Bon Bon Boyband ! Man Man Manband !

海外Boyband/Manbandのニュースに簡単なコメントを添えたブログです。

<原因は自分にある。> 物憂げで強かなオール2000年代生まれの男前たち。で、結局、原因は誰に?

 

ジャニーズの次はEBiDANグループのご紹介。これはかなりイイ。いろんな妄想が掻き立てられる。

 

まずは歌割りから。

 


原因は自分にある。「嗜好に関する世論調査」Music Video

 

【スタート位置】

向かって左から、小泉桜木長野吉澤大倉杢代武藤

 

【歌割り】

イントロ (なし)

 

1番 

Aメロ (吉澤長野)→(長野小泉)→(小泉杢代)→(大倉桜木長野)→小泉吉澤武藤杢代

Bメロ(2択) 桜木杢代→(武藤吉澤)→杢代吉澤

サビ 武藤小泉大倉長野→(武藤長野

 

2番

Aメロ 小泉武藤大倉桜木→(杢代吉澤桜木)→武藤大倉桜木杢代

Bメロ(2択) 小泉長野大倉→(杢代桜木) 

サビ (長野大倉

 

ブリッジ(2択) (武藤長野)→(吉澤杢代)→(桜木大倉)→小泉

大サビ 武藤→(武藤長野吉澤大倉)→小泉→(大倉武藤)→長野武藤

ラスト 武藤→(吉澤大倉)→(長野杢代)→(桜木小泉) 

 

全員満遍なくパートが振ってあって、窒息しそうな歌詞の畳み掛けとギターのリフと暴れ回るピアノの対旋律の狭間を、7人でなんとかえっちらおっちらサバイブしていく様子が痛快。まだ若いのにね。こりゃスゴイわ。

 

かと言って全部のパートが細切れという訳でもない。特にサビはユニゾンかと思いきや、ライブ映像で観るとその冒頭のかなり長い部分が、最年長武藤さんのソロに委ねられている。彼と小泉さんが歌の要なのかな。

 

この曲で実に特徴的な「2択」。この時に脇を締めて歌うか(長野)、開けて歌うか(武藤吉澤)、それともワキワキしながら歌うか(桜木小泉杢代大倉)。これ、ワザと変えてるね。「3択」なような気もするけど。

 

さぁ、こんな変テコな曲と、風変わりなグループ名を持つ彼らは一体どんな人たちなのか、ちょっとずつ見ていこう。

 

2001年生

EBiDANグループって、海外のグループですら腰が引けがちな2000年代をバンバン最前線に投入してデビューさせている。きっと母体のスターダストプロモーションが、子役・若手の俳優さん達を、boyband市場に続々送り込んでいるからなんだろう。ありがたや。

 

2001年生は、Erick Brian Colon (CNCO)、Jaden Gray (4th Ave) 、Caelan Moriarty (INTERSECTION)、Zach Herron (Why Don't We) 、舟木健 (NORD)、焉栩嘉 (X NINE)、Brady Tutton (In Real Life) ・・・彼ら全員、グループの末っ子なんだけど、そんな2001年生がグループ最年長ってもう、将来性しか感じないわ。ひゃー。

 

武藤潤 (2001/08/18生)


【メンバー紹介】武藤潤 (むとう じゅん)/原因は自分にある。

 

浅黒いお顔と凛々しい眉毛がチャームポイントの武藤さん。他のメンバーには「喋るとガッカリなイケメン」呼ばわりされてしまっている彼だが、女性顔が多いこのグループの中で、男クサさを唯一醸し出せるキャラクターなのではなかろうか。ほとんどダメ出しのなかった歌唱力と合わせて、最年長ながら伸び代に期待大。

  

2002年生

同級生は、Leon Outlaw Jr. (Next Town Down)、Finn Pile (Princes to Kings)、 Max & Harveyの双子デュオ、豆原一成 (JO1)、ソロだとRuelやBaylee Littrell。ウチのブログ的にもまだまだ未知の領域。

 

大倉空人 (2002/04/12生) 


【メンバー紹介】大倉 空人 (おおくらたかと)/原因は自分にある。

 

ぽってりした唇が鈴木花音さん(モーニング娘。)とSergio Calderon Jr. (In Real Life)を連想させる大倉さん。こんな雰囲気の不良な女の子、昔のクラスメートにいた気がする。レコーディング光景や、ライブでサビ直前のファルセットが唯一無難に出せてるところを観ていると、個人的には彼がもっと前に出てもいい気がする。年長組の彼にはもっとグループを引っ掻き回してザワザワさせて欲しい。暴れようぜ!

 

2003年生

ここにも書いたが2003年生の巨星はラウール(Snow Man)。同じくデビューしたばかりの彼を乗り越えなければ天下獲りは難しいかもしれない。他のEBiDANグループにもこのフロンティア世代(と名付けてしまおう)が大勢投入されていて、げんじぶにも以下の3名が動員されている。他のlineが各1名ずつであることからすると、この2003年生、力を入れている世代かも。

 

小泉光咲 (2003/03/11生)


【メンバー紹介】小泉光咲 (こいずみこうさく)/原因は自分にある。

 

超個性的な同い年の2人に挟まれているから目立たないが、実は重要な歌パートをいくつも担っているお方。「どんな議論」「ドミノ理論」とかめっちゃムズいと思うんだけど、そのタイミングや声の跳ね方をしっかり自分のモノにしていて頼もしい。上の武藤さんの声色とは明らかに違うものの、彼の後に続いてソロを取っても違和感がない声量とセンス。次回作は彼がセンターでもいいね。

 

吉澤要人 (2003/07/12生)


【メンバー紹介】吉澤 要人 (よしざわかなめ)/原因は自分にある。

 

妻夫木聡の顔と羽生結弦の首と肩を持って生まれた驚異の高校生。今作「嗜好」で堂々のセンターを張り、一つ頭抜けた存在感を見せつけてくれる。高音パート不在で音域の狭いげんじぶにおいて、ディレクター(久下さん?)が彼の低音ボイスに目をつけたのは必然だった。にしても、大人顔負けのドスの効いた声を繰り出す喉と、そんな声を「色っぽい」と言われて照れる吉澤さんと、着ているチェックシャツの絶妙なオタクっぽさとの三位一体は、ご飯が何杯あっても足りない。そうそう、こういうトコなんですよ、boybandを鑑賞する楽しみは。

 

長野凌大 (2003/07/16生)


【メンバー紹介】長野 凌大 (ながのりょうた)/原因は自分にある。

 

初めっから雰囲気が完成してる末恐ろしい16歳。若すぎるこのグループになぜ渋い和名が付いたのかは永遠の謎で、おそらく彼を中心に据えたビジュアルが為せる神の悪戯だったのかも。前作「原因は自分にある。」ではセンターでオムライスをガツガツ頬張り、デビュー曲にもかかわらず彼一人でグループの色をカチッと決めてしまった。あいなぷぅパーパー)と勝田里奈さん(アンジュルム)を彷彿とさせる女性顔だが、地声と喋り方はだいぶ今風の男前

 

2004年生

この年生には、Tom Abisgold (Chapter 13, vocal)、Haruto (Treasure)、Ian Kuyper (FOURCE)、デビュー前だがWEESA (PSYCHIC FEVER from EXILE TRIBE)。2003年生がフロンティア世代だとしたら、この2004年生はもはや月面世代。どんな成長を遂げるのか、全く想像がつかない。

 

杢代和人 (2004/05/20生)


【メンバー紹介】杢代和人 (もくだい かずと)/原因は自分にある。

 

年長組(武藤、大倉)、2003年生組(小泉、吉澤、長野)、年少組(杢代、桜木)とlineが大きく3つに分かれているげんじぶにおいて、年少組(というか桜木さん)をグループに繋ぐ役割を担うお方。年長の同僚たちよりも自分をさらけ出すことができず、かといって桜木さんほどお腹見せて無防備にもなれない、という難しいお年頃で、そういう彼をニヤニヤしながら観ているファンはきっと多いはず。端っこにいると黙っちゃいがちな彼にMCは適役なのかも。MVで魅せる流し目が鍵本輝(Lead)を想起させる。

 

2006年生

一個とんで2006年生って、もはや銀河系の彼方くらい未知数。うちのブログではすっかりお馴染み(?)、永遠の最年少Zac Pile (Princes to Kings, 2005年生)よりも若いって、一体どういうこと?Bring It Northの年長組と一緒だが、彼らはもう活動を止めてしまっているっぽいので、このlineはEBiDANグループの独壇場である。

 

桜木雅哉 (2006/03/19生)


【メンバー紹介】桜木雅哉(さくらぎ まさや)/原因は自分にある。

 

Boyband最年少に唯一必要とされる資質は「グループの誰よりもしっかり者であること」なんだが、見てると桜木さんはなんかフワッフワしてるなぁ(笑)。本来なら、彼のような子は最年長(かトップ下かつ非リーダー)に持ってくる方がグループ全体が締まるんだけどね。まぁいいや。もしかしたら、舞台仕事とかを並行してこなすうちに化けるタイプなのかも。今作「嗜好」では最重要パート「2択」を託され、お兄さん方が見守る中、ちょっと舌っ足らずなレコーディングをこなす。個人的には、菅井先生に一週間くらいお任せして、「にゃ〜〜〜お」とか言わせたり、割り箸咥えさせたりしたい。

ホント、最年少の子は大事にしてあげてください。マジで。多少は甘やかしたっていいくらい。

 

このグループは全体的に、「空」からの「水」(潤、泉、澤、凌)が「木」(杢、桜)を育てるイメージ。こういうの考え始めると止まらなくなるね。

 

♪♪♪♪♪

 

ここから先は完全に妄想なんだけど。

 

このグループのシングル2曲を聴いて、YouTubeチャンネルも通して観て思うのは、

 

「ジャニーズの本歌取り

 

だ、ということ。ついにこういうグループが、しかも他所から出てきたんだな。

 

略称の「げんじぶ」は「ゲンジ/部」とも取れるし、今作「嗜好」でも「光」がキーワードになっていて、否が応でも「光GENJI」を思い出してしまう。特にアラフォー以上のアイドルファンなら尚のこと。

 

「ニシ」と「ヒガシ」も出てくるし。

 

 「ナムあみだくじ ラララ」の部分はいかにもシブがき隊っぽいんだよなぁ。具体的な曲名は出てこないんだけど。武藤さんの声が80年代アイドルの歌唱力を無意識にカバーしている。

 

ま、「今何時?」はサザンだが。

 

アカデミー賞の主要部門を「パラサイト」がほぼ独占し、世界中に韓国文化が席巻している2020年現在、J-POPアイドルの生き残る先は、自国の先輩方のレガシーを掘り起こして自分たち流に昇華させることなのかもしれない。そこだけはまだ、K-POPシーンにも気づかれていないから。

 

惜しくもジャニーズ自体、先輩方の偉大なる遺産を半ば放り捨ててることも、他所の事務所のアイドル達にとってはもっけの幸い。こうなりゃ、どんどんディグしていきましょうよ。この汲めども尽きぬ「ゼンセイキ」の源泉を。

<Manband列伝 (ver. '20)> 1910年代 ~続・レジェンド"The Ink Spots"~

🎙Joe Boatner (The Ink Spots) (1918/09/27)

🎙Cliff Givens (The Ink Spots) (1918/01/17)

🎙Jerry Daniels (The Ink Spots) (1915/12/14)

🎙Bill Kenny (The Ink Spots) (1914/06/12)

🎙Herb Kenny (The Ink Spots) (1914/06/12)

🎙Charlie Fuqua (The Ink Spots) (1910/10/20)

 


The Ink Spots Live Performance

 

サムネイル左から、Billy "Butterball" Bowen、Bill Kenny、Herb Kenny、Charlie Fuqua。HerbはBillの双子の兄弟。双子boybandの先駆けでもある。

 

弾かないcelloを持ったままセリフを語るHerbがイケメンすぎる。

 

オリジナルがあまりに人気だったせいか、模倣バンドが続々出現したとのこと。さらに、グループを去った元メンバーがそれぞれThe Ink Spotsを作っちゃった結果、boyband市場がThe Ink Spotsだらけに。その総数は今日まで100グループは下らず、その内のいくつかは裁判沙汰になったとのこと。Wikipediaによれば、結局、"Ink Spots"の名前はパブリックドメインになったらしい。

 

こんなスーパーグループ、後にも先にも出てこないでしょ。

<Manband列伝 (ver. '20)> 1900年代 ~未だ破られぬ記録を持つレジェンド"The Ink Spots"~

🎙Bernie Mackey (The Ink Spots) (1909/07/29)

🎙Ivory “Deek” Watson (The Ink Spots) (1909/07/18)

🎙Billy “Butterball” Bowen (The Ink Spots) (1909/01/03)

🎙Everett Barksdale (The Ink Spots) (1907/04/28)

🎙Adriel McDonald (The Ink Spots) (1905/05/10)

🎙Huey Long (The Ink Spots) (1904/04/25)

🎙Orville “Hoppy” Jones (The Ink Spots) (1902/02/17)

 

Wikipediaの"Boyband"の記事の冒頭にバンド名が掲げられている"The Ink Spots"。本ブログの通年企画「Manband列伝」は、現代型boybandのご先祖様とも言える彼らの紹介から始めたい。

 

'If I Didn't Care' by Ink Spots (1939年リリース)


Ink Spots - If I Didn't Care

 

Ink Spots最大のヒットであり、1900万枚(!)という大記録を打ち立てた'If I Didn't Care'。全世界のレコード/CDシングルの売り上げとしては歴代9位なのだそう。無論これはboyband全体だと最高位の記録であり、あのThe Beatlesでも21位('I Want to Hold Your Hands')に甘んじているというのだから大したもの。ご先祖様だなんて冗談じゃない、名実ともに"boyband/manbandのトップ"と言って過言ではない。

 

その魅力を支えたのはなんと言ってもBill Kenny (1914年生) ! 上のMVで、一番ノッポの人ですね。彼の歌唱は80年後の2020年現在においても全く古びていない。

 

サムネイルではその隣、少しずんぐりしているのがBilly "Butterball" Bowen(1909年生)。

 

途中でセリフを語り出すのがHuey Long(1904年生)。現代でいうところのラップパート担当か。Hueyは105歳まで生きたんだそうな。長生き。

 

4人目がちょっと分からないが、Billの双子の兄弟Herb Kenny(1914年生)か、またはグループのオリジナルメンバーCharlie Fuqua (1910年生)だろう。

<Snow Man> 祝デビュー!!君はSnow Manを知っているか?〜苦労人の彼らが背負う使命とは〜

本稿は、なんとジャニーズ事務所のboybandがテーマです。自分でも驚いた。まさかこんなにハマるとは・・・きっかけはつい最近知ったYouTube「ジャニーズJr.チャンネル」。2018年からスタートしていたのね。全くノーマークだった。

 

その中のSnow Manなる9人組のプレイリストに2020年早々ハマってしまい、もう抜け出せないでいる。なんなら、ついこの間登場した「Snow Manチャンネル」も含めると、全部の動画を3回ずつくらいは余裕で観ている。

 

本稿では、バラエティ豊かな彼ら9人の魅力を、オススメ動画と共にお伝えし、その締め括りとして彼らの背負う「使命」を考察してみたい。

 

1992年生組

元はジャニーズJr.内のユニットだったSnow Man。1992年生が3人、1993年生が3人の、合わせて6人のお兄さん組に、年少組の3人が加わって晴れてデビューを迎えたという経緯をもつ。バラエティ番組やネットニュース等で既報の通り、このお兄さん組6人はJr.歴10年超という猛者揃い。ジャニーズJr.チャンネルのSnow Man担当回も、前半はこの6人のみ登場する。

 

ちなみにboyband的に1992年生といえば、Baek-hyun (EXO)、Josh Cuthbert (Union J)、Nick Jonas (Jonas Brothers)、Jin (BTS)、数原龍友 (GENERATIONS from EXILE TRIBE)、同じ事務所の重岡大毅 (ジャニーズWEST) など。事務所的に選手層の薄めな1992年生に期待の新人を大量投入。

 

深澤 辰哉(1992/05/05生)


Snow Man【ふっかちゃん】マジギレ!? 深谷市ご当地キャラに会いに行こう完結編

ジャニーズの「ふっか」こと深澤さん。グループ最年長の茶髪イケメン。クレーンゲームの鬼。仕切り役といえばまずこの人。憧れは現副社長の滝沢さん。

そんなふっかさんの名刺がわりの動画といえば、埼玉県深谷市ゆるキャラふっかちゃん」に会いに行こうシリーズ。特にこの完結編では、歴史上の偉人(の息子の写真)に、コンパニオンのお姉さんに、親戚の怪しいおじさん(失礼!)みたいな深谷市長に、そしてツッコミがキレッキレなゆるキャラに、縦横無尽に切り込んでいくふっかの真骨頂が堪能できる。一人で(当時の)メンバー六人分の大活躍。

美人のコンパニオンさんに、ムフフな顔で行進してついていく渡辺さんがカワイイ。

 

佐久間大介 (1992/07/05生)


Snow Man 【超大作】人狼ゲームでガチバトル…あなたは人狼を見破れるか!?

Snow Manと、同日デビューの六人組SixTONESとを大きく分けるのが、この日本人離れした白いお顔の美青年、佐久間さん。つまり、佐久間さんがいるのがSnow Manで、いない方がSixTONES。そう言い切れるほどこの人の存在はデカい。彼が登場して一言発するだけで、YouTubeチャンネルの「向こう側」が、ただの平べったい画面ではなくって、奥行きのある空間であることが「見えてくる」。ついでに観ているこっち側の温度も上がる。不思議なムードメイカー。

他の動画では賑やかしの脇役に徹する彼だが、ブレイクしたこの人狼シリーズではもう大暴れ。死体役からゲームマスターまで、何もかもが板についている。こういうキャラクターが彼の一側面に過ぎないことは、例えばデビュー曲「D.D」にてAメロの頭、しかもバク転直後の歌パートを任されていることからも分かる。つまり、歌の要でもある人。

 

渡辺翔 (1992/11/05生)


少年忍者【自己PR】Snow Manに名前を覚えてもらえ!

ジャニーズJr.のユニット少年忍者、総勢22名がYouTubeチャンネルへの出場権を賭けて、渡辺氏(サムネ手前)に必死の自己アピール。果たしてその結果は・・・

年少者を殊の外に大切にする、というのはboybandの必要十分条件。クールな見かけによらず、他のメンバーに比べてかなりおっとりというか、ちょっとおっちょこちょいな雰囲気のある渡辺さんにとってはなかなかの試練。お陰でこちらも渡辺さんのお名前、バッチリ覚えられました。

他にも、サンリオ命、わたる世間はナベばかり、のお人。グループ随一の愛されキャラでもある。

 

1993年生組

Boybandの1993年生は、ズバリOne Directionの年。Zayn MalikにLiam PayneにNiall Horan。他にも、Piero Barone (Il Volo)、Nathan Sykes (The Wanted)、Suga (BTS)、Curtis T Johns (Five to Five)、Taemin (SHINee)、白濱亜嵐 (GENERATIONS from EXILE TRIBE)。同じ事務所には同い年も沢山。

 

宮舘 涼太(1993/03/25生)


Snow Man【康二ウェルカム】超簡単激ウマ!向井家チンジャオロース「今夜のオカズ 宮舘を添えて」特別編

向井さん歓迎企画で、料理の貴公子「ダテ様」こと宮舘さん(サムネ右)が腕をふるう。そのレシピはなんと、向井さんの御母堂の直筆。仕上がりは上々で大人気、誰も損をしないという素敵な企画。

カメラの前だと焦って早口になるメンバーも多い中、あえて溜めて、溜めて、低イイ声で語りかける独自のスタイル(&カメラ目線)。憧れはジョニー・デップジェシーSixTONES)と二人で北山さん(Kis-My-Ft2)の家で号泣、という意外な交友録を持つ*1

顎のカタチがYORIさん (DA PUMP)と岡田万里奈さん(ex-LoVendoя)にそっくり。つまりは女性顔。

 

岩本照 (1993/05/17生)


Snow Man 【最終回】ジャニーズJr.チャンネル卒業旅行で寝るの禁止!&重大発表

「照」と書いて「ひかる」と読む。グループのリーダーで振付師。お化け屋敷嫌い(後に克服)。シルバニアファミリーコレクター。体脂肪率1桁の締まった体にもご注目。

運転席での雄姿が光る岩本さん。リーダーの面目躍如。赤いバンダナが眩しい。そうか、事務所も免許持たせるようになったのね・・・時代は変わった。

岩本・佐久間コンビの、何故か意気投合しちゃうヤンキー&オタクの構図には、映画「下妻物語」をちょっと思い出したり。古いかな…

 

阿部亮平 (1993/11/27生)


Snow Man 【祝!令和元年に天才深澤誕生?!】阿部ちゃん先生第5弾

ジャニーズ初の大学院卒、阿部氏が仕切る阿部ちゃん先生シリーズ。ジャニーズ初の気象予報士でもあるらしく、まさにミスターハイスペック。ラストは恒例の長いお御足をご披露。憧れは嵐の櫻井さん。

普段は深澤さんの仕切りに全てを委ね、一番端っこで大人しくしている阿部ちゃん。だが、教壇に立つと一味も二味も違う独特のツッコミ力でメンバーもタジタジ。彼の見事な仕切り力は、人狼シリーズのゲームマスターでも遺憾なく発揮される。

 

年少組

追加メンバー3人の役割は、上6人のチームワークを良い意味で乱して再構築すること。その点にかけては向井さんを筆頭にキラリと光る人選。

 

向井 康二 (1994/06/21生) 


Snow Man【10問10答】新メンバー意識調査!なぜかあの人も参戦 !?

向井さんは7:20~。ムエタイジムでジャニーさんからスカウトされた異例の経歴の持ち主。Jr.歴はリーダーと同じ。今この動画を見返すと、なんだかんだ言って康二くんの夢は沢山かなえられている気がするので、残るはスノボだな。是非!

三者三様、「何故Snow Manに入ったのか」ということについてはそれぞれ思う所があるように察するが、康二くんほどそれを強く自覚している人は他にいない気がする。佐久間さんとは違う角度からガガッと場を乱して、ちょっとイラっとさせて(笑)次の人へと繋ぐトーク力。関西仕込みのミスター強心臓。

1994年生の同い年Harry Styles (One Direction)、J-HOPEとRM (BTS)、Ashton Irwin (5 Seconds Of Summer, drums)、Andy Fowler (RoadTrip)、和田颯 (Da-iCE)、RIKU (THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、ソロだとJustin Bieber。同僚ではSixTONESの年長組(髙知優吾、京本大我)と同い年。

 

目黒蓮(1997/02/16生)


Snow Man【新メンバー企画】京都の老舗天ぷら屋さんで大盛上がり!前編

Snow Manに召集されたばかりの"めめ"こと目黒氏歓迎企画。京都の超高級料亭にて。目黒さんの雰囲気に合った高待遇。

初々しい年少組の彼が、グループ内で幅を利かせるほどのクールキャラに成長するまでにはそう時間はかからなかった訳で。温かい先輩6人と、それを羨む向井氏。

そんなクールな目黒さんの趣味はザリガニ釣り。ザリガニを掴む手は本職そのもの

1997年生は、Richard Camacho (CNCO)、DK (SEVENTEEN)、 Austin Porter (PrettyMuch)、Drew Ramos (In Real Life)、Sario Solomon (Five to Five)、吉野北人(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)。同じ事務所では神宮寺勇太 (King & Prince)、森本慎太郎 (SixTONES)。

 

ラウール(2003/06/27生)


Snow Man「D.D.」MV (YouTube ver.)

デビュー曲のセンターに躍り出た、最年少エースのラウールさん。最年少が実は一番しっかりしている、というboybandのセオリー通りの人選で思わずニヤニヤしてしまう。お兄さんたちに追いつけ追い越せで、精神年齢が実年齢よりもだいぶ高くないと辛いことが多そうだが、彼なら大丈夫な感じがある。フリップがいつも達筆。見ていて若干気になるのは、ブロンドに染めた御髪がプリン化しちゃっていること。

2003年生のラウール氏は、マリウス葉氏(Sexy Zone、2000年生)を抜いて、ジャニーズのデビュー組の中でダントツの最年少。ジャニーズが2003年生を遂にデビューさせたのは英断と言って良い。同い年は・・・うーん、紹介できるほど有名な人は多くないな・・・眉毛が長いところは、ソロ歌手のDenis Colemanと似ているような気もする。

 

Snow Manの使命

以下はあくまで個人的に思うこと。上の動画9個をじっくりご堪能いただければ、ここから先は読んでいただかなくても構わない。

 

俺が思う彼らの使命は、「『呪い』を解くこと」だと思う。もう少し具体的に表現するなら、「Japanese boyband memberの幸せを世界標準まで引き上げること」。

 

外側から見ていると、この事務所って、前社長があんな感じ*2だったせいもあり、「成長することが喜ばれない」呪い、もっと言うと、「成長が許されない」呪い、「未熟が尊ばれる」呪いにかけられている*3。その反動かもしれないけれど、年に一度や二度くらい、その犠牲者を目にすることがあるでしょう。朝の誰かのツイートで。昼のワイドショーで。夜のニュースで。

 

Boyband watcherの端くれとして、俺みたいなおっさんですら、そういう報せを耳にすると心がザワザワして人ごとではいられなかったりする。何故なんだろうね。きっとそれは、あまりにも不幸なのだからだと思う。

 

その点、10年以上も鍛錬を積み、いろいろ回り道をしたであろうメンバーがいるSnow Manはとても心強い。俺は正直、この中のメンバーの誰かが在籍中にサクッと結婚して、子どもをもうけたとしても、それを喜ばないファンはいないと思う。みんな、彼らが苦労を十分すぎるほど味わって、ようやくこの日を迎えたことを知っているからね。むしろ、彼らの「成長」を幸せなことだと思わせるくらい、ファンを良い意味で裏切って欲しい。

 

指輪をはめた手でマイク握って、ファンの前でラブソングを歌うとか

 

お子さん抱いてライブ終わりに挨拶するとか

 

そろそろそういうアイドルが日本から出てきてもいい。それが世界標準だから。自分よりはるか下の年齢の子たちだからこそ、成長できない呪いにいつまでも囚われて悩んでる姿はもう見たくない*4

 

おまけ。最後にどうしても紹介したい曲。


Snow Man「Crazy F-R-E-S-H Beat」Dance Video (YouTube Ver.)

 

パッと聴いた感じは、'江南スタイル' (Psy)、それを真似た'Perfect Human' (RADIO FISH)に、サビは'Rat-tat-tat' (三代目 J Soul Brothers)なんだけど、上の'D.D'よりはメンバーの声の聴き比べがしやすく、岩本さん作のダンスも楽しい。特に康二くんの声がまんま韓流スター。こんな感じで、年次関係なく次に誰が飛び出してくるのか分からないのがSnow Manの魅力でもある。

*1:Potato 2019年2月号、p.14の北山×ジェシー対談より

*2:柴田英里「新緑のアクアリウムジャニー喜多川少年愛ユリイカ令和元年11月臨時増刊号「総特集 日本の男性アイドル」p.133

*3:未熟さを一部肯定した論評として、カキン・オクサナ「日本の男性アイドルの文化人類学-『未熟さ』を愛でるファン文化の検討」同ユリイカ p.67

*4:ちなみに日本では不思議と、女性アイドルの方が一歩も二歩も先を進んでいる。藤本美貴さんのYouTubeチャンネルとかは良い例で、アイドルからハロプロファンへの篤い信頼なしでは到底成り立たないような濃いコンテンツばかり。必見です。

<In Real Life> In Real Life、解散

www.instagram.com

 

2020年早々、In Real Lifeが解散を発表しました。

 

5人は元々、オーディション番組"Boyband"の覇者たち。だから、自然発生型のboyband(友達同士、兄弟とかね)とは違って、「この5人」にこだわって活動する必要は、必ずしもなかった。

 

けどね、随分頑張ったと思う。デビュー曲の'Eyes Closed'のMVとか観ていても、飛び抜けて光った何かは見出せなかったものだけど。

 

'Eyes Closed' (2017/09/16 MV公開)


In Real Life - Eyes Closed (Official Video)

 

クリスマスソングを挟んで、2018年一発目のリリースが'Tatto'。ちょっとこの曲調はWhy Don't Weっぽかったんだよなぁ。

 

'Tatto' (2018/02/14 MV公開)


In Real Life - Tattoo (How 'Bout You) (Official Video)

 

で、次が'Tonight Belongs to You'。こちらはレゲトン調で、CNCO寄り。

 

'Tonight Belongs to You' (2018/07/13 MV公開)


In Real Life - Tonight Belongs to You (Official Video)

 

こんな感じで専ら同世代バンドのフォロワーだった彼らが一皮剥けたのが、'Got Me Good'。印象的なイントロは2020年の今聴いても鳥肌が立つ。ちょっとダークな日差しと、夏の残り香。個人的にこの曲がIRLの代表曲。

 

'Got Me Good' (2018/09/06 MV公開)


In Real Life - Got Me Good (Audio Only)

 

残念ながらGMGの公式MVはお蔵入りしてしまった。もしよければ、YouTubeを漁るか、本ブログを遡るかして、彼らの神がったGMGのライブ映像をご覧ください。曇り空のライブ、後半の稲光が奇跡を演出。

 

そうそう、最年少Brady Tuttonの高くて甘い声が大々的にフューチャーされたのもこの曲が初、じゃないかな。このGMGと、少し間が空いてリリースされたサマーソング'Crazy AF'により、Bradyが完全にChance Perezのお株を奪った感ある。

 

'Crazay AF' (2019/04/05 MV公開)


In Real Life - Crazy AF (Official Video)

 

上の2曲で貯金をたっぷり稼いだので、'Somebody Like You'みたいなミドルテンポの曲にも余裕が見える。すっかり5人のペース。

 

'Somebody Like You' (2019/05/24 MV公開)


In Real Life - Somebody Like You (Lyric Video)

 

'She Do'もうまくハマってたよなぁ。'Crazy AF'みたいにお気楽な曲も、'She Do'みたいにちょっと陰のある曲も、どちらも乗りこなしている。

 

'She Do' (2019/08/24 MV公開)


In Real Life - She Do

 

スペイン語で始まる曲であっても、もはやCNCOの影響は跡形もない。やりたい放題の'Don't Go'。どっちかというと、このハッチャケぶりはPrettyMuchに似ている。

 

'Don't Go' (2019/09/21 MV公開)


In Real Life - Don't Go (Official Video)

 

で、'California Christmas'。今思えばこの曲の雰囲気は、boyband documentary "In Real Life"のラスト、クレジットタイトルに相応しい。

 

'California Christmas' (2019/12/02 MV公開)


California Christmas

 

髪型の変遷が目まぐるしかったDrew Ramosが、ラストのMVでほぼ坊主なところまでboybandらしい。Liam Payne (One Direction)とか、もっと遡るとJustin Timberlake (*NSYNC)とかね。皆、スッキリした髪型でソロを始めるという伝統。

 

グループのリリースにもある通り、これはIn Real Lifeとの別れを意味するものではない、ということは確認しておきたい。また会う日まで、ってヤツですね。スパッと解散して前を向くというのは、5人が5人ともソロで食べていける実力と人気と自信をつけた証でもあり、かなり頼もしい。期待してますよ。

<2019年まとめBoyband vs. Manband> 2019年総評 ~重鎮manband復活の年~

さぁ、お約束通り総評です。

まずは、今回のセットリスト。カッコ内はグループ年数(結成年基準の数え年)です。リストを追うだけで目が愉しい!

 

    Boyband Manband

1st round

(12/17)

🇺🇸In Real Life (3)
'Crazy AF'
🇺🇸Jonas Brothers (15)
'Sucker'

2nd round

(12/18)

🇺🇸AJR (14)
'Break My Face (Apptronic Version)'
🇺🇸Hanson (28)
'Better Days'

3rd round

(12/19)

🇰🇷BTS (8)
'작은 것들을 위한 시 (Boy With Luv)'
🇺🇸O-Town (19)
'OFF'

4th round

(12/20)

🇬🇧Louis Tomlinson (One Direction) (10)
'Two of Us'
🇬🇧Robbie Williams (TAKE THAT) (31)
'Gold'

5th round

(12/21)

🇯🇵INTERSECTION (3)
'Who Do You Love'
🇺🇸B2K (22)
'Girlfriend'

6th round

(12/22)

🇺🇸BROCKHAMPTON (5)
'If You Pray Right'
🇺🇸New Kids On The Block (ft. Debbie Gibson(35)
'Boys In The Band (Boy Band Anthem)'

7th round

(12/23)

🇺🇸Why Don't We & Macklemore (4)
'I Don't Belong In This Club'
🇯🇵石野卓球 (電気グルーヴ)(31)
'関西電気保安協会'

Half Time

(12/24)

DA PUMP, GENERATIONS from EXILE TRIBE, ll Divo, Il Volo, ゴスペラーズ, Out of the Blue, Mark Kibble (Take 6), Johnny Gill (New Edition), Jack & Jack, Nik and Jay, 東方神起, Super M, SUPER JUNIOR, 東京力車, ゴールデンボンバー, X1, , Emblem 3, Union J, Human Nature, Lockie Chapman (The Overtones), RoadTrip, V6, MiC LOWRY, The Black Eyed Peas ft. Esthero, NXTGEN, Lee Ryan (Blue), Aston Merrygold (JLS), United Vibe, Kevin McHale (NLT), Max & Harvey, McFly, Next Town Down, Rak-Su, Love Harmony’s, Inc., Citizen Queen

8th round

(12/25)

🇦🇺5 Seconds of Summer (9)
'Teeth'
🇮🇪Westlife (22)
'Hello My Love'

9th round

(12/26)

🇰🇷NCT Dream (4)
'BOOM'
🇺🇸B5 (18)
'WAVE'

10th round

(12/27)

🇬🇧Princes to Kings (4)
'Break It Down'
🇺🇸Howie D (Backstreet Boys) (27)
'No Habro Espanol'

11th round

(12/28)

🇯🇵Da-iCE (6)
'Fake Me Fake Me Out'
🇯🇵Lead (17)
'Be The NAKED'

12th round

(12/29)

🇬🇧New Hope Club (4)
'Permission'
🇬🇧Busted (19)
'Shipwrecked In Atlantis'

13th round

(12/30)

🇺🇸PrettyMuch (4),

🇺🇸CNCO (5)
'Me Necesita'

🇬🇧BBMak (22)
'So Far Away'

14th round

(12/31)

🇰🇷SEVENTEEN (4)
'HIT'
🇮🇪Boyzone (27)
'Love'

 

<出場者データ(本戦のみ。カッコ内は2018年データ。なお2019年結果においてPMとCNCOは別カウント)>

全出場グループ:29 (29)

参加国:6(🇯🇵🇺🇸🇬🇧🇮🇪🇦🇺🇰🇷)(6) 

 内訳:🇯🇵4 (3)、🇺🇸13 (14)、🇬🇧6 (7)、🇮🇪2 (2)、🇦🇺1 (2)、🇰🇷3 (1)

団体:25 (24)

個人:4(Louis TomlinsonRobbie Williams石野卓球, Howie D) (5)

オリジナル:27 (21)

カバー:1 (Boyzone)(7)

2019年リリース:26 (27)

2018年以前リリース:2(B2K, Boyzone)(2)

 

Manband結成年最長:New Kids On The Block (35)

Manband結成年最短:Jonas Brothers (15)

Boyband結成年最長:AJR (14)

Boyband結成年最短:In Real Life, INTERSECTION (3)

 

Manband最年長:石野卓球電気グルーヴ、1967年生) 

Manband最年少:Bryan Jesse Breeding (B5、1994年生)

Boyband最年長:Adam Met (AJR、1990年生) 

Boyband最年少:Zac Pile (Princes to Kings、2005年生)

 

2018-2019 IN & OUT

Manband

IN→ O-Town, 石野卓球 (電気グルーヴ), B5, Lead, Busted, BBMak

OUT→ DA PUMP, Il Divo, Bobby Brown (New Edition), Human Nature, Justin Timberlake (*NSYNC), The Overtones, Take 6

Boyband

IN→ AJR, NCT Dream,  Da-iCE, New Hope Club, SEVENTEEN

OUT→ NORD, Next Town Down, Out of th Blue, RoadTrip

 

前回と同様、「紅白歌合戦のBoyband vs. Manband版」を自分の中で組み立てて1日ずつ公開する、という企画でした。今回も無事間に合ってよかった・・・後半戦のレビューが雑になってしまったのはちょっと心残りではあるんですが。

 

本選外のグループもなるべく12/24 (Half Time)に押し込んで、できるだけ紹介するよう努めました。その結果、2019年に新曲リリースのなかったBoyz II Men、All-4-One、3T、98°が選外に・・・って、前回とまんま一緒。

 

以下、セットリスト(本戦)のグループについて。

Manband編

タイトルにもある通り、2019年は重鎮バンド復活の年。Jonas BrothersB2KWestlifeBBMakをどうご紹介しようかをまず考えた(なお、Bustedを入れたかったのでMcFlyは外した)。このうちJonas BrothersとWestlifeはそれぞれ前半後半の頭を飾ってもらうことに。これは割とすんなり。そして一部でカルト的人気を呼んでいるBBMakはトリ前に収まってもらい、新曲が出なかったB2Kはそこそこのところにご登場頂きました。

トリは、絶対Boyzoneに決まりだろうと。ラストライブを観に行ってなかったら彼らを選ぶことはなかったな。前半戦ラストは当初、ゴールデンボンバーを候補に入れていたところ、過去記事を読み返し石野卓球 (電気グルーヴ)氏に決めました。このグループを"Manband"としちゃうのは彼らに失礼かなと思いつつ、記録として絶対に残しておくべき曲だと考え、前半戦ラストにブッキングしました。

同じく絶対に入れておきたかったのがB5。彼らはManband列伝をまとめる過程で発見したイケメン達で、おそらく2020年現在、日本で彼らに注目しているブログはウチだけ。インディーズレーベルらしいので毎年の新曲リリースは期待できないかもしれないが、もし何か動きがあれば(延び延びになってるEPリリースとかね)ここでお伝えしたい次第。

全体的に、前回(2018年)後半戦出場だったバンドは前半戦に、その逆で前回に前半戦登場のバンドは後半戦に、それぞれ配置したつもり。そうでないとこもあるけど。ほら、よくあるでしょ、本家の紅白でも、前年にトリ務めてた演歌歌手さんが、翌年は前から3番目とか。あんな雰囲気を出してみました。だから、HansonとかRobbie Williams (TAKE THAT)とかNew Kids On The Block (ft. Debbie Gibson)とかはごっそり前半戦。

あとはそうだな・・・Leadは今後もまだまだ活躍が期待できるJapanese manbandだったのでリストに加えました。印象としては彼らの先輩DA PUMPのヒット曲よりも相当強い。サビの「手の鳴る〜♪」って、そういう音とリズムのハメ方ってアリ?っていう、よくよく聴くとかなりクセになる曲です。しかもそれが冒頭のAメロからずっと一貫してるっていう楽しさ。

これは後でも触れるけど、洋楽バンドが主戦場な本ブログの性質上、Japanese band、Korean bandは各3枠ずつにしようと初めは決めていて、前者のうち2枠は意外にもmanbandだった。ただ、後者のKorean bandは3枠ともboybandだったのがバランスを失した感じ。でもね、2020年(にもしこの企画があるとしたら)、実はKorean manband枠が既に1つ、埋まってるんだな、フッフッフッ・・・(寝言)

 

Boyband編

Manbandに比べて勢いがちょっと弱く感じられたboyband。2018年は激アツだったWhy Don't Weも PrettyMuchCNCOも、うーん・・・後ろ2つは年末にかなり興味深いコラボしてくれたので、それでトリ前に配置しました。もしこのコラボがなかったら、PMは'Gone 2 Long'でBBMakと、CNCOは'Pretend'でLeadと、それぞれ対戦してもらうつもりでした。

で、予想外のコラボのお陰で、1枠空いたワケですよ。こ、これは・・・絶対Da-iCE入れたい!!同世代の先輩格Leadとぶつけたい!と思った結果が11日めです。どっちもゴージャス。これでJapanese bandは都合4枠とヒイキしちゃったけど全く悔いなし。

勢いが弱い、と書いてしまったが、In Real LifeINTERSECTION5 Seconds of SummerNew Hope Clubはもう聴いた瞬間、一発で採用。どのバンドも「2019年はこの曲!」というイチオシ揃いです。特にISはリリースが多い年だったけれど、'Who Do You Love'が出なかったらここには選べなかった。相当イイ曲です。MVもシャレてるし。

大トリはSEVENTEENで決まり。もう絶対に。2019年、ホントにこの曲がラストに相応しいかについては、もちろん異論はたくさんあると思う*1けど(普通に選んだらBTSだろう)、K-POPの渦に引きずり込まれた個人的きっかけはセブチだったので、その記録として彼ら14人をお神輿に乗せました。'HIT'って紙吹雪がとても似合う曲だから、そういう意味でもぜひラストに聴きたい。LAのK-CON Live動画は、彼らのイキったステージングがお見事。全員揃って冷静さが蒸発しちゃってる(笑)

 

以上が2019年セットリストの総括です*2。ここで書かなかったバンドにも思い入れはそれぞれあるけど、今はそれを書く精神的余裕がゼロなので、書きたくなったらそれはいつかどこかで。

 

以下、本ブログの2020年について。

 

まず1つ目は、Manband列伝の2020年版アップデートがしたい。特にK-POPに力を注ぎたいなぁ。2010年代はK-POP界にカンブリア大爆発が起きていて、そのせいだろう、英語版Wikipediaのカテゴリー"South Korean boybands"には既に216グループ(!)以上の記事が載っているとのこと。非常にざっくり数えて、"American boybands"で92グループ、"Japanese boybands"で85グループ、"English boybands"で62グループの記事しかないことを考えると、これら3つを合わせてやっと追いつく情報量って一体なんなのよ。まぁ、はっきり言って異常なんだけど、その異常性を俯瞰して理解したい気持ちもある。まだ歴史の浅いK-POP boybandが今後どうなっていくのか、その行く末を占うための先行資料ならたっぷり揃ってるし。

あと、ジャニーズ事務所も所属グループが増えたし、ネット上で公式動画が載ったら、それもぜひ紹介したいところ。ジャニーズ系に対する食わず嫌いを無くしたい、と、2019年紅白のキンプリを観て切に感じた。あのステージから、彼らが愛される理由がよく分かった。

 

2つ目は、毎週ちょびっとでもいいから、Manband列伝とは別に記事を書きたい。一時期、もうなんだかげっそりして(理由はいろいろ)、途絶えてしまった時期もあったのだけど、今回セットリストを組んで大変楽しかったので、2020年も年末に向けてガソリンとなるような新曲記事を書いていきたいと思います。まぁ、みんな、読みたいグループの記事しか読みに来ないんだけどね。

 

3つ目はライブ。そのうち、大枚はたいてVegas Residencyとか行ってみたいなぁ・・・Robbie WilliamsとかHuman NatureとかDonny & Marieとか(シブい!)。夢のまた夢。宝くじが当たったら行こう。

 

以上、2020年の抱負はそんな感じです。今年もよろしく。

*1:どう聴いてもサビはBackstreet Boysだもんね・・・

*2:本リストにご不満な方がもしいれば、その方は乗田さんの2019年まとめがしっくり来るのかも。あちらは邦楽ベース、ウチは洋楽ベース。

<2019年まとめBoyband vs. Manband> 千秋楽!'Love' by Boyzone vs. 'HIT' by SEVENTEEN!

晦日。 あっという間の一年でした。

 

今年は、あなたにとってどんな年でしたか?

 

行く年に想いを馳せつつ、2019年まとめはこの2組で締めたいと思います。

 

まず先攻manband

 

2019年は「復活の年」でした。

 

思い起こせば、Jonas BrothersB2KWestlifeMcFly、そして昨日紹介したBBMak。

 

昨年からの準備期間も合わせて考えると、これだけの重鎮たちが2019年に揃って新曲をリリースし、アルバムを発表し、あるいは復活ツアーで各地を巡りました。

 

そんな中、昨年、25周年ツアーの開催と共に2019年末の(再)解散を発表したグループがいました

 

'Love' by Boyzone (2018/10/04 MV公開)


Boyzone - Love (Official Video)

 

*****

Boyzoneメモ

Irish boybandの先駆けと言っていいBoyzone。その物腰柔らかな楽曲群と、確かなカバーセンス、しかし意外と戦闘能力高めなメンバーの個性がぶつかり合う稀有なmanband。

すっかりデッカくなっちゃった、一応高音担当、なはずのMikey Graham (1972年生)

後輩Brian McFadden (Westlife)とのバンドBoyzlifeのTwitterアカウントも取得して準備万端なKeith Duffy (1974年生)

グループ最後の来日では高音コーラスも(若干)頑張ってくれた(ような気がする)Shane Lynch (1976年生)

そしてBoyzoneの太陽にして、この人いなかったらやっぱりどうにもならんかったであろうRonan Keating (1977年生)

この4人に、さらに故Stephen Gately (1976年生)が(関空経由でZepp大阪の屋根から降りて)加わって、2019年のラストライブは良い出来でした。

 

まぁ、昨年の記事なんですが。
guamman9bonbon.hatenablog.com

 

  

Boyzone 2019年3大ニュース

*大ニュース、といえば6月の電撃的来日しかないでしょう。

直前まで本当に来るのか来ないのか分からず、チケット取ったはいいけれど大阪まで行って空振りはやだな、とか思っていた。時間の関係で途中参加を余儀なくされたのだけど、いざZeppに着いたら、なんと言おうか、良い意味でアットホームというか。まぁ正直お客さんの入りは少なくて後方席はガラガラだった。休日じゃなかったし、来日発表が突然だったからね。そんな環境にもめげず(?)、4人はさすがプロ、気丈なステージング。上手側だったのでしっかりRonan御大からも目線を頂いたし、客席を練り歩いて大サービスしていたKeithもカッコ良かったしで大満足。Mikeyは若干調子崩し気味だった。Shaneはあまり印象に残っていない。

ラストの'Picture of You'ではちょっとウルっとしてしまった。ホント、お疲れさまでした。'Love'、アンコールで期待してたんだけど聴けなかったので、本稿で採り上げることにしました。まさにラストにぴったり。

*ちょうどその一月前、Why Don't Weが全く同じ場所と時間帯でライブをしていた。休日でもなかったが、WDWはさすが売れっ子、後ろまでギッシリ。

20年後、Why Don't WeはBoyzoneと同じように、(ラスト)ライブができたりするのだろうか。そう考えるとちょっと切なくなった。「Why Don't WeはBoyzoneの夢を見るか」というタイトルでブログを書こうとしたけれど、タイトルを思いついただけで手は動かなかった。

ラストライブは10/26だったようです。一番手前側にKeithのお嬢さんが見えます。お客さんギッシリで良かった良かった。

 

 

 

さて。

 

去るバンドがあれば、来るバンドもあります。

 

後攻boyband。2019年まとめのラストを飾る、大トリの紹介です。

 

ウチのブログにK-POPの風を吹き込んでくれた彼らは、海を越え、今年、日本にやってきてくれました。

 

セブチよ!2020年へのドアをノック…いや、HITしてくれ!!

 

'HIT' by SEVENTEEN (2019/09/12 動画公開)   


[KCON 2019 LA] SEVENTEEN - HIT|KCON 2019 LA × M COUNTDOWN

 

*****

SEVENTEENメモ

13人と3チームと1グループ、で、合わせて17 (SEVENTEEN)。そんな不思議な足し算が由来の大所帯K-POP boybandは、性格も体格も声質もまるで凸凹にもかかわらず、他のグループとはちょっと変わったアプローチの楽曲群と、正確無比なボーカル&ダンススキルで世界を唸らせる。

おおらかな統括リーダー兼グループの父、S.COUPS (1995年生)

'HIT'では大活躍、グループの母JEONGHAN (1995年生)

細身に見えて意外とマッチョな高音系JOSHUA (1995年生)

なかなかグループにうまく馴染めない主要メンバーJUN (1996年生)

歌も達者なダンス番長HOSHI (1996年生)

グループきってのドスの効いた低音系WONWOO (1996年生)

ブレインにして頼れる歌唱指導者WOOZI (1996年生)

中国出身の穏やかな中間管理職THE8 (1997年生)

背中で男を語る、渡世を泳ぐ主夫MINGYU (1997年生)

ミュージカルの主演に大抜擢、グループの核の一人、DK (1997年生)

ダイエットを経てすっきり小顔に、ハイトーンとフェイク使いのSEUNGKWAN (1998年生)

西洋風の顔立ちに鋭いラップのVERNON (1998年生)

末っ子だが実は一番しっかりしてると噂のダンスマシーンDINO (1999年生)

 

次に誰がセンターに飛び出して来るのか全く予測のつかないセブチ。 新曲リリースが待ち遠しいバンドは、彼らくらいかもしれない。

  

guamman9bonbon.hatenablog.com

 

SEVENTEEN 2019年3大ニュース

*今年のシングルリリースは'Home'、'Happy Ending'、'HIT'、そして'독: Fear'。これらを集めたアルバム"An Ode"は日韓両国で1位を獲得。シングルチャートで苦戦しているようだが、それは彼らがK-POPのど真ん中から少し外れたところにいるためかもしれない。そこが自分にハマったポイントでもあるのだけど。

*そしてサマソニ・・・熱かった。お目当てだったのはGENERATIONS*1、最も充実したライブはBROCKHAMPTONだったのだが、終わってみて一番、衝撃が尾を引いたのはSEVENTEENだった*2

振り付け動画を凝視し続け、メンバーの顔と名前が瞬時に浮かぶまでになったK-POPバンドはセブチが初めて。凸凹大所帯なのに統制が取れていたり、ボカチ/ヒプチ/パフォチと3チーム分かれてるはずなのに実は垣根がなかったり、センターが決まってそうで決まってなかったりと、なんだか目が離せないところに魅力がある。例えて言うなら、贔屓のラグビーチームのような存在感。

*アジアの音楽賞レースを横目で見ていると、まだまだBTSの後塵を拝しているのが分かる。BTSにはBTSの魅力があるように、セブチにはセブチの良さがあるので、そこがもっと評価に繋がるといいなぁ。有象無象のK-POP boybandの中から、2020年は頭一つ抜けていただきたい。

 

ここまで、2019年まとめ、いかがだったでしょうか。

 

正直、セブチがいなかったら、未だにK-POPの楽しみ方が分からず、途方に暮れていたところ。

 

来年も13人のままでいてくれるかなぁ。そこだけが気掛かり。

 

ということで、以上の選出を踏まえた2019年の総評は、おそらく年明けになると思います。

 

それではみなさん、良いお年を。

*1:SEVENTEENが始まる前、周囲の会話に耳を澄ませて驚いたのは、セブチの出番を待ち焦がれていたファンの内の何人かがGENERATIONSの元ファンだったこと。GENEメンバーの名前はもちろんのこと、曲名とか歌詞やダンスがどうこうだとか、彼女らはだいぶ詳しかった。その中の一人は、なんと家族ぐるみでGENEのファンだったらしく、その場でスマホからお母さん(!)に数原さんの両腕タトゥーの話をしていた(笑)。LDHさん、ファン、取られちゃってますよ!

*2:そういえばこの3組、全部大文字。