師走も20日を迎えました。今年も残すところあと10日ちょっと。
年始の準備はいかがでしょうか。目前に迫るクリスマスとかはどうせ早足で過ぎていくんだから(涙)・・・・
さて、昨日に引き続き、本日のBoyband vs. Manband 歌合戦も英語圏対決です。
先攻boybandは、昨年から2年連続エントリー。
Trapのビートに美声が映える!酩酊しそうなヤバいフロウにご用心!
'Next Up' by MiC LOWRY (2022/03/05 MV公開)
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MiC LOWRYメモ
英国からやってきた、ポップス、アカペラ、何でもどんと来いの正統派。Guy、New Edition、JodeciやBoyz II Menの流れを汲む保守本流R&B boybandだが、最近はhiphopの大河からtrapの支流へと流れ着き、若手ラッパー達とのコラボも経て、上品かつメロウな音の魔術師へと成長を遂げた。
触りたくなっちゃうフワッフワなあごヒゲ、リードシンガーはやはりこの人Kaine Ofoeme (1994年生)
ニット帽にフリップアップグラスがおしゃれ、サビはお任せ頬ひげDelleile Ankrah(1995年生)
本作ではコーラスに徹するギターマン、可愛いパーカー姿のMichael Welch(1995年生)
プライベートでも眼鏡さん、長身Ben Sharples(1996年生)
ついでに、イケメンのAkia Jones(1996年生)は最近御髪を伸ばし始めた様子。
4th Ave.、Next Town Down、B5など期待のR&B boybandが次々に活動休止する昨今の現状。4人のコーラスはそんな苦境に差し込む希望の光だ。
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わざとずらしたリップシンクが酩酊感を増幅するステージ。お見事です。
本作のmixを担当したH33RAとは新作'Creepin' 'にて共演。「タバコを吸うシンガー」の姿には、Mark Feehily (Westlife)がかつて共演していたMariah Careyに「アンタ、歌いたいならタバコ吸うのやめなさい」と諭された逸話を思い出す*1。
さて、酩酊感漂う先攻とは打って変わってガッツリ濃厚な極太サウンドへ。どこからかフィドルの音色が・・・
後攻manbandは、もはやアイルランドの国民的歌手と言って言い過ぎではないほど。
アコーディオンとアイリッシュフルートのユニゾンが、バンジョーの美しい対旋律が、老若男女、満員の観衆を揺らす!!
'You're Some Girl' by Derek Ryan (D-Side) (2022/04/05 MV公開)
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D-Sideメモ
イニシャルに"D"を冠するIreland選りすぐりの美青年達が集ったD-Side。WestlifeやBlueを手本にコーラスワークとビジュアルを磨き、ゼロ年代前半のboyband市場を大いに沸かした。日本でもAvexに所属しスマッシュヒットを連発。
故郷Laoisの地方テレビ局(?)のインタビューにも登場、一時期は乗り乗りだった脂がすっかり抜けてスマートになったDamien Bowe (1982年生)
グループ解散後はアパレル系の職種を渡り歩く新婚マッチョさん、Damien "Dane" Guiden (1983年生)
GOOD TIMESなるWedding Bandを率いるShane Creevey (1984年生)
幼児向け番組"Milksake!"のpresenterを長らく務め、グループ時代のクールなイメージから脱皮したDerek Moran (1984年生)
そして本日の主役、グループ出身では唯一となったソロ歌手Derek Ryan (1983年生)
色とりどりなafter boyband lifeを過ごす5人。仲も良く、時折集まっては思い出話に花を咲かせているようだ。
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昨年の新譜"Soft Ground"からのシングルカットのMVがようやく完成。
— じょっき体入@蝦蟇 (@Guamman8) April 5, 2022
ティン・ホイッスルとフィドルの疾走感に、コッテリした曲のテーマが絶妙だ。カントリーというより民謡ポップスって感じ。
'You're Some Girl' by Derek Ryan (ex D-Side)https://t.co/6aNAcoenai
上では「ティン・ホイッスル」と書いたが(あの、'My Heart Will Go On' by Celine Dionで有名になった楽器ね)、よくよく耳を傾けるとアイリッシュフルートかもしれない。音程の取り方がやや違う気がする。
Derek Ryanは毎年(!)アルバムをリリースし精力的な歌手活動を展開。新譜"Pure & Simple"には'The Cows On The Hill'なんて素敵な一曲も。♪ カウズオンザヒー ♪ ♪
UK boyband vs. Irish manband(ソロだけど)、いかがだったでしょうか。
明日はJ-POP対決です。はてさて、どんな組み合わせか、乞うご期待。
*1:出典が見当たらない。古いネット記事ってどんどん無くなっていくね・・・