Bon Bon Boyband ! Man Man Manband !

海外Boyband/Manbandのニュースに簡単なコメントを添えたブログです。

<Manband列伝 (ver. '20)> 1942年生 ~The MonkeesとThe Beach Boysの年~

🇺🇸Michael Nesmith (The Monkees) (1942/12/30)


The Monkees' Mike Nesmith & Micky Dolenz Open Up Like Never Before | Studio 10

Michael Nesmith (向かって左)、この年に亡くなったPeter Torkとの確執についてコメント。Peterの一周忌に合わせて公開したこちらの動画も参照。

 

🇺🇸Pooch (Arthur Paul Tavares) (Tavares) (1942/11/12)


Tavares - The Ghost Of Love [HD]

この'The Ghost of Love'のMVでは、向かって左から

五男Butch(もみあげ、リードボーカル)、

三男Chubby(高い鼻とメガネ、リードボーカル)、

次男Pooch(ふっくら)、

六男Tiny(男前!)、

長男Ralph(彫りの浅いお顔立ち)。

ということで、中央がPooch。この曲ではコーラス隊の一人。

ちなみに、ButchとPoochの二人組でセルフカバーMVを撮ったりしている。

 

🇯🇵Shigeru Morimoto (Hiroshi Uchiyamada & Cool Five) (1942/10/23)


前川清&クール・ファイブ そして神戸

森本さんは向かって右から二人目が定位置。個性的なコーラスメンバーの中ではちょっと目立たない方かな。

リーダー内山田さんが亡くなった直後、20年ぶりの再結成。「メンバーそれぞれがいろんな経験を積んだ今だからこそ・・・」のくだりでカメラが横にパンし、会場から何故か笑いが(笑)。メンバーの皆さんもちょっと苦笑しちゃってるし。だがその空気が曲のイントロで一変する。

前川さんの歌唱前のとぼけた味わいと、聴くものを圧倒する絶唱とのギャップが堪らない。脂が乗りきった全盛期。改めて聴くと歌詞の暗喩も凄まじい。「靴」とか「花」とかね。

 

🎤Melvin Franklin (The Distants, The Temptations) (1942/10/12)


The Temptations on The Dolly Parton Show

Bass partのMelvin Franklinは向かって左端。一曲披露した後にインタビューされているお方ですね。

一曲目のリードがRichard Street、二曲目の'My Girl'のリードはおそらくGlenn Leonard・・・かなぁ。黄金期が通り過ぎた後のline-up。

 

🎤Richard Street (The Distants, The Temptations) (1942/10/05) 


Richard Street fmr lead singer of The Temptations SwedenTV

センターがRichard Street。1970年前後の怒涛のメンバーチェンジにより、黄金期のEddie Kendricks、Paul Williamsと入れ替わりに加入したRichardは、Theo Peopleにバトンタッチするまで20年超の長きに渡りグループの柱となった。

これにより、The Cavaliers - The Primesルーツが消失、専らOtis Williamsを中心としたThe Distantsルーツのみでメンバーが固まることとなる。

 

🇺🇸Al Jardine (The Beach Boys) (1942/09/03)


Al Jardine on 'The Beach Boys With The Royal Philharmonic Orchestra'

The Beach Boysの中ではあまり発言権がなかったとされるAl Jardine*1。 とは言え、グループで2作目のシングルチャート首位を獲得した'Help Me, Rhonda'リードボーカルを務めたAlは、やはり「やるときはやる男」なのだろう。

その小柄な面影が、どことなくMark Owen (TAKE THAT)と重なって見える。

 

🇺🇸Bruce Johnston (The Beach Boys) (1942/06/27)


Bruce Johnston on 'The Beach Boys With The Royal Philharmonic Orchestra'

グループ途中参加組のBruce Johnstonは、サポートメンバーをグループに紹介して繋げる重要な役割を果たしていたらしい。Mike Loveから"Captain Keyboard"とあだ名されたDaryl Dragonもその一人だった*2

 

🇺🇸Brian Wilson (The Beach Boys) (1942/06/20)


Brian Wilson on 'The Beach Boys With The Royal Philharmonic Orchestra'

Wilson Brothersの長兄であり、The Beach Boysの楽曲群に、ポップミュージックらしからぬ不思議な味付けを加え続けたお方。Brian Wilsonはグループで唯一、あのThe Beatlesを本気で競争相手とみなしていたという説*3もあり、そういう観点から見ると、例えば変態的な'Good Vibrations'の音の重ね方なんて、彼の思想がなければあり得なかっただろう。

彼のドキュメンタリー映画が間も無くプレミア上映

 

🇬🇧Paul McCartney (The Beatles) (1942/06/18)


'Hey Grandude!' visits Waterstones Piccadilly

絵本の読み聞かせのはずが、Sir Paul McCartneyともなると、自分で読んでしまっている。「えぇ本やなぁ。」

 

🎤Peter Tork (The Monkees) (1942/02/13)


The Monkees - GOOD TIMES! [Official Album EPK]

Davy Jonesの没後初のアルバムとなる"GOOD TIMES!"。そのアルバムのメイキングに出演するPeter Tork。このアルバム完成後、他の2人(Micky Dolenz、Michael Nesmith)はツアーを行った(上記Michael Nesmithの項参照)が、Peterはソロ活動に戻ったという。

若い頃のPeterの写真がDaniel Seavey (Why Don't We)のご先祖かと思うくらいそっくりで驚く。特に鼻梁のライン。

 

🇯🇵 Shigemi Iwaki (Hiroshi Uchiyamada & Cool Five) (1942/01/05)


【岩城茂美】Instrumental_3 MOTOKA LIVE_0911

コーラスグループであり、各人の楽器担当もあるクール・ファイブ。岩城さんはサックス、フルートご担当。5人編成となったグループでは向かって左から2人目が定位置。

 

🎤Vernon Isley (The Isley Brothers) (1942年生、月日不詳)

 

 

 

 

*1:「ヨットロック AOR、西海岸サウンド黄金時代を支えたミュージシャンたち」グレッグ・プラト著、奥田祐士訳、DU BOOKS、p.27

*2:同上 p. 24~25

*3:同上 p. 28