらで小休止。Half Timeです。

 

その前に、前半を振り返るとしましょう(カッコ内はグループ年数(結成年基準))。

    boyband manband
前半戦 1st round In Real Life (3)
'Crazy AF'
Jonas Brothers (15)
'Sucker'
2nd round AJR (14)
'Break My Face (Apptronic Version)'
Hanson (28)
'Better Days'
3rd round BTS (8)
'작은 것들을 위한 시 (Boy With Luv)'
O-Town (19)
'OFF'
4th round Louis Tomlinson (One Direction) (10)
'Two of Us'
Robbie Williams (TAKE THAT) (30)
'Gold'
5th round INTERSECTION (3)
'Who Do You Love'
B2K (22)
'Girlfriend'
6th round BROCKHAMPTON (5)
'If You Pray Right'
New Kids On The Block (35)
'Boys In The Band (Boy Band Anthem)'
(ft. Debbie Gibson)"
7th round Why Don't We & Macklemore (4)
'I Don't Belong In This Club'
石野卓球 (電気グルーヴ)(31)
'関西電気保安協会'

こうやって並べてみるまで気づかなかったけど、TAKE THATと電気ってほぼ同期だったんだ・・・どっちも華々しく30周年を祝っていたけど、丸々、平成を駆け抜けたmanbandだったのね。

 

さて本日は、本戦には残念ながら挙げる予定は無いものの、ブログ主のアンテナに引っかかった2019年の主なBoyband / Manband作品をざっと眺めていきたいと思います。多いので前後半に分けますね。


'P.A.R.T.Y. ~ユニバース・フェスティバル' by DA PUMP (2019/10/19 long ver. MV公開)


DA PUMP / P.A.R.T.Y. ~ユニバース・フェスティバル~ Long version

昨年は本ブログ2018年まとめの初日を飾ってもらったDA PUMP。今年もこの華やかな楽曲とバイ〜ンダンスで見事紅白出場を勝ち取った。YORIさんの回復も順調な様子で何より。歌とダンスの伝道師達。その活躍は2020年以降も期待できそうだ。

  

One in a Million -奇跡の夜に- by GENERATIONS from EXILE TRIBE (2019/11/06 MV公開)


GENERATIONS from EXILE TRIBE / One in a Million -奇跡の夜に- (Music Video)

紅白といえばこちらも。2019年初出場の彼ら7人組はサマソニにも来てくれました。ボーカル片寄さんの華やかさもさることながら、同じくボーカルの数原さんの大明神ぶりといったら!ナマで鑑賞してマジ震えた。このMVで主役の片寄さんの声が花や実だとしたら、数原氏の声はそれを支える幹や根や葉。前者が常に一定の型でグループに貢献するのに対し、後者はあらゆるカタチに変化して他の6人を下から上から支える。両腕のタトゥーも頼もしく。来年あたり、数人さんのソロって出ないものなのでしょうか。ぜひ洋楽にチャレンジして欲しい。Gary Barlow (TAKE THAT)カバーとかいかがでしょう。

あと、メンディさんのダンスの細やかさ(指先まで美しい)と、ラスト「YMCA」での亜蘭くんの肉体美!ご飯何杯でもいけちゃうGENERATIONS。

 

'Angels (Timeless Live In Japan)' by ll Divo (2019/10/06 ライブ動画公開) 


ll Divo, 'Angels' - Timeless Live In Japan

うって変わってこちらはクラシカルなIl Divo。今年はTimelss Liveで世界中を飛び回った4人。この'Angels'はもちろんRobbbie Williams (TAKE THAT)の名曲をスペイン語で。上品な編曲に情熱的な歌唱。

 

'Musica che resta' by Il Volo (2019/02/05 MV公開)


Il Volo - Musica che resta (Official Video - Sanremo 2019)

Il Divoときたら忘れちゃならないIl Volo。ほぼ毎年のようにアルバムを世に送り出している彼らは、2019年も無事"Musica"をリリース。そのシングルカット曲のMVは何故かサスペンス風味。

 

'VOXers' by ゴスペラーズ (2019/10/30 MV公開)


ゴスペラーズ 『VOXers』Full Ver.

今なおチャレンジし続けるアカペラグループの老舗。本ブログばりに、ゴスペラーズ最新曲のテーマは「対決」。カラフルな5人のコーナーが美声で彩られる。


'Woman Like Me / God is a Woman - A Cappella Mashup - ' by Out of the Blue (2019/07/24 MV公開)


Woman Like Me / God is a Woman - A Cappella Mashup - Little Mix / Ariana Grande - Out of the Blue

アカペラなら、若さでは負けないOut of the Blue。現役Oxford Univ.の学生で構成され、モーニング娘。方式(古くはMenudo方式)で代替わりする彼らは今年、女性シンガー(グループ)のカバーにチャレンジ。相変わらずのクネクネ具合。

 

'I've Got Life' by Mark Kibble (Take 6) (2019/06/05 動画公開)


Mark Kibble (Take 6) I've Got Life (Live)

アカペラならこっちも黙っちゃいない、結成30年超の大ベテランTake 6。

メンバーのMark Kibbleは'Change The World'のカバー編曲で2018 Grammy nomineeに。そして映画"Spiderman"の主題曲で見事9つ目のGrammy Winner。おめでとうございます!

 

'Perfect (ft. Ralph Tresvant) by Johnny Gill (New Edition) (2019/08/15 Audio Video公開)


Johnny Gill - Perfect (Audio) ft. Ralph Tresvant

Take 6よりもさらに先輩、New EditionからはJohnny Gillが新作"Game Changer II"を発表。収録曲'Perfect'ではグループのリーダーRalph Tresvantとの息の合ったコラボを聴かせる。2人の声は対照的(低い方がJohnnyで高いのがRalph)なんだけど、上手いこと混ざり合うのが不思議。彼ら2人とも、残り4人(RBRM、つまりBell Biv DeVoeにBobby Brown)とは少し距離を置いて活動中。


'Barcelona' by Jack & Jack (2019/03/21 MV 公開) 


Jack & Jack - Barcelona

二人組のboybandで要注目なのがJack & Jack。Jocks & Nerdの凸凹幼馴染みコンビは、役割分担がはっきりしているだけあって余分な力が抜けている。この年代にしては珍しく余裕たっぷり。'Barcelona'の気怠さ洒脱さも妙に板についている。

 

'Det' Den Vibe' by Nik and Jay (2019/02/22 MV 公開) 


Nik & Jay - Det' Den Vibe (Akustisk)

こちらはデンマークの大御所デュオ。白&黒。こっちは逆に、これだけキャリアを積み重ねてもなおフワッフワしてる感じが妙にセクシー。

 

'Hot Sauce' by 東方神起 (2019/10/23 MV公開) 


東方神起 / 「Hot Sauce」Music Video

セクシーさにかけては東方神起だって一歩も譲らない。SAMさん(TRF)のYouTubeチャンネルでは、数々のバックダンサーによって、この2人の素晴らしさが縷々語られている。

 

'Jopping' by Super M (2019/10/25 MV公開)


191025 SuperM - Jopping @ SuperM the Beginning 슈퍼엠 더 비기닝

雨後の筍のように次々結成される若手K-POP boybandの中で、今年最も話題を集めた グループは彼らなのではないでしょうか。The Ellen Showにも招待されたSM選抜スーパーグループ。

 

'SUPER CLAP' by SUPER JUNIOR (2019/10/17 MV公開)


SUPER JUNIOR 슈퍼주니어 'SUPER Clap' MV

「スーパー」といえば忘れちゃならないスジュ。メンバー全員が無事に兵役を終え、完全復活・・・だが、あれれ、ソンミンはどこ行っちゃったの?と、色々気になってしまうポイントが。一番気になっていたドンへさんのツンツン髪は、直近のライブ動画では前髪を下ろすスタイルに変わっていたので一安心。そっちのが好み。

  

'唯我独尊SOUL' by 東京力車 (2019/05/14 MV公開)


東京力車「唯我独尊SOUL」-YouTube EDIT‐

若い分だけ止まらない色気の東京力車。半パンだし。今年めでたくメジャーデビューの5人。メンバー変遷が目まぐるしい彼らだが、メジャーからのお墨付きを得られたということは、それだけ現メンバー5人に特別な何かがあるということなのだろう。

コンセプトはしっかりしてるので、あとはどのくらい知名度を高められるか。ちなみにブログ主は、白上さんのイケメン朝ツイートに度々元気をもらっていたりする。

 

'ガガガガガガガ' by ゴールデンボンバー (2019/01/17 MV公開)


ゴールデンボンバー/ガガガガガガガ Full size

コンセプトがしっかりし過ぎている4人組。紅白落選をもネタにしてちゃんと回収、そのネタをタイトルにした彼らのアルバム特典は、サインでも握手でもなく驚きの手作業。指紋とか大丈夫なんでしょうか。ちょっと気になっちゃう。

収録曲中、もちろん話題にもなった「令和」もイイ曲なんだけど、特にこの「ガガガガガガガ」からは途方もないエネルギーを貰いました。俺も仕事休まないもんね!

 

後半へ続く。)

<2019年まとめBoyband vs. Manband> 前半戦ラスト。 7日目は'関西電気保安グルーヴ' by 石野卓球 (電気グルーヴ) vs. 'I Don't Belong In This Club' by Why Don't We & Macklemore!

7日めはクリスマスイブ前。 昨年は休日でした。

 

ここで前半戦は最後となります。先攻manbandはこの2019年、記念すべき30周年と共に大きな節目を迎えたこのバンド。

 

'関西電気保安グルーヴ' by 石野卓球 (電気グルーヴ) (2019/02/28 CM公開)


「関西電気保安グルーヴ」│関西電気保安協会【公式】

  

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電気グルーヴメモ

どんな説明を付しても野暮になる摩訶不思議なテクノバンド。名盤「A」直撃世代だったブログ主には何人にも変え難い。一刻も早く戻ってきて、日本を明るく照らしてください。メンバーはピエール瀧石野卓球の両氏(1967年生)。名プロデューサーTeddy Rileyと同い年。

guamman9bonbon.hatenablog.com

  

電気グルーヴ 2019年3大ニュース

*例の事件…30年の集大成が予想外の結果に。レコード会社も離脱。「電気を知らなくていい人、いますもんね。」(Music Magazine 2019年2月号特集インタビューより)と事件前に言った卓球氏の意に反し、毀誉褒貶様々な文脈でお茶の間に浸透した電気グルーヴ。レーベルが全作品を引き上げてしまったのは誠に残念という他ない。

*卓球氏はさらに上記のインタビューで、「うちらが他のバンドと違うのは、解散の理由がない、解散のしようがないんです。」「別にやることがなければ休めばいいだけの話で、電気グルーヴを封印する理由がないっていうか、する必要がない。」と発言。事件後も解散を匂わすことなく、グループのマネジメント会社"macht inc."を立ち上げたり、ファンクラブを創設したりしてフル回転。騒動後の飄々とした振る舞いもさることながら、その裏にあったかもしれない葛藤を想像するにつけ、明確なビジョンがある人ってここまで自分(たち)を貫き通すのか、という驚きに震える。「うちらはうちらが見つけた行くべき道、信念をやるというか。」

*30周年記念アルバム「30」にもそのビジョンの片鱗が。大幅な路線変更を余儀なくされたかもしれないが、今後10年、彼らの羅針盤となることに間違いはない。僕も騒動前に購入しました。正直「A」しか聴き込めていなかった身としては、'Shangri-La'の喜びの他に、インスト曲の'猫夏'が'海猫夏'にリニューアルしていたのが嬉しかった。終わらないジェットコースターの上り坂気分。

 

最後に…これだけは脚注に残しておきたいと思います*1

 

'関西電気保安協会'の強烈なサウンドに対抗できるのは、彼らをおいて他にはいません。

 

後攻boybandは、2019年もフルスロットルで駆け抜けた5人衆。 

 

'I Don't Belong In This Club' by Why Don't We & Macklemore (2019/03/20 MV 公開)  


Why Don't We & Macklemore - I Don't Belong In This Club [Official Music Video]

  

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Why Don't Weメモ

「一緒にやんない?」をグループ名に持つ、元々ソロアーティストだった5人のティーンが自然発生的に集まってできた音楽集団。甘いルックスとオシャレさんな身なりに油断していると、競い合うように今なお上達する歌唱力、そしてそれらが組み合わさった絶妙なコーラスワークにたちまち虜になることだろう。メンバーは、

抜群のルックスを持つ一人のbaseball jocks、ギターを片手にカメラの前に立つとあっという間にJonah Marais (1998年生)

ハイスクール時代は実生活の煩わしさとSNS上の賞賛とのギャップに悩んだ苦労人、Corbyn Besson (1998年生)

"American Idol"での挫折から復活、second chanceを見事モノにした万能の人Daniel Seavey (1999年生)

今年は婚約発表というサプライズ、そして遂にあの垂らした前髪をカットしたJack Avery (1999年生)

うら若きSNS Starにして皆のイジられ役、出過ぎた杭はしかし打たれ強いZach Herron (2001年生)。

ツアー中でもコンスタントに楽曲を発表する、世界一マメなboyband。常に先手必勝で攻めまくる彼らに今後も要注目です。

guamman9bonbon.hatenablog.com

 

Why Don't We 2019年3大ニュース

*2019年も働きまくった5人。昨年のアルバムリリース後もその勢いは止まることを知らず、'Big Plans'、'Cold In LA'、上の'I Don't Belong In This Club (ft. Macklemore)'、映画のタイアップ曲'Don't Change'、すっぽんぽんの'Unbilievable'、'Come to Brazil'、'I Still Do'、'What Am I'、'Mad At You'、そして'With You This Christmas'。ふぅ、お腹いっぱいです。Big Plansの中からはLAとBrazilがリリースに至った模様。残りの都市にも期待。

二度目の来日Daniel Seaveyがブロンドに染めて来てくれたのに感動した思い出。生声のJonah Maraisにも相変わらず震えたし、2020年もどうかな、日本に来てくれませんかね。それこそ、2枚目のアルバムのプロモーションとかで。

*Jack Averyは来日直前に一児の父に。心なしか、他の4人とは顔つきが変わってきた気がする。そう言えばCorbyn Bessonは彼女とどうなったんだろう・・・

 

WDWに関しては細々したリリースが多すぎてついて行けなかったのも事実。'Talk'みたいにガツンと来る曲が一曲あれば、その一年幸せに過ごせる予感がする。

 

前半戦はこれにて終了。明日も色々仕込んでますので、お暇ならぜひ。

*1:この曲を初めて聴いた時、思い出したのは「がんばれ粉雪」(芽生えマン)…!!Podcastの片隅で2015年当時ブレイクした「なんであの時放送局」。有難いことにリアルタイムで大爆笑させて頂いた。2019年現在から振り返ると、トラックメイカーのケンP(じょうでんまさひとざん先生)が敏腕過ぎて、時代を追い越してしまっていることが分かる。

<2019年まとめBoyband vs. Manband> 6日目は'If You Pray Right' by BROCKHAMPTON vs. 'Boys In The Band (Boy Band Anthem)' (ft. Debbie Gibson) by New Kids On The Block!

2019年のまとめ6日め。昨日まで計10組、紹介してきました。

 

お気に入りのバンドは出てきましたか?・・・まだですか? 

 

本日ご紹介する2組は、まさにBoyband / Manbandど真ん中!と言ってもいいでしょう。

 

早速参ります。先攻boybandは、 今年初来日したhip-hop band。

 

'If You Pray Right' by BROCKHAMPTON (2019/08/08 MV公開)


If You Pray Right - BROCKHAMPTON

 

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BROCKHAMPTONメモ

Kanye Westのファンらがオンライン上に集い結成した花丸急上昇中のhip-hop集団。野郎だらけ、総勢なんと14名・・・・から色々変動あって結果13名。リーダーKevin Abstract以下6名のボーカルを核として、プロデューサーやクリエイティブディレクターが脇を固めている。

 

BROCKHAMPTON 2019年3大ニュース

*まずは初来日が無事に終わって何より。個人的収穫としては、そんな彼らをサマソニで鑑賞できたこと(大阪会場)。

ちょうどGENERATIONSとSEVENTEENが終わって、会場移動したら既に彼らが歌い踊りまくっていた。でっかくて真っ青な両手のオブジェが階段状のステージを占領し、その狭間で、ちょうどこの'If You Pray Right'のギンギラサウナスーツ衣装を着た6人がもう汗だく(笑)。驚いたのは6人とも、灼熱の午後、畳み掛けるようなサウンドの波の中、何一つふて腐れることなく真摯にプレイしていたことだった。ラップの歌詞の内容は未だよく理解できていないものの、彼らが何かを真剣に伝えたい人たちだ、ということはよく分かったよ。サマソニの音響設備を最大限に活かした重低音も心地よかったなぁ。

以下、IFPRのMV登場順に6人の感想を一言ずつ。

Dom McLennon:序盤にバテてて、下手に引っ込んでしばらく出てこなかったと思ったら、確か一番先にサウナスーツを脱いでた記憶。

Kevin Abstract:もっと前に出てくるかと思ってたら、意外にもステージ奥の階段ステージ頂上から下りてくることが少なかった。憂鬱な大将といった感じ。

Matt Champion:彼を含む白人勢が大健闘。MattだったかBearfaceだったかが、ずっと舞台上手前方で気炎を吐いていた。

Merlyn Wood:予想外だったMerlyn。過去のMVの印象とその甲高い声から、もっとオネェな印象を抱いていたがさにあらず。実物の彼は細身マッチョな体育会系。後半は上半身ハダカで脚上げダンス!

Joba:目つき鋭い彼は中盤までサウナスーツを諦めず。もうたまらん、といった感じで奥に引っ込んで、Tシャツ姿で出てきたら・・・ちょっとお腹ぽっこりちゃんだった。気にするお年頃。

Bearface:彼とMattの印象が被っていて、どっちがどっちかほとんど覚えてない・・・

*そんな真剣なライブ活動が功を奏したのか、'If You Pray Right'を含むアルバム"Ginger"が全米3位を獲得。前作"Iridescence"の全米1位には届かなかったものの、個人的には"Ginger"のが好き。音楽がちょっと明るくノリ良くなった気がする。

*アルバムのプロモーションのためThe Ellen Showにも出演し、'Sugar'を披露。Kanye直系らしく、ラップも歌も両方イケることをアピール。ちなみにブロンドの彼はゲストのRyan Beatty。Kevin Abstractと同じくカムアウト組で縁も深い

 

・・・ハッ・・・・

 

・・・Ryan Beattyの'God In Jeans'のMVに気を取られ過ぎていた・・・イカイカン。

 

さてさて、気を取り直して、後攻manbandのご紹介。

 

この曲も、2019年リリースだったのれす!!BROCKHAMPTONと並べちゃうと、20年以上前の曲のような気がするが・・・

  

'Boys In The Band (Boy Band Anthem)' (ft. Debbie Gibson) by New Kids On The Block (2019/03/01 MV 公開)  


New Kids On The Block - Boys In The Band (Boy Band Anthem) (Official Music Video)

  

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New Kids On The Blockメモ

現代型boybandの源流の1つであり、特に白人バンドとしては草分け的存在の5人組。キャリアの初期からR&Bとhip-hopの2本柱で活動し、本格的なダンスパフォーマンスによりアイドルとしての一時代を築く。その後、解散、再結成を経て、現在も精力的に活動中。メンバーは、

農場経営が板についてきたJonathan Knight (1968年生)

50を超えてもウィンドミル、振り付け担当Danny Wood (1969年生)

Manband界きっての副業屋、俳優やハンバーガー屋を初め何足ものワラジを履きこなすNKOTBのプロデューサーDonnie Wahlberg (1969年生)

鍛えたカラダを惜しみなくステージでご披露、post-Michael Jacksonと言われて久しいJordan Knight (1970年生)

Jordanと並ぶファルセッター、自撮りツイートはもう飽きちゃったJoey McIntyre (1972年生)。

多方面に幅広い交友関係を持ち、かつ大御所らしからぬ軽いフットワークの彼ら、2020年も何か企んでいることは間違いない。

guamman9bonbon.hatenablog.com

  

New Kids On The Block 2019年3大ニュース

*最新作'Boys In The Band'は、近作'80s Baby'とはガラッと変えてboyband寄りに。MVでは冒頭、Lance Bass (*NSYNC)のゲスト出演にニヤリ。Bell Biv DeVoeの3人の暴れっぷりにも要注目(さすがにBobby Brownはビッグ過ぎて呼べなかったか)。ブリッジで往年のboyband名が沢山シャウトされるのも楽しい。いくつ聴き取れましたか?若干勿体なかったのが、才媛Debby Gibsonのクレジットがないこと・・・大活躍なのにね。なので、このブログでは彼女に敬意を込めて"ft. Debbie Gibson"とさせていただいた。

*この曲、Manband的に要注目なのは、やはりTAKE THATへのオマージュ(?)だろう。だが、TT30やらLas Vegas Residencyやらで多忙なTAKE THATに秋波を寄せるのは、完全にタイミング間違えちゃったな・・・TTもやや遅れ気味にリアクション。

Debbie Gibsonを含む4組を率いたMixtape Tourも無事終了。ツアーの様子を見てて思うのは、大御所バンドは数多あれど、白人系・非白人系アーティストをごった煮で一度にツアーに召喚できる人たちってもしかしたらNKOTBしかいないのでは。無論それは、人種や年代を超えてファン層が幅広いことが絶対条件なんだけど。見た目かなりオレ様スタイルな彼らだが、その裏には果てしない気配りがあることと推察する。

 

Hip-hopスタイルという意味でも、なんだかオトコの香りが強すぎるという意味でも共通する2組。如何だったでしょうか。

 

明日は前半戦のラストです。益々寒くなりますね。ご自愛を。

<2019年まとめBoyband vs. Manband> 5日目は'Girlfriend' by B2K vs. 'Who Do You Love' by INTERSECTION!

2019年まとめの5日め。本日22日は冬至とのこと。

 

ゆず湯の支度は万全でしょうか。南瓜も食べなきゃね。

 

そんな冬至にぴったり…かどうかはわからないけど、今日も2019年を賑わせた2つのバンドを振り返ります。

 

まずは先攻manband、 2019年に本格再始動したこの4人衆。

  

'Girlfriend' by B2K (2019/04/08 動画公開)


B2K performs "Girlfriend" live; Millennium Tour Baltimore 4K Quality

  

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B2Kメモ

Immature (IMx)の名物manager、Chris Stokesによって発掘された、

まつげバッサバサのフロントマンOmarion (1984年生)、

ハットの下のタラコ唇Raz-B (1985年生)、

額の生え際が若干気になってしまう男前J-Boog (1985年生)、

普段はメガネがトレードマークのナイスガイLil' Fizz (1985年生)

の4人組hip-hop group。 

Immature (IMx)直系だが、曲のテイストやダンスは明らかに後期*NSYNCの衣鉢を継ぐ。

 

 

B2K 2019年3大ニュース

*Millenium Tourで大忙し、全米を駆けずり回った4人。途上、Raz-BがChris Stokesとの積年の問題を訴えるも、メンバーに取り合ってもらえず。挙句、Raz-Bはいったん離脱することに。

*B2Kの再結成ツアーはゲストも豪華。Boyband関連で言うと、直系の後輩に当たるB5が'All I Want'でツアーを盛り上げた。メインボーカルは三男のPatrick

Millenium Tour 2020の発表もあり、これだけの盛り上がりを見せたツアーだが、結局新曲は出ず。あくまで過去を懐かしむためだけの再集結なのかしら。なお、上記'Girlfriend'は2003年リリース。

 

新曲が出ないので残念ながらあまり語りしろが無いB2K。Omarionがチャチャっと作ってくれればいいんだけど、その動きもなさそう。ツアー続行なら彼の気も変わってくるかもしれないし、2020年に期待しよう。

 

さて、後攻boybandは、こちらも4人組。しかも全員が帰国子女という、これまでに例を見ない21世紀型チーム。

 

'Who Do You Love' by INTERSECTION (2019/08/09 MV 公開)  


INTERSECTION / Who Do You Love

  

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INTERSECTIONメモ

日本人の血を引く好男子4人を招集、その類稀なルックスと歌唱力で世界進出を目指す一大プロジェクトチーム。いわゆるJ-POPとは一線を画し、USのヒットチャートから流行を汲み取る彼らのスタイルは、洋楽好きを中心に口コミで共感を集めている。

MVでは豪快な脱ぎっぷりを見せる、甘い高音が冴えるサーファーMika Hashizume (1998年生)

2019年秋よりハーバード大学へ、才色兼備のKazuma Mitchell (2000年生)

前髪をフロント分けにしたモデル兼業のWilliam Aoyama (2000年生)

チームのムードメーカーCaelan Moriarty (2001年生)。

Kazuma氏の一時離脱により3人となったIS、今後は各人のソロ活動が主となるのかな。

 

INTERSECTION 2019年3大ニュース

*2019年はKazuma氏の門出の年。ファンに報告する彼の目にも涙が。脱退無しの離脱という意味ではK-POPナムジャグルの兵役と共通点が。上記'Who Do You Love'のテーマはKazuma出演のAbema TV ドラマ「オオカミちゃんには騙されない」も連想させる。この曲と、念願の1stアルバム "INTERSECTION"が彼の置き土産に。

*そんな訳で秋からは残った3人で活動。早速UNIQLOのシリーズCM、「暖パン_HTジーンズ・HTレギンス編」(Mika)「暖パン_HTスリムフィットパンツ・HTレギンス編」(William)暖パン_防風チノ・HTレギンス編」(Caelan)暖パン_いつものスタイルを、暖かく編」(3人)、がYouTubeで公開。久しぶりにUNIQLOに買い物出掛けようかしら。ちなみにBGMは'Body Language(Tomggg Remix)'

*他にも、Williamが尾崎豊をカバーしたり、1stからRemixを次々発表するなど、音楽的にも細々と活動は続く。にしても「卒業」、本家と全く別物に聴こえてしまうのは、尾崎さんのクセが強すぎるからなんだな・・・

 

同名異曲の先行リリース(それも超強力コラボ)があったのがやや辛いが、'Who Do You Love'、2019年を代表するboybandの名曲だと思います。太鼓判です。

 

如何だったでしょうか。B2KとIS、共通点は・・・4人組ってところくらいかしら。明日もお楽しみに。

<2019年まとめBoyband vs. Manband> 4日目は'Two of Us' by Louis Tomlinson (One Direction) vs. 'Gold' by Robbie Williams (TAKE THAT)!

まとめ4日め。今年も残すところあと10日とちょっととなりました。早いですね。

 

タイトルを見てピンときた方は多いのでは。そうです。本日は、英国重鎮バンド出身の、しかもソロ歌手対決なのです。

 

先攻boybandは、ファンが皆、待って、待って、待ちくたびれた頃に突如ソロを再始動したこのお方。

  

'Two of Us' by Louis Tomlinson (One Direction) (2019/05/16 MV 公開) 


Louis Tomlinson - Two of Us (Official Video)

 

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One Directionメモ

かつて「1Dの前に1Dなし、1Dの後にも1Dなし」と囁かれ、boyband史に燦然と輝く名を残したOne Direction。・・・だけど、今の10代に"One Directionって知ってる?"って聞いたとしても、うっかりするとロクな答えが返ってこない気が。何故なら、1Dがグループとして築いてきたサウンドって、2019年現在のpop musicからはキレイに拭い去られちゃっているからなんだよなぁ。

しかしグループ活動停止後、休まずエンタメ最前線で活躍している5人にとっては、内心そんな過去などハナにもかけてないだろう。

Simon Cowellの薫陶を受け、この2019年にアーティストとして大躍進を遂げたLouis Tomlinson (1991年生)

昨年までの鬱積を晴らすかのような傑作が結実しそうなLiam Payne (1993年生)

ツアーが終わって一息ついて、2020年以降の布石も抜かりないNiall Horan (1993年生)

男性も女性も一緒くたに彼のトリコ、Harry Styles (1994年生)

そして新作を絶え間なくリリース、4人とは距離を置きつつ活動するZayn Malik (1993年生)

 

最年長のLouの再始動から、堰を切ったように再び動き始めた1Dのソロ活動。5人の今後のポジション取りにご注目あれ。

guamman9bonbon.hatenablog.com

 

One Direction 2019年3大ニュース

*2019年のリリースは以下の通り(Wikipediaより)。

 Louis Tomlinson: 上の'Two of Us', Louの猫っ声ロックが耳に楽しい'Kill My Mind', 一瞬アレを思い出すMVの'We Made It', そして'Don't Let It Break Your Heart'の4作。それにこれらを含むアルバム"Walls"が遂に完成!'Two of Us'のMVではRichard's Bucket List ver.も泣けた。

 Liam Payne: 'Stack It Up (ft. A Boogie Wit da Hoodie)'と'All I Want (For Christmas)'の2作のみだが、そんなの関係ねぇ!こちらも待望のアルバム"LP1"がこのほど完成。

 Niall Horan: ツアー後のリリースとなった'Nice to Meet Ya'のみ。小休憩の年。

 Harry Styles: MVのラストに電気グルーヴのあの曲を思い出しちゃった'Lights Up'と、'Watermelon Sugar'の2作、そして2枚目のアルバム"Fine Line"を無事リリース。

 Zayn Malik: 'Satisfaction', ZAYNの声が絶景によく映える'Stand Sill', 'Flames (R3HAB & ZAYN & Jungleboi)', さらに'A Whole New World' ! の4作、かな。ゲストアーティストとしてプラスあと何作か。

*ソロミュージシャンとして遂にお互いのシマを荒らし出した(?)5人。「お互いのことは一切ライバル視してないんだ。きっとそれぞれに全く違うタイプの音楽をやっているからなんだろうね。」とはNiallの弁だが(INROCK 2020 January, Vol.433, p.16)、何をおっしゃいますやら。ちょっとインディポップ寄りだったNiallはガッツリとロックに移ったし、ロックの人だったHarryは'Sign of Times'ばりにナイーブなオルタナに。ソロデビュー当初はヒップホップと親和性が高かったLouははっきりとインディポップに偏ったし、同じくヒップホップどっぷりだったLiamはというとクリスマスソングなんか出しちゃってる。きわめつけは、マニアックなR&Bをモソモソ歌ってたZaynが'A Whole New World'って、一体どういうこと?ちなみにNiallはLouの'Kill My Mind'がお気に入り。

5人の移籍レーベルはバラバラに(確定)。おさらいしましょう。

<Sony系列>

Lou → Arista Records

Zayn → RCA Records

Harry → Columbia Records

<Universal Music 系列>

Liam → Republic Records

Niall → Capitol Records

こりゃ、再結成するにも一苦労だな・・・ 

 

'Two of Us'のMVで、Louの右腕に刻まれた"X"、見えました? 

 

Louの大事な右腕にオイタしたこの方にご登場いただきましょう。

 

後攻manbandは、今年30周年を迎えた重鎮バンド・・・の本体から離脱して米国で絶賛ソロ活動中。

 

'Gold' by Robbie Williams (TAKE THAT) (2019/01/21 MV 公開) 


Robbie Williams | Gold - Official Video

 

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TAKE THATメモ

遂に30周年を迎えたmanbandの重鎮中の重鎮。他のどのバンドとも滅多につるむことなく、かつコンサバを地で行く孤高の5人。聴けば聴くほどクセになるサウンドは、世界中に熱狂的なthatter(TAKE THATファン)を今日も生み出している。メンバーは、

TT30お疲れ様賞を差し上げたい、クラシックカー大好きおじさんHoward Donald (1968年生)

キャプテンはhiatusでも休まず営業中、Gary Barlow (1971年生)

体を絞って"Greatest Hits Live"に臨み、正直、Gazより存在感のあるボーカルを披露したMark Owen (1972年生)。

これに、

誘ってももう来ない人、芸能活動やる気なくなっちゃったJason Orange (1970年生)

までがかつてのTT4。それで、この記事で取り上げるのはもちろん、

完全再結成は結局のところ夢のまた夢、その渦中には必ずこの人Robbie Williams (1974年生)

"Greatest Hits Live"が終わり、メンバー各自の今後の去就が気になるところ。

guamman9bonbon.hatenablog.com

 

TAKE THAT 2019年3大ニュース

*まずはTT3(Howard、Gaz、Mark)。TT30の総決算である"Greatest Hits Live"は全52公演が無事終了。 映像(iTunesで購入)を観た感想もいずれ書きたいところ。第一印象は、Gazが若干調子を崩していたところと、それを補って余りあるHowardとMarkの存在感。特にMarkは凄かった!終始笑顔でコーラスを下から支え、メインボーカルでは余裕のパフォーマンスで魅せる。中でも'Shine'や'Babe'の彼のパフォーマンスはライブ映像としてベストなのでは。ライブで3人を観賞できた人がホント羨ましい。

*一方のRobは、TT3に「先駆けて」Vegas Residency。セットリストをチラッと見ると、意外にも単なるヒットメドレーショウとはしないところにRobの心境の変化が窺える。長らくライブの幕開けを飾ってきた'Let Me Entertain You'も4曲めだし、ラストの定番曲'Angels'も'My Way'の前。果たしてこのセトリで見事ロングランなるか。Robの戦略が米国民にうまくハマるといいんだけど。

*TT本体のシングルリリースは無し。Robはアルバム"Under the Radar Vol. 3"とクリスマスアルバムである"The Christmas Present"をリリース。上の'Gold'は"Under the Radar Vol. 3"より。'Electrico Romantico' by Bob Sinclar ft. Robbie Williamsや、Spice Girlsのカバーデュエット'Two Become One' by Emma Bunton ft. Robbie Williamsもありましたね。

 

"Robbie Williams 3人説"をしつこく唱え続ける俺としては、このMVの白、黒、赤のシルエットは、やはりどれもRobなんだろう、そう思う。

 

2020年はTT本体のhiatusに突入し、しばらく5人ともハッキリと道を分かつことに。Jayも年イチで生存確認がされているので、2020年も元気でいてくれることでしょう。多分。

 

1DもTTも、2020年のソロ活動が華やかとなることに期待しましょう。明日もお楽しみに。

 

本稿を、Robを愛してやまなかった、あるthatterさんに捧げます。 

<2019年まとめBoyband vs. Manband> 3日目は'작은 것들을 위한 시 (Boy With Luv)' by BTS vs. 'OFF' by O-Town!

2019年まとめの3日め。本日はK-POPの頂点からスタートです。

 

紹介が早すぎる?いやいや、序盤で彼ら7人にご登場いただいて、本ブログをパッと賑やかにしたいところ。

 

先攻boybandは世界中から大注目のK-POP Stars、絶大なる人気を不動のものとした7人組が、若き歌姫と競演。

 

'작은 것들을 위한 시 (Boy With Luv) feat. Halsey' by BTS (2019/04/12 MV 公開) 


BTS (방탄소년단) '작은 것들을 위한 시 (Boy With Luv) feat. Halsey' Official MV

  

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BTSメモ

母国を飛び出し、World-wideな活躍を見せるK-POP band。米国市場を意識してか、英語交じりの歌詞も多くなってきた。

メンバーは、

食いしん坊な最年長、ボーカルJin (Kim Seok-jin) (1992年生)

Kanye WestやT. I.をリスペクト、本格派のラッパーSuga (Min Yoon-gi) (1993年生)

若きダンスマシーン、ラッパーのJ-Hope (Jung Ho-seok) (1994年生)

グループの精神的支柱、リーダーでラッパーのRM (Kim Nam-joon) (1994年生)

真面目な努力家さん、ボーカルJimin (Park Ji-min) (1995年生)

天然さんで丸顔さんのボーカルV (Kim Tae-hyung) (1995年生)

他グループの97 lineと仲良し、メインボーカルで完璧主義者のJungkook (Jeon Jung-kook) (1997年生)。

世界制覇を成し遂げた7人にもう怖いものはない。あとはどこまでpop music sceneで生き残れるか、とくとお手並拝見。

  

BTS 2019年3大ニュース

*今年のシングルリリースは上の'Boy With Luv'、'Dream Glow (with Charli XCX)'、'A Brand New Day (with Zara Larson)'、'All Night (with Juice Wrld)'、'Lights'と'Make It Right (ft. Lauv)'。他のどのboybandと比べてもコラボ曲がダントツに多い。

*2019年もスター街道は続く。直近の2019 Mnet Asian Music Awardsでは主要部門をしっかり押さえて9部門制覇の快挙。4部門受賞のTwiceに大きく差をつけた。

*ソロで印象的だったのはホソク先生(J-Hope)の'Chicken Noodle Soup (feat. Becky G)'だな。中毒性がヤバイです。

 

BTSは未だ研究中・・・最近ようやくメンバーの見分けがつくようになってきた。来年はもっと細かい分析ができますように・・・・

 

引き続き、後攻のmanbandはこの4人衆。

 

地道なライブ活動が実を結び、2019年に新曲を無事リリースしてカムバック。

 

'OFF' by O-Town (2019/08/22 MV 公開)   


O-TOWN - OFF (Official Video)

 

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O-Townメモ

*NSYNCBackstreet Boysのマネージャーでもあった、故Lou Pearlmanのプロデュースの下で放映されたオーディション番組"Making The Band"。その勝者から、さらにメンバー編成を経てデビューした5人組。2013年の本格再始動後、現在はAshley Parker Angel (1981年生)以外の4人で地方を回る日々。メンバーは、

普段はコーラスが多いが、珍しく今作ではリードボーカルのErik-Michael Estrada (1979年生)
O-Townの「5人目」のようなポジション、けれどこの天性の明るさは何人にも替えがたいTrevor Penick (1979年生)

独特のハスキーボイス、無類のMichael Jackson freakでもあるJacob Underwood (1980年生)

追加メンバーながらグループの柱、骨太のボーカルが今作でも光るDan Miller (1980年生) 

 

O-Town 2019年3大ニュース

*前作'Empty Space' (2017年)から2年の時を経て、2019年にカムバック。おめでとうございます。彼らぐらいの大御所であれば自由に音楽が作れるから、こだわりまくって5年おきのリリース、とかになりそうなところ、こんなにコンスタントに活動してくれることそのものが嬉しい。'OFF'もめっちゃセンス良いしねぇ。どこをどう聴いてもBTSの'Boy With Luv'から影響を受けたに決まってるんだけど、その辺の節操の無さもまた良し。

*そんな'OFF'と'Hello World' (feat. Colton Underwood)を含む珠玉の12曲が詰まったアルバム"The O.T.W.N Album"もリリース。"The Bachelor"で一躍時の人となったColtonは、なんとメンバーJacobの従兄弟(?)なんだそうな。

*'OFF'を引っ提げて"The Late Late Show with James Corden"にも出演。期間限定ではあったが動画も公開されてました。Manband好きのJamesにも気に入ってもらえたかな。

 

人気絶頂のBTSはともかく、かつての人気boybandだったO-Townが今でもフルパワーで活動してくれているのは嬉しい限り。過去を無駄に振り返ることなく(←ここ大事)、新曲を余すところなくライブで披露する姿は、後輩グループの立派なお手本になるはず。

 

メンバー間の仲が良い、というのも両グループの共通点。

 

ただ、BTSの方は閉店でシャッターガラガラ、なのに対し、O-Townは冒頭でシャッターをあえて上げていく。この2つ、地味〜に象徴的なシーンだと思いません?(まぁ、シャッター閉めるのはHalseyなんだけど)

 

新旧ポップ対決、いかがだったでしょうか。明日もお楽しみに。

<2019年まとめBoyband vs. Manband> 2日目は'Break My Face (Apptronic Version)' by AJR vs. 'Better Days' by Hanson!

昨日から始まった2019年まとめ企画。

 

2日目のご紹介。まず先攻boybandは米国産の三兄弟バンド。

 

彼らが繰り出す変則的なelectronic pop music、実は王道中の王道?

 

'Break My Face (Apptronic Version)' by AJR (2019/08/16 MV 公開) 


AJR - Break My Face (Apptronic Version) amazon original

 

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AJR メモ

サビの甲高いファルセットコーラスが特徴的、様々な音楽的意匠が耳に心地よいインディロックの三人組。

ヒゲがモッシャモシャな長兄Adam Met (bass guitar, 1990年生)。

AJRの頭脳であり、他の2人よりあっさり目ルックスの次兄Ryan Met (keyboards, 1994年生)。

ロシア帽がトレードマーク、ステージを跳ね回るフロントマンの三男Jack Met (vocal, 1997年生)。

視覚効果を活かしたステージングが魅力の三兄弟。ちなみに"AJR"はAdam、Jack、Ryanの略。この順は年齢順では無いので要注意。

 

AJR 2019年3大ニュース

*シングルリリースは、印象的なMVの'100 Bad Days'に、'Birthday Party''Dear Winter'。特に'100 Bad Days'はかのホソク大先生(J-HOPE、BTS)がbreakfastしながらノリノリの動画をアップしており、メンバーも感激した様子。この動画、先生のノーメイク顔(メガネ外したのび太顔)が趣深い。

*そしてこれら名曲と上記'Break My Face'のオリジナルバージョンをパッケージした3rd album "NEOTHEATER"も遂にリリース。前作"The Click"よりはやや大人しめになっちゃったように感じられるものの、全米8位にランクイン。徐々にその実力が浸透しつつある3人。

*アルバム名を冠した"NEOTHEATER World Tour"が始動。ツアーメンバーを飽きさせない為か、 空き時間にドッチボールトーナメント卓球トーナメントを開催。ドッチボールの方はVIP特典にもなった様子。商売上手。Jackのインフルエンザでツアー日程が2020年にずれ込んでしまったのはちょっと残念。Ryanの無表情が怖い・・・

 

実は本ブログ、今年いっぱい「Manband列伝」をまとめておりまして。和洋中韓問わず、manband memberを誕生日順(逆順)に並べたライブラリー。まだまだ完成には程遠いんだけど。

 

その編集作業中に出会ったのがAJRなんだよね。まだ日本ではそれほど認知度が高くない掘り出し物バンドなので、この記事を機会に彼らの音楽とオモシロ動画をチェックしていただけると嬉しい。

 

 

さてさて、後攻は、同じ三兄弟バンドでも格が違う。大ベテランです。

 

成熟しきったmanband、 音楽のオモシロがり方はAJRと別次元。

 

'Better Days' by Hanson (2019/07/20 MV 公開)  


HANSON - Better Days | Official Music Video

  

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Hansonメモ

四半世紀前、その天使のようなルックスと大人びた曲の魅力で*NSYNCBackstreet Boysとファンを三分し、いわゆる「米国産boyband三国時代」の一角を築いた伝説的兄弟バンド。そんな彼らはしかし解散も脱退もせず、実にマイペースかつコンスタントに曲作りを重ね今に至る。メンバーは、

近年、短髪にオールバックがトレードマークの長男Isaac Hanson (vocal & guitar、1980年生)

前作"String Theory"の頃からモッサモサのヒゲを蓄えるようになった、今作のメインボーカル次男Taylor Hanson (vocal & keyboards、1983年生)

ちょっとヒゲと髪を短くしたせいか久々に若々しいZac Hanson (vocal & drums、1985年生)。

昨年のDavid Campbellとの共演は、Hansonオーケストレーションに確実に影響を及ぼしたはず。例えば今作のティンパニとかチェロとかね。デビュー30周年を目前に、益々円熟したサウンドの高みへ。

 

Hanson 2019年3大ニュース

*オーケストラを交えた"String Theory"の2018年と対照的に、今年はバンド形式でカムバック。'Compromise'とこの'Better Days'を含むEP "In Real Life"をファンクラブ限定で販売。

三男Zacがバイク事故でアバラを骨折・・・幸い、大事には至らなかったようで、ツアーは続行、Zacはボーカルのみの参加となったとのこと。レントゲン写真がZacのTwitterのヘッダーになったりして、骨折ネタは今年いっぱい尽きそうにない。

Hanson.netに公開中の、悪ノリでどんどん悪趣味になっていくmerchから目が離せない。Ugly Sweaterってコレ、誰が着るんだか。ちょっと着てみたいと思ったアナタ、残念ながら"members only"です。

 

AJRを聴いてHansonを聴くと、全く違う場所を目指しつつアプローチが何故か似ているような、それとも、目的地は同じなんだけどそこにたどり着くまでの道がまるで異なるような、不思議な感覚に襲われる。どっちもサウンドがゴージャスなんだけど、何故こうも違うような、いやしかし同じような感じがするんだろう。

それはともかく、どちらのバンドも掛け値なしの王道サウンドHansonファンの方にも、同郷のAJRを熱くオススメいたします。

 

三兄弟バンド対決、いかがだったでしょうか。明日もお楽しみに。