クリスマスを迎え、街は加速度的に年末ムードへ。
Boyband vs. Manband 歌合戦、後半戦は混沌と混乱から。2025年に相応しい対決テーマ。
先攻のManbandは今年、鮮烈な再結成で日本中を沸かせたHIP-HOP兄貴たち!
'Wacha Wacha' by RIP SLYME (2025/05/28 MV公開)
*****
RIP SLYME メモ
1994年結成。前世紀末からゼロ年代にかけてヒット作連発の花形三重丸な4MC1DJ。2002年発売の2作目"TOKYO CLASSIC"はあのSMAPを抑えてオリコンチャート1位に躍り出た伝説を持つ。
華やかなバリトンでグループのサウンドをまとめ上げるRYO-Z (1974年生)
ハスキーボイスで渋イケメン、ルックス一番人気のILMALI (1975年生)
彼の一時休養のニュースは当時話題になっていた、すっかりナイスミドルなDJ FUMIYA (1979年生)
期限付きでグループに合流、低音は極上のアロマ、SU (1973年生)
同じく期限付きで合流、この人の甲高いソロパートがないとRIPじゃない、PES (1976年生)
完全復活一作目の"どON"は歌詞が若すぎてついて行けなかったが、本作の中年歌詞とええじゃないかサウンドが見事ハマった。この雰囲気が心地よかったらぜひこちらのyurinasiaさん達のダンスも。毎度のことながら彼らの邦楽ポップスに対する嗅覚とセンスに脱帽。
*****
混沌を抜けたら混乱が口を開けて待っていた。
後半戦の後攻boybandは、デビューから長らくお待ちしておりました。今や日本を飛び越えワールドワイドに活躍する7人組。
島国の音楽チャートをひっくり返して混乱を巻き起こせ!!
'どっちっち!' by THE SUPER FRUIT (2025/09/09 MV公開)
グループを繋げる為に歌うんじゃなく、この曲にグループが活かされている。そう思えるほど佳(よ)い曲だ。これもきっと「チグハグ」と同じく社会に、世論に沁みていく。
— じょっき体入@蝦蟇 (@Guamman8) 2025年9月9日
ようやく7人で七等分の曲に巡り会えた。
'どっちっち!' by THE SUPER FRUIThttps://t.co/n26jQNyjU8
*****
THE SUPER FRUITメモ
TikTokで一躍時のグループ、'チグハグ'による鮮烈なインディーズデビューから今年でもう3年目。その勢いは全く衰えず、昨年のフランス遠征を経て今年ようやくメジャーデビュー。人気の秘訣はきっと、等身大の彼らの切実さから来る歌であり、「ダンスのつばさ男子」を先頭きってリードする激しくも可愛いフォーメーションダンスなのだ。
スパフルのみならずつばさ男子グループ全体を率いる重責、リーダーのココナッツカラー阿部隼大(2003年生)
朝の早起きは得意な方、共同生活には貴重なグレープカラー鈴木志音(2003年生)
ぎゃうな個性はAIの進化とどっこいどっこい、髪の色までピーチカラーへと松本勇輝(2003年生)
空気感のヤンチャなメインボーカル、オレンジカラー田倉暉久(2003年生)
髪型によっては原坊に似てくる素敵フェミニンなレモンカラー星野晴海(2004年生)
実は帰国子女、お姉様方をキュンとさせるメロンカラー堀内結流(2004年生)
歌唱力随一、マンネながら名実共にグループのエース、メインボーカルでアップルカラーの小田惟真 (2007年生)
清純派男性アイドルを掲げていた頃は、正直、ちょっと難しいかもしれないという個人的な印象があった。しかし、ぎゃうず*1を始め、メンバーそれぞれがペルソナを注ぎ込んでいった結果、ごった煮のカレーのような摩訶不思議なグループへと進化を遂げる。本作で歌われるように、フルーツは実は野菜だったのかも*2。
*****
多様性を認めることは、時としてなんでもアリと曲解され、「嘘」へ嵌ってしまう。
それを逆手にとった本作は、「嘘」をドライブさせて多様性へとねじ込む荒技だ。これは一本取られた。よく聴けば大人ですらゾクっとする本作、ぜひ教育番組で披露して子ども達を混乱の渦へと導いてほしい。
混沌vs混乱、いかがだったでしょうか。
明日は"acoustic"対決です。お楽しみに。