Bon Bon Boyband ! Man Man Manband !

海外Boyband/Manbandのニュースに簡単なコメントを添えたブログです。

<Manband列伝 (ver. '20)> 1930年代後半

1939年生

🎤Eddie Kendricks (The Primes, The Temptations) (1939/12/17)


Eddie Kendricks August.16.1974 Keep On Truckin'

このManband列伝にご登場いただくファルセッターとしては、Bill Kenny (The Ink Spots, 1914年生)以来の2人目となるEddie Kendricks。The Temptationsの黄金期を築いた功労者である。

元同僚のDavid Ruffinと組んでThe TemptationsのOBチームを再結成したりもしていた。

 

🎤Elbridge "Al" Bryant (The Distants, The Temptations) (1939/09/28)


I Couldn't Cry If I Wanted To by The Temptations

The Temptationsのオリジナルメンバーの一人、Elbridge "Al" Bryant(おそらく向かって左上)。The Temptations初の脱退者でもある。彼と入れ替わりに加入したのがDavid Ruffinであり、そこからグループの黄金時代が始まる。

 

🇯🇵Katuo Ohno (The Spiders, PYG) (1939/09/12)


大野克夫バンド 「ドラマ主題歌メドレ-」2004年

キーボード/オルガンが大野さん。「太陽にほえろ!」、「名探偵コナンのテーマ」など、代表曲多数。どの曲もサックスのメロディが印象的。

 

🎤Paul Williams (The Primes, The Temptations) (1939/07/02)


Paul Williams - for once in my life

後述のFour Topsとは異なりメンバー交代の激しかったThe Temptations。リードボーカルを固定しなかった点でも特徴的だ。David Ruffinが加入する前は、このPaul WilliamsとEddie KendricksのThe Primes組でリードを分け合っていたようである。

 

🎤Ricky Owens (The Vibrations, The Temptations) (1939/04/24)


THE VIBRATIONS - KEEP ON KEEPING ON (HOLLYWOOD A GO GO)

The VibrationsのオリジナルメンバーRicky Owensは、Eddie Kendricks脱退後のThe Temptationsに補充された後、程なくしてThe Vibrationsに戻ったんだそうな。この映像のコーラス隊のうち、どなたがRickyなのかは分からない。

 

🇺🇸Rudolph Isley (The Isley Brothers) (1939/04/01)


The Isley Brothers - Shout

The Isley Brothersのデビュー曲'Shout'。向かって左から次男Rudolph、長男O'Kelly、そしてフロントマンの三男Ronald。

Ronaldが冒頭で開脚(スプリッツ)をかますのにも驚かされるが、より斬新なのはループ感!James Brown (1933年生)ばりのいつ果てることのないループ感に、サイケな映像が見事にマッチしている。

 

🎤Kell Osborne (The Primes) (1939/03/12)


Kell Osborne - YaYa YaYa

ご本人は映像に登場しませんが、Kell Osborneの1963年作'YaYa YaYa'。映画「ララランド」を思い出しますね。

 

🎸 Hiroshi Kamayatsu (The Spiders) (1939/01/12)


Hiroshi Kamayatsu ゴロワーズを吸ったことがあるかい

この曲を確か10年ちょっと前、ラジオで聴いた時の衝撃は忘れられない。絶妙なトーキングブルースの味わい。

 

1938年生

🇯🇵Shochi Tanabe (The Spiders) (1938/11/15)


田辺昭知とスパイダース ダイナマイト

中央のドラムが田邊さん。今や、ニッポン芸能界の御簾の向こう側のお方。

 

🎤Lawrence Payton (The Four Tops) (1938/03/02)


The Four Tops - My Girl 1981

ほぼ半世紀、line-upを変えずに4人で活動を続けたFour Tops。ここからFour Topsのオリジナルメンバーが続きます。

Lawrence Paytonはこのサムネイル中央、コーラス隊で青い帽子のお方。

ちなみに、The Temptationsの'My Girl'とは別の曲です。

 

1937年生

🎤O'Kelly Isley Jr. (The Isley Brothers) (1937/12/25)


THE ISLEY BROTHERS - ITS YOUR THING. LIVE TV PERFORMANCE 1969

1969年の大ヒット曲'It's Your Thing'。ここまでくるともう、ファンクバンドの薫りが隠しきれない。向かって左から長男O'Kelly、フロントマンの三男Ronald、サムネイルから外れているが次男Rudolph。まだRonald(当時18歳)がお兄さん方よりワンサイズ小さかった頃。

 

1936年生

🎤Renaldo "Obie" Benson (The Four Tops) (1936/06/14)


The Four Tops - Reach Out, I'll Be There - The Ed Sullivan Show

The Ed Sullivan Show出演時のThe Four Tops。サムネイル向かって右からLawrence Payton、Abdul "Duke" Fakir、そして左端のbass singerがRenaldo "Obie" Benson。

名曲'Reach Out, I'll Be There'についてはこちらの記事もご参照ください。

 

🎸Hiroshi Uchiyamada (Hiroshi Uchiyamada & Cool Five) (1936/06/06)


恋は終ったの 内山田洋とクール・ファイブ 唄 前川 清

髪型が個性的なクール・ファイブの面々の中で、唯一角刈りだったリーダーの内山田さん(向かって右から3人目)。中央で歌っているのが前川さんで、内山田リーダーはコーラス隊です。

内山田さんはLevi Stubbsと同じ生年月日。

 

🎤Levi Stubbs (The Four Tops) (1936/06/06)


Four Tops Live in Concert - "I Believe In You And Me"- 2004

Four Topsを約半世紀、リードし続けたのが白いお髭のLevi Stubbs。

向かって左からbass partのLawrence Payton, Jr.、Leviを挟んでTheo Peoples、右端が今も現役Abdul "Duke" Fakir。Leviのバックに佇むTheoのまっ白な歯がイイ。このTheoはLevi逝去後、Four Topsの2代目リードシンガーを襲名することとなる。

 

1935年生

🇺🇸Abdul "Duke" Fakir (The Four Tops) (1935/12/26)


The Four Tops’ Abdul ‘Duke’ Fakir interview at Rewind South 2019

Four Topsのオリジナルメンバーかつ現役(!)であるAbdul "Duke" Fakirのインタビュー。Motownの生き字引の一人。

Motownの何もかもが凄いレベル。ソングライターもミュージシャンもエンジニアも皆、wonderful global flowerへと育っていったんだ。」とは金言。このコメントが単なる自画自賛でないことはよ〜く分かる。

<Manband列伝 (ver. '20)> 1930年代前半

1934年生

🇯🇵 Mitsuru Kato (The Spiders) (1934/03/03)


「Black is Black」ザ・レジェンズ&加藤充 2020.2.2.

ビートルズ風の赤いジャケットが素敵な加藤さん。'Black is Black' by Los Bravosのカバー。

 

1933年生

🇯🇵Boo Takagi (The Drifters) (1933/03/08)


愛する楽器 第19回「高木ブー “ハワイアン、ザ・ドリフターズ、雷様に導いたウクレレ”」

ウクレレはぼくの人生」と断言するブーさんの半生はこちらから。戦前の進駐軍におけるジャズ/ハワイアン/カントリーの位置付けなど、タメになる話が盛り沢山。

 

1932年生

🎷Shin Yasuda (Hajime Hana & Crazy Cats) (1932/09/19)


クレージーキャッツ メドレー

サムネイル一番手前のお髭の方が安田さん。同僚のハナ肇さんの付き人だったなべおさみさんとのコントが話題に。 

 

🎺Kei Tani (Hajime Hana & Crazy Cats) (1932/02/22)


笑う犬 谷啓 インパクト動画 イー・イー・ジャンプ ee jump

「生活」から「冒険」にリニューアルした当時。なぜ谷さんが前説めいたボジションに採用されたのかよく分からなかったんだよなぁ。今でも何故かは分からないけど、豪華なことは間違いない。確かEE JUMPは数回で降板していた思い出。

金管楽器の絵文字がラッパしかなかった…)

 

1931年生

🎸Chosuke Ikariya (The Drifters) (1931/11/01)


Ikariya - Extended

俺らの世代でいかりやさんと言えば、このCMと和久さんか。ただ、志村さんが入る前のいかりやさんの色っぽさもなかなかのものですよ、とこの場を借りて申し上げたい。

 

1930年生

🥁Hajime Hana (Hajime Hana & Crazy Cats) (1930/02/09)


クレージーキャッツ タモリ(2/2)

タモリさんがコルネットで先導し、終盤のハナさんの見事なドラムソロは3:42~。

普段はショウアップされる植木さんがサポートに回っている珍しい映像。タモさんの黒メガネがカメラになって、(植木さん以外の)メンバーのソロを珍しげに覗いて回っている。

<Manband列伝 (ver. '20)> 1920年代 ~The Ames Brothersとクレージーキャッツ~

🇺🇸Henry Braswell (The Ink Spots) (1929/09/15)

 

🇯🇵Hiroshi Inuzuka (Hajime Hana & Crazy Cats) (1929/03/23)


クレージーキャッツ タモリ(1/2)

タモリさんの肩に手をかけてるダンディ氏がベースの犬塚さん。料理番組ご出演時の動画もアップされ、今日まで残っている。クレージーキャッツの最後のお一人。

 

🎸Chu Arai (The Drifters) (1928/07/30)


(お宝) ドリフターズのBEATLES日本公演前座映像

荒井さんのコメント付き。ディス・イズ・ア・ペンで、なんだバカやろーで、加山雄三なお方。

 

🎹Etaro Ishibashi (Hajime Hana & Crazy Cats) (1927/09/30)


クレイジーキャッツ「シャボン玉ホリデー」

向かって左のメガネ氏が石橋さん。7人時代のクレージーキャッツにはピアノ担当が2人いたが、石橋さんは後に料理研究家へ転身。

 

🇺🇸Ed Ames (The Ames Brothers) (1927/07/09) 

 

🎙Hitoshi Ueki (Hajime Hana & Crazy Cats) (1927/02/25)


スーダラ伝説 植木等 スーダラ節/無責任一代男/ドント節/だまって俺について来い/ハイ それまでよ/スーダラ節

不世出のエンターテイナーには大舞台がよく似合う。「無責任」の金看板の下で、どれだけ多くのものを背負われていたのかは想像に難くない。

ちなみにこの年、植木さんの対戦相手はスーパーグループ、初登場のB.B.クィーンズ(!)。植木さんの出番の前は同じく初登場のたまという、いずれも平成2年の歌謡界を代表する豪華なメンツ。そんな初物尽くしの中、マイク一本で場を沸かす大ベテラン。知久さんのギターアンプトラブル(かどうかは当時は分からなかったけど)にアレっと思った記憶がおぼろげにあるから、きっとその後の植木さんの歌唱も生で観たように思う。

あれから30年経っちゃたんですねぇ。ため息しか出ない。

 

🎹Senri Sakurai (Hajime Hana & Crazy Cats) (1926/03/20)


Rhapsody in Blue 01 クレイジー・キャッツ (植木等ショー)

ピアノの前に立つのが桜井さん。この動画の続編は桜井さんのソロから始まる。予想外な方向へと転がるRhapsody in Blueは、全編通してピアノが主役、ラストは桜井さんがバッチリ締めている。

にしても、5:25~のハナさんのシンバルが最高。昭和のコメディアンは豪快だ!

 

🎙Vic Ames (The Ames Brothers) (1925/05/20)

🎙Gene Ames (The Ames Brothers) (1924/02/13)

🎙Joe Ames (The Ames Brothers) (1921/05/03)


Ames Brothers RC Cola TV Show

 

The Ames Brothersは白人boybandの草分け。高音テナーが目立つThe Ink Spotsよりも音域が深く、音の重心が低い。ミュージカル風の演出も相まって楽しい聴き心地。

 

末っ子のフロントマンEdのみ今なお御存命。歴史の生き証人

<原因は自分にある。> 物憂げで強かなオール2000年代生まれの男前たち。で、結局、原因は誰に?

 

ジャニーズの次はEBiDANグループのご紹介。これはかなりイイ。いろんな妄想が掻き立てられる。

 

まずは歌割りから。

 


原因は自分にある。「嗜好に関する世論調査」Music Video

 

【スタート位置】

向かって左から、小泉桜木長野吉澤大倉杢代武藤

 

【歌割り】

イントロ (なし)

 

1番 

Aメロ (吉澤長野)→(長野小泉)→(小泉杢代)→(大倉桜木長野)→小泉吉澤武藤杢代

Bメロ(2択) 桜木杢代→(武藤吉澤)→杢代吉澤

サビ 武藤小泉大倉長野→(武藤長野

 

2番

Aメロ 小泉武藤大倉桜木→(杢代吉澤桜木)→武藤大倉桜木杢代

Bメロ(2択) 小泉長野大倉→(杢代桜木) 

サビ (長野大倉

 

ブリッジ(2択) (武藤長野)→(吉澤杢代)→(桜木大倉)→小泉

大サビ 武藤→(武藤長野吉澤大倉)→小泉→(大倉武藤)→長野武藤

ラスト 武藤→(吉澤大倉)→(長野杢代)→(桜木小泉) 

 

全員満遍なくパートが振ってあって、窒息しそうな歌詞の畳み掛けとギターのリフと暴れ回るピアノの対旋律の狭間を、7人でなんとかえっちらおっちらサバイブしていく様子が痛快。まだ若いのにね。こりゃスゴイわ。

 

かと言って全部のパートが細切れという訳でもない。特にサビはユニゾンかと思いきや、ライブ映像で観るとその冒頭のかなり長い部分が、最年長武藤さんのソロに委ねられている。彼と小泉さんが歌の要なのかな。

 

この曲で実に特徴的な「2択」。この時に脇を締めて歌うか(長野)、開けて歌うか(武藤吉澤)、それともワキワキしながら歌うか(桜木小泉杢代大倉)。これ、ワザと変えてるね。「3択」なような気もするけど。

 

さぁ、こんな変テコな曲と、風変わりなグループ名を持つ彼らは一体どんな人たちなのか、ちょっとずつ見ていこう。

 

2001年生

EBiDANグループって、海外のグループですら腰が引けがちな2000年代をバンバン最前線に投入してデビューさせている。きっと母体のスターダストプロモーションが、子役・若手の俳優さん達を、boyband市場に続々送り込んでいるからなんだろう。ありがたや。

 

2001年生は、Erick Brian Colon (CNCO)、Jaden Gray (4th Ave) 、Caelan Moriarty (INTERSECTION)、Zach Herron (Why Don't We) 、舟木健 (NORD)、焉栩嘉 (X NINE)、Brady Tutton (In Real Life) ・・・彼ら全員、グループの末っ子なんだけど、そんな2001年生がグループ最年長ってもう、将来性しか感じないわ。ひゃー。

 

武藤潤 (2001/08/18生)


【メンバー紹介】武藤潤 (むとう じゅん)/原因は自分にある。

 

浅黒いお顔と凛々しい眉毛がチャームポイントの武藤さん。他のメンバーには「喋るとガッカリなイケメン」呼ばわりされてしまっている彼だが、女性顔が多いこのグループの中で、男クサさを唯一醸し出せるキャラクターなのではなかろうか。ほとんどダメ出しのなかった歌唱力と合わせて、最年長ながら伸び代に期待大。

  

2002年生

同級生は、Leon Outlaw Jr. (Next Town Down)、Finn Pile (Princes to Kings)、 Max & Harveyの双子デュオ、豆原一成 (JO1)、ソロだとRuelやBaylee Littrell。ウチのブログ的にもまだまだ未知の領域。

 

大倉空人 (2002/04/12生) 


【メンバー紹介】大倉 空人 (おおくらたかと)/原因は自分にある。

 

ぽってりした唇が鈴木花音さん(モーニング娘。)とSergio Calderon Jr. (In Real Life)を連想させる大倉さん。こんな雰囲気の不良な女の子、昔のクラスメートにいた気がする。レコーディング光景や、ライブでサビ直前のファルセットが唯一無難に出せてるところを観ていると、個人的には彼がもっと前に出てもいい気がする。年長組の彼にはもっとグループを引っ掻き回してザワザワさせて欲しい。暴れようぜ!

 

2003年生

ここにも書いたが2003年生の巨星はラウール(Snow Man)。同じくデビューしたばかりの彼を乗り越えなければ天下獲りは難しいかもしれない。他のEBiDANグループにもこのフロンティア世代(と名付けてしまおう)が大勢投入されていて、げんじぶにも以下の3名が動員されている。他のlineが各1名ずつであることからすると、この2003年生、力を入れている世代かも。

 

小泉光咲 (2003/03/11生)


【メンバー紹介】小泉光咲 (こいずみこうさく)/原因は自分にある。

 

超個性的な同い年の2人に挟まれているから目立たないが、実は重要な歌パートをいくつも担っているお方。「どんな議論」「ドミノ理論」とかめっちゃムズいと思うんだけど、そのタイミングや声の跳ね方をしっかり自分のモノにしていて頼もしい。上の武藤さんの声色とは明らかに違うものの、彼の後に続いてソロを取っても違和感がない声量とセンス。次回作は彼がセンターでもいいね。

 

吉澤要人 (2003/07/12生)


【メンバー紹介】吉澤 要人 (よしざわかなめ)/原因は自分にある。

 

妻夫木聡の顔と羽生結弦の首と肩を持って生まれた驚異の高校生。今作「嗜好」で堂々のセンターを張り、一つ頭抜けた存在感を見せつけてくれる。高音パート不在で音域の狭いげんじぶにおいて、ディレクター(久下さん?)が彼の低音ボイスに目をつけたのは必然だった。にしても、大人顔負けのドスの効いた声を繰り出す喉と、そんな声を「色っぽい」と言われて照れる吉澤さんと、着ているチェックシャツの絶妙なオタクっぽさとの三位一体は、ご飯が何杯あっても足りない。そうそう、こういうトコなんですよ、boybandを鑑賞する楽しみは。

 

長野凌大 (2003/07/16生)


【メンバー紹介】長野 凌大 (ながのりょうた)/原因は自分にある。

 

初めっから雰囲気が完成してる末恐ろしい16歳。若すぎるこのグループになぜ渋い和名が付いたのかは永遠の謎で、おそらく彼を中心に据えたビジュアルが為せる神の悪戯だったのかも。前作「原因は自分にある。」ではセンターでオムライスをガツガツ頬張り、デビュー曲にもかかわらず彼一人でグループの色をカチッと決めてしまった。あいなぷぅパーパー)と勝田里奈さん(アンジュルム)を彷彿とさせる女性顔だが、地声と喋り方はだいぶ今風の男前

 

2004年生

この年生には、Tom Abisgold (Chapter 13, vocal)、Haruto (Treasure)、Ian Kuyper (FOURCE)、デビュー前だがWEESA (PSYCHIC FEVER from EXILE TRIBE)。2003年生がフロンティア世代だとしたら、この2004年生はもはや月面世代。どんな成長を遂げるのか、全く想像がつかない。

 

杢代和人 (2004/05/20生)


【メンバー紹介】杢代和人 (もくだい かずと)/原因は自分にある。

 

年長組(武藤、大倉)、2003年生組(小泉、吉澤、長野)、年少組(杢代、桜木)とlineが大きく3つに分かれているげんじぶにおいて、年少組(というか桜木さん)をグループに繋ぐ役割を担うお方。年長の同僚たちよりも自分をさらけ出すことができず、かといって桜木さんほどお腹見せて無防備にもなれない、という難しいお年頃で、そういう彼をニヤニヤしながら観ているファンはきっと多いはず。端っこにいると黙っちゃいがちな彼にMCは適役なのかも。MVで魅せる流し目が鍵本輝(Lead)を想起させる。

 

2006年生

一個とんで2006年生って、もはや銀河系の彼方くらい未知数。うちのブログではすっかりお馴染み(?)、永遠の最年少Zac Pile (Princes to Kings, 2005年生)よりも若いって、一体どういうこと?Bring It Northの年長組と一緒だが、彼らはもう活動を止めてしまっているっぽいので、このlineはEBiDANグループの独壇場である。

 

桜木雅哉 (2006/03/19生)


【メンバー紹介】桜木雅哉(さくらぎ まさや)/原因は自分にある。

 

Boyband最年少に唯一必要とされる資質は「グループの誰よりもしっかり者であること」なんだが、見てると桜木さんはなんかフワッフワしてるなぁ(笑)。本来なら、彼のような子は最年長(かトップ下かつ非リーダー)に持ってくる方がグループ全体が締まるんだけどね。まぁいいや。もしかしたら、舞台仕事とかを並行してこなすうちに化けるタイプなのかも。今作「嗜好」では最重要パート「2択」を託され、お兄さん方が見守る中、ちょっと舌っ足らずなレコーディングをこなす。個人的には、菅井先生に一週間くらいお任せして、「にゃ〜〜〜お」とか言わせたり、割り箸咥えさせたりしたい。

ホント、最年少の子は大事にしてあげてください。マジで。多少は甘やかしたっていいくらい。

 

このグループは全体的に、「空」からの「水」(潤、泉、澤、凌)が「木」(杢、桜)を育てるイメージ。こういうの考え始めると止まらなくなるね。

 

♪♪♪♪♪

 

ここから先は完全に妄想なんだけど。

 

このグループのシングル2曲を聴いて、YouTubeチャンネルも通して観て思うのは、

 

「ジャニーズの本歌取り

 

だ、ということ。ついにこういうグループが、しかも他所から出てきたんだな。

 

略称の「げんじぶ」は「ゲンジ/部」とも取れるし、今作「嗜好」でも「光」がキーワードになっていて、否が応でも「光GENJI」を思い出してしまう。特にアラフォー以上のアイドルファンなら尚のこと。

 

「ニシ」と「ヒガシ」も出てくるし。

 

 「ナムあみだくじ ラララ」の部分はいかにもシブがき隊っぽいんだよなぁ。具体的な曲名は出てこないんだけど。武藤さんの声が80年代アイドルの歌唱力を無意識にカバーしている。

 

ま、「今何時?」はサザンだが。

 

アカデミー賞の主要部門を「パラサイト」がほぼ独占し、世界中に韓国文化が席巻している2020年現在、J-POPアイドルの生き残る先は、自国の先輩方のレガシーを掘り起こして自分たち流に昇華させることなのかもしれない。そこだけはまだ、K-POPシーンにも気づかれていないから。

 

惜しくもジャニーズ自体、先輩方の偉大なる遺産を半ば放り捨ててることも、他所の事務所のアイドル達にとってはもっけの幸い。こうなりゃ、どんどんディグしていきましょうよ。この汲めども尽きぬ「ゼンセイキ」の源泉を。

<Manband列伝 (ver. '20)> 1910年代 ~続・レジェンド"The Ink Spots"~

🎙Joe Boatner (The Ink Spots) (1918/09/27)

🎙Cliff Givens (The Ink Spots) (1918/01/17)

🎙Jerry Daniels (The Ink Spots) (1915/12/14)

🎙Bill Kenny (The Ink Spots) (1914/06/12)

🎙Herb Kenny (The Ink Spots) (1914/06/12)

🎙Charlie Fuqua (The Ink Spots) (1910/10/20)

 


The Ink Spots Live Performance

 

サムネイル左から、Billy "Butterball" Bowen、Bill Kenny、Herb Kenny、Charlie Fuqua。HerbはBillの双子の兄弟。双子boybandの先駆けでもある。

 

弾かないcelloを持ったままセリフを語るHerbがイケメンすぎる。

 

オリジナルがあまりに人気だったせいか、模倣バンドが続々出現したとのこと。さらに、グループを去った元メンバーがそれぞれThe Ink Spotsを作っちゃった結果、boyband市場がThe Ink Spotsだらけに。その総数は今日まで100グループは下らず、その内のいくつかは裁判沙汰になったとのこと。Wikipediaによれば、結局、"Ink Spots"の名前はパブリックドメインになったらしい。

 

こんなスーパーグループ、後にも先にも出てこないでしょ。

<Manband列伝 (ver. '20)> 1900年代 ~未だ破られぬ記録を持つレジェンド"The Ink Spots"~

🎙Bernie Mackey (The Ink Spots) (1909/07/29)

🎙Ivory “Deek” Watson (The Ink Spots) (1909/07/18)

🎙Billy “Butterball” Bowen (The Ink Spots) (1909/01/03)

🎙Everett Barksdale (The Ink Spots) (1907/04/28)

🎙Adriel McDonald (The Ink Spots) (1905/05/10)

🎙Huey Long (The Ink Spots) (1904/04/25)

🎙Orville “Hoppy” Jones (The Ink Spots) (1902/02/17)

 

Wikipediaの"Boyband"の記事の冒頭にバンド名が掲げられている"The Ink Spots"。本ブログの通年企画「Manband列伝」は、現代型boybandのご先祖様とも言える彼らの紹介から始めたい。

 

'If I Didn't Care' by Ink Spots (1939年リリース)


Ink Spots - If I Didn't Care

 

Ink Spots最大のヒットであり、1900万枚(!)という大記録を打ち立てた'If I Didn't Care'。全世界のレコード/CDシングルの売り上げとしては歴代9位なのだそう。無論これはboyband全体だと最高位の記録であり、あのThe Beatlesでも21位('I Want to Hold Your Hands')に甘んじているというのだから大したもの。ご先祖様だなんて冗談じゃない、名実ともに"boyband/manbandのトップ"と言って過言ではない。

 

その魅力を支えたのはなんと言ってもBill Kenny (1914年生) ! 上のMVで、一番ノッポの人ですね。彼の歌唱は80年後の2020年現在においても全く古びていない。

 

サムネイルではその隣、少しずんぐりしているのがBilly "Butterball" Bowen(1909年生)。

 

途中でセリフを語り出すのがHuey Long(1904年生)。現代でいうところのラップパート担当か。Hueyは105歳まで生きたんだそうな。長生き。

 

4人目がちょっと分からないが、Billの双子の兄弟Herb Kenny(1914年生)か、またはグループのオリジナルメンバーCharlie Fuqua (1910年生)だろう。

<Snow Man> 祝デビュー!!君はSnow Manを知っているか?〜苦労人の彼らが背負う使命とは〜

本稿は、なんとジャニーズ事務所のboybandがテーマです。自分でも驚いた。まさかこんなにハマるとは・・・きっかけはつい最近知ったYouTube「ジャニーズJr.チャンネル」。2018年からスタートしていたのね。全くノーマークだった。

 

その中のSnow Manなる9人組のプレイリストに2020年早々ハマってしまい、もう抜け出せないでいる。なんなら、ついこの間登場した「Snow Manチャンネル」も含めると、全部の動画を3回ずつくらいは余裕で観ている。

 

本稿では、バラエティ豊かな彼ら9人の魅力を、オススメ動画と共にお伝えし、その締め括りとして彼らの背負う「使命」を考察してみたい。

 

1992年生組

元はジャニーズJr.内のユニットだったSnow Man。1992年生が3人、1993年生が3人の、合わせて6人のお兄さん組に、年少組の3人が加わって晴れてデビューを迎えたという経緯をもつ。バラエティ番組やネットニュース等で既報の通り、このお兄さん組6人はJr.歴10年超という猛者揃い。ジャニーズJr.チャンネルのSnow Man担当回も、前半はこの6人のみ登場する。

 

ちなみにboyband的に1992年生といえば、Baek-hyun (EXO)、Josh Cuthbert (Union J)、Nick Jonas (Jonas Brothers)、Jin (BTS)、数原龍友 (GENERATIONS from EXILE TRIBE)、同じ事務所の重岡大毅 (ジャニーズWEST) など。事務所的に選手層の薄めな1992年生に期待の新人を大量投入。

 

深澤 辰哉(1992/05/05生)


Snow Man【ふっかちゃん】マジギレ!? 深谷市ご当地キャラに会いに行こう完結編

ジャニーズの「ふっか」こと深澤さん。グループ最年長の茶髪イケメン。クレーンゲームの鬼。仕切り役といえばまずこの人。憧れは現副社長の滝沢さん。

そんなふっかさんの名刺がわりの動画といえば、埼玉県深谷市ゆるキャラふっかちゃん」に会いに行こうシリーズ。特にこの完結編では、歴史上の偉人(の息子の写真)に、コンパニオンのお姉さんに、親戚の怪しいおじさん(失礼!)みたいな深谷市長に、そしてツッコミがキレッキレなゆるキャラに、縦横無尽に切り込んでいくふっかの真骨頂が堪能できる。一人で(当時の)メンバー六人分の大活躍。

美人のコンパニオンさんに、ムフフな顔で行進してついていく渡辺さんがカワイイ。

 

佐久間大介 (1992/07/05生)


Snow Man 【超大作】人狼ゲームでガチバトル…あなたは人狼を見破れるか!?

Snow Manと、同日デビューの六人組SixTONESとを大きく分けるのが、この日本人離れした白いお顔の美青年、佐久間さん。つまり、佐久間さんがいるのがSnow Manで、いない方がSixTONES。そう言い切れるほどこの人の存在はデカい。彼が登場して一言発するだけで、YouTubeチャンネルの「向こう側」が、ただの平べったい画面ではなくって、奥行きのある空間であることが「見えてくる」。ついでに観ているこっち側の温度も上がる。不思議なムードメイカー。

他の動画では賑やかしの脇役に徹する彼だが、ブレイクしたこの人狼シリーズではもう大暴れ。死体役からゲームマスターまで、何もかもが板についている。こういうキャラクターが彼の一側面に過ぎないことは、例えばデビュー曲「D.D」にてAメロの頭、しかもバク転直後の歌パートを任されていることからも分かる。つまり、歌の要でもある人。

 

渡辺翔 (1992/11/05生)


少年忍者【自己PR】Snow Manに名前を覚えてもらえ!

ジャニーズJr.のユニット少年忍者、総勢22名がYouTubeチャンネルへの出場権を賭けて、渡辺氏(サムネ手前)に必死の自己アピール。果たしてその結果は・・・

年少者を殊の外に大切にする、というのはboybandの必要十分条件。クールな見かけによらず、他のメンバーに比べてかなりおっとりというか、ちょっとおっちょこちょいな雰囲気のある渡辺さんにとってはなかなかの試練。お陰でこちらも渡辺さんのお名前、バッチリ覚えられました。

他にも、サンリオ命、わたる世間はナベばかり、のお人。グループ随一の愛されキャラでもある。

 

1993年生組

Boybandの1993年生は、ズバリOne Directionの年。Zayn MalikにLiam PayneにNiall Horan。他にも、Piero Barone (Il Volo)、Nathan Sykes (The Wanted)、Suga (BTS)、Curtis T Johns (Five to Five)、Taemin (SHINee)、白濱亜嵐 (GENERATIONS from EXILE TRIBE)。同じ事務所には同い年も沢山。

 

宮舘 涼太(1993/03/25生)


Snow Man【康二ウェルカム】超簡単激ウマ!向井家チンジャオロース「今夜のオカズ 宮舘を添えて」特別編

向井さん歓迎企画で、料理の貴公子「ダテ様」こと宮舘さん(サムネ右)が腕をふるう。そのレシピはなんと、向井さんの御母堂の直筆。仕上がりは上々で大人気、誰も損をしないという素敵な企画。

カメラの前だと焦って早口になるメンバーも多い中、あえて溜めて、溜めて、低イイ声で語りかける独自のスタイル(&カメラ目線)。憧れはジョニー・デップジェシーSixTONES)と二人で北山さん(Kis-My-Ft2)の家で号泣、という意外な交友録を持つ*1

顎のカタチがYORIさん (DA PUMP)と岡田万里奈さん(ex-LoVendoя)にそっくり。つまりは女性顔。

 

岩本照 (1993/05/17生)


Snow Man 【最終回】ジャニーズJr.チャンネル卒業旅行で寝るの禁止!&重大発表

「照」と書いて「ひかる」と読む。グループのリーダーで振付師。お化け屋敷嫌い(後に克服)。シルバニアファミリーコレクター。体脂肪率1桁の締まった体にもご注目。

運転席での雄姿が光る岩本さん。リーダーの面目躍如。赤いバンダナが眩しい。そうか、事務所も免許持たせるようになったのね・・・時代は変わった。

岩本・佐久間コンビの、何故か意気投合しちゃうヤンキー&オタクの構図には、映画「下妻物語」をちょっと思い出したり。古いかな…

 

阿部亮平 (1993/11/27生)


Snow Man 【祝!令和元年に天才深澤誕生?!】阿部ちゃん先生第5弾

ジャニーズ初の大学院卒、阿部氏が仕切る阿部ちゃん先生シリーズ。ジャニーズ初の気象予報士でもあるらしく、まさにミスターハイスペック。ラストは恒例の長いお御足をご披露。憧れは嵐の櫻井さん。

普段は深澤さんの仕切りに全てを委ね、一番端っこで大人しくしている阿部ちゃん。だが、教壇に立つと一味も二味も違う独特のツッコミ力でメンバーもタジタジ。彼の見事な仕切り力は、人狼シリーズのゲームマスターでも遺憾なく発揮される。

 

年少組

追加メンバー3人の役割は、上6人のチームワークを良い意味で乱して再構築すること。その点にかけては向井さんを筆頭にキラリと光る人選。

 

向井 康二 (1994/06/21生) 


Snow Man【10問10答】新メンバー意識調査!なぜかあの人も参戦 !?

向井さんは7:20~。ムエタイジムでジャニーさんからスカウトされた異例の経歴の持ち主。Jr.歴はリーダーと同じ。今この動画を見返すと、なんだかんだ言って康二くんの夢は沢山かなえられている気がするので、残るはスノボだな。是非!

三者三様、「何故Snow Manに入ったのか」ということについてはそれぞれ思う所があるように察するが、康二くんほどそれを強く自覚している人は他にいない気がする。佐久間さんとは違う角度からガガッと場を乱して、ちょっとイラっとさせて(笑)次の人へと繋ぐトーク力。関西仕込みのミスター強心臓。

1994年生の同い年Harry Styles (One Direction)、J-HOPEとRM (BTS)、Ashton Irwin (5 Seconds Of Summer, drums)、Andy Fowler (RoadTrip)、和田颯 (Da-iCE)、RIKU (THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、ソロだとJustin Bieber。同僚ではSixTONESの年長組(髙知優吾、京本大我)と同い年。

 

目黒蓮(1997/02/16生)


Snow Man【新メンバー企画】京都の老舗天ぷら屋さんで大盛上がり!前編

Snow Manに召集されたばかりの"めめ"こと目黒氏歓迎企画。京都の超高級料亭にて。目黒さんの雰囲気に合った高待遇。

初々しい年少組の彼が、グループ内で幅を利かせるほどのクールキャラに成長するまでにはそう時間はかからなかった訳で。温かい先輩6人と、それを羨む向井氏。

そんなクールな目黒さんの趣味はザリガニ釣り。ザリガニを掴む手は本職そのもの

1997年生は、Richard Camacho (CNCO)、DK (SEVENTEEN)、 Austin Porter (PrettyMuch)、Drew Ramos (In Real Life)、Sario Solomon (Five to Five)、吉野北人(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)。同じ事務所では神宮寺勇太 (King & Prince)、森本慎太郎 (SixTONES)。

 

ラウール(2003/06/27生)


Snow Man「D.D.」MV (YouTube ver.)

デビュー曲のセンターに躍り出た、最年少エースのラウールさん。最年少が実は一番しっかりしている、というboybandのセオリー通りの人選で思わずニヤニヤしてしまう。お兄さんたちに追いつけ追い越せで、精神年齢が実年齢よりもだいぶ高くないと辛いことが多そうだが、彼なら大丈夫な感じがある。フリップがいつも達筆。見ていて若干気になるのは、ブロンドに染めた御髪がプリン化しちゃっていること。

2003年生のラウール氏は、マリウス葉氏(Sexy Zone、2000年生)を抜いて、ジャニーズのデビュー組の中でダントツの最年少。ジャニーズが2003年生を遂にデビューさせたのは英断と言って良い。同い年は・・・うーん、紹介できるほど有名な人は多くないな・・・眉毛が長いところは、ソロ歌手のDenis Colemanと似ているような気もする。

 

Snow Manの使命

以下はあくまで個人的に思うこと。上の動画9個をじっくりご堪能いただければ、ここから先は読んでいただかなくても構わない。

 

俺が思う彼らの使命は、「『呪い』を解くこと」だと思う。もう少し具体的に表現するなら、「Japanese boyband memberの幸せを世界標準まで引き上げること」。

 

外側から見ていると、この事務所って、前社長があんな感じ*2だったせいもあり、「成長することが喜ばれない」呪い、もっと言うと、「成長が許されない」呪い、「未熟が尊ばれる」呪いにかけられている*3。その反動かもしれないけれど、年に一度や二度くらい、その犠牲者を目にすることがあるでしょう。朝の誰かのツイートで。昼のワイドショーで。夜のニュースで。

 

Boyband watcherの端くれとして、俺みたいなおっさんですら、そういう報せを耳にすると心がザワザワして人ごとではいられなかったりする。何故なんだろうね。きっとそれは、あまりにも不幸なのだからだと思う。

 

その点、10年以上も鍛錬を積み、いろいろ回り道をしたであろうメンバーがいるSnow Manはとても心強い。俺は正直、この中のメンバーの誰かが在籍中にサクッと結婚して、子どもをもうけたとしても、それを喜ばないファンはいないと思う。みんな、彼らが苦労を十分すぎるほど味わって、ようやくこの日を迎えたことを知っているからね。むしろ、彼らの「成長」を幸せなことだと思わせるくらい、ファンを良い意味で裏切って欲しい。

 

指輪をはめた手でマイク握って、ファンの前でラブソングを歌うとか

 

お子さん抱いてライブ終わりに挨拶するとか

 

そろそろそういうアイドルが日本から出てきてもいい。それが世界標準だから。自分よりはるか下の年齢の子たちだからこそ、成長できない呪いにいつまでも囚われて悩んでる姿はもう見たくない*4

 

おまけ。最後にどうしても紹介したい曲。


Snow Man「Crazy F-R-E-S-H Beat」Dance Video (YouTube Ver.)

 

パッと聴いた感じは、'江南スタイル' (Psy)、それを真似た'Perfect Human' (RADIO FISH)に、サビは'Rat-tat-tat' (三代目 J Soul Brothers)なんだけど、上の'D.D'よりはメンバーの声の聴き比べがしやすく、岩本さん作のダンスも楽しい。特に康二くんの声がまんま韓流スター。こんな感じで、年次関係なく次に誰が飛び出してくるのか分からないのがSnow Manの魅力でもある。

*1:Potato 2019年2月号、p.14の北山×ジェシー対談より

*2:柴田英里「新緑のアクアリウムジャニー喜多川少年愛ユリイカ令和元年11月臨時増刊号「総特集 日本の男性アイドル」p.133

*3:未熟さを一部肯定した論評として、カキン・オクサナ「日本の男性アイドルの文化人類学-『未熟さ』を愛でるファン文化の検討」同ユリイカ p.67

*4:ちなみに日本では不思議と、女性アイドルの方が一歩も二歩も先を進んでいる。藤本美貴さんのYouTubeチャンネルとかは良い例で、アイドルからハロプロファンへの篤い信頼なしでは到底成り立たないような濃いコンテンツばかり。必見です。