MV of manband対決、monsters編。"New Day" by Take That vs. "Don't Wanna Know" by Maroon 5 vs. "Everybody (Backstreet's Back)" by Backstreet Boys. こんなにmonster感が違うのウケる。ここは文句なくBSB。古典必修です。TTは自分達もmonsterになっちゃえば良かったのに〜。M5は可愛すぎて鼻血。
— じょっき体入@蝦蟇 (@Guamman8) 2018年7月30日
3人がそれぞれやりたいことをやって、それを無理やりくっつけた、という風にも見える脱力系モンスターMV。モンスターのチョイスも、貞子に、Killer Dentistに、Jack-o'-Lanternにと、新しいような、古いような、なんか中途半端。The Blair Witch Projectっぽいカットも一瞬挟み込まれている。
って、え…もしかして…
90年代の映画を荒らしまくったこれらモンスター達、もしかしたら、同時期に結成・デビューした彼らTAKE THATになぞらえているのかもね。俺たちもこいつらモンスターみたいに20年以上、意外としぶとくエンタメ界で生き残ってるぜ、と。下の2グループと違って、モンスターに仮装する必要すらなかった。
それを念頭に置いてMVを観ると、結末も超納得。
(サダキヨみたいな白い面のカカシと、お団子ヘアの女の子が分からない…)
のっけからVocalでありグループの顔、Adam Levineの青い亀モンスターのカブリ物でスタート。反則もいい所。こんなのカワイすぎるわ。おヒゲとピンク色のベロのミスマッチが最高。モンスター達のだいぶセレブな日常。
Key boardの水色茶色モンスターPJ Mortonと、Percussionの赤いクラゲモンスターSam Farrarはサーフボード片手に砂浜を歩く。Lead guitarのイケメンオレンジ羽モンスターJames Valentineと、Rhythm guitarの複眼触角紫モンスターJesse Carmichaelは、広場で仲良く凧揚げ。Bassのツノ付き黄色モンスターMickey Maddenはエアロバイクで汗をかき、Drumsの緑色ぶよぶよモンスターMatt Flynnはオープンカフェで優雅に読書。そんな彼らの日常を襲う悲劇?とは…
言うまでもなく、この曲が世に出た2016年は"Pokemon Go"の大ブレイク。それをいち早く取り入れ、しかもちょっと斜めにアレンジした彼らのハイセンス。
問答無用のBSB代表曲。彼らがTV出演すると、大概この曲か"Larger Than Life"のサビのコレオを踊らされるのがお約束。
WerewolfのBrian Littrellは鮮やかにバク転を決め、Phantom The OperaのAJ McLeanは美女達といかがわしげな宴の真っ最中。MummyのNick Carter(若い!)はiron maidenからご登場。言われないとそれと分からないJekyll and HydeなKevin Richardsonは拷問部屋で楽しげにダンス、そして噛むの?噛まないの?どっちなの?とハラハラさせられるDraculaのHowie D。
MVラスト、ダンスシーンでBrianが辛そうに喘ぐカットがいくつか挟み込まれる。確かこの直後に心臓手術、無事成功して生還、現在も旺盛な芸能活動を続けてくれている。MVにあえてこのカットを残していることといい、BSBは割と早い頃から自分たちの死生観を作品に織り込んでいる。それは今日まで変わらない。俺はそこに強烈に惹かれる。